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The ultimate single guitar amp その後 [音楽]

The ultimate single guitar amp その後

Tone Circuit.jpg










最近勉強させていただいているTomo Fujitaさんの教えに従って、ギターアンプにトーンコントロールを増設して、トレブリーな音にして練習効果をあげようともくろんだ。なんと思い切って一日休みをとり、電子部品のワンダーランド、秋葉原まで足を延ばした。メイドさんが沢山歩き回っていてオジサンには居心地が悪かったなあ。ものすごく背が高い女の子が汚れたメイド服を着てふらふらと歩きまわっているのを見たんだけれど、世紀末を感じたね。電気関係のお店もあんまりやってなかったのも残念だった。真空管系は特にそんな感じだった。それでもめげずにかつて気に入っていたお店を歩き回り、店員さんに呪文のような言葉をつぶやいて、細かい部品をちまちまと買い集めて楽しい時間を過ごした。時間の関係で海神無線が開いて無かったのは残念だったなあ。おばさんは元気だろうか。まあこういうのはオタクにしかわからない楽しみだ。買い物のあとにはかつてのように蕎麦屋で一杯やりながら収穫したパーツを愛でたりすることはせず、、、だってコロナはヤバいからね、、、早々に帰宅して作業に取り掛かった。蕎麦屋でコンデンサを撫でまわしたりするのは我ながらおかしいとは思うのだが、いいつまみになるんだこれが。そういうやつを神田の老舗で目にした人は、実害はないのでまあ優しい目で見守っていただきたい。

さて実際の作業は私にとってたいした内容ではなく、狭いスペースにいかにきれいに配線をまとめるかという事だけなのだったが、驚いたことに老眼が結構進んでおり、納得のいく作業をこなすのにはずいぶん手間暇がかかってしまった。もうこういった遊びは最後にするつもりで頑張って、なんとかトーン回路を増設した。オレンジドロップとマイカコンが可愛いでしょう?こんなこと言うやつはやっぱり我ながらおかしいんだと思うが。

その後いそいそとアンプをキャビネットに収めて音を出してみたのだが、、、。回路の動作は完璧だ。たしかに上品な感じにトーンが効いている、しかしノイズがなあ、、、。完ぺきにノイズ対策をしたハム付きのギターなら多分大丈夫だろう。しかし私はシングルが乗ったストラトでやっていこうと決めてしまったのだ。我慢できないレベルまで弦アースしていないときのノイズが増えてしまった。ああ、これはダメだ、あきらめるしかない。ということで、次の休日はせっかく増設したトーン回路を取り外すことに数時間使うことになってしまった。残念無念。

それでもまあ、わるくない一日だったと思いたい。やっぱりこのアンプはこれで完成なんだなあ、いじっちゃダメなんだなあ、と改めて納得した私だった。


その後>
トーンを取り外して復元完了、としたのだが、私の悪い性格で、欲を出してボリウムを新しいものに代え、真空管も新しい高価なものに代えたところノイズが。全てのパーツが”代えるな!”と主張しているとしか思えないので全てもとにもどした。そうしたところ、やはり多少の音色の変化や背景雑音の増加などはあるが、元に戻ったようだ。おそらく長時間通電すれば全てが元に戻るだろう。電気信号が通らないところでも回路をいじると音色が変わる等のオカルト話を聞いたことはあるのだが、本当なのかもしれない。何も代えずに、いけるところまで行こうと思う。今日もこのChamp、いい音している。

その後練習のために使い倒しているのだが、期待に応えてじわじわと音が落ち着いてきて、ノイズも減ってきたようだ。狭くて大音量を出せない拙宅で使うことが前提であれば、これ以上のアンプはなかなかないだろうな。このアンプは作って正解だったと思う。
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