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2022/09/14   浴室暖房乾燥機 [Home Improvement]

2022/09/14   浴室暖房乾燥機



浴室暖房乾燥機の調子が悪い。これには24時間換気のシステムが組み込まれているのだが、風呂上りの浴室乾燥や、洗濯物の乾燥に毎日毎日休みなく10年以上使いまくったところ、まず、本来必要のないサウナ機能に問題が生じ、次にモーターからジンワリとグリスがにじんできて、ついに浴室乾燥機を使う際に24時間換気がうまく動かなくなってしまった。引き渡しの時に据え付けを担当した職人さんと話をしたところ、現代の技術をもってすれば、モーターというものは24時間使い続けて少なくとも10年は持つ、とのことだったのだが、ちょうど10年で全体的に怪しい感じになってきた。

我が家の浴室暖房乾燥機は、サウナをはじめとしたなんだかおしゃれな機能が複数ついているのだが、我が家族はそういった洗練された機能を必要としないため、年余にわたって放置してきた、つまり、暖房と乾燥、それから24時間換気の基本的な機能以外はほぼ全く使わないままに10年間過ごしてしまったのだ。本来、それで何ら問題がないはずなのだが、面倒な問題が発生してしまった。どういうことかというと、サウナ機能が正常に動いているかどうか何度か試したところ、当初は正常に動いていた霧状の水を散水するための電磁弁がカルシウムで固着してしまったらしく、水漏れするようになってしまったのだ。頻繁にサウナ機能を使わないと電磁弁が固着するということはマニュアルにも書いてあるのだが、我が家は基本的には現場に出てなんぼの肉体労働者的な働き方をする家族なので、自宅でサウナなんか楽しんでいる暇なんてありはしないのだ。しかし文句を言ってもたらたらと天井から降ってくる水滴が止まるわけではない。家人に何とかしろと厳命され、いろいろ調べた末にサウナだけのために設けられた水栓を閉じることで対応した。もともと使わない機能なので、なんだかさみしいけれど全く問題はなかった。しばらくはそれでよかった。

その後さらに深刻な問題が発生。浴室暖房乾燥機なので、浴室を何時間も温めて乾燥させるのが役割の一つなのだが、使用限度が来たためなのか、高温にさらされすぎたためなのか、モーターからじんわりとグリスが漏れてきたのだ。そいつがほこりを内部に入れないためのフィルターを汚してしまったのだが、どこに問い合わせてももうフィルターの在庫がないという。モーターは部品として手に入れることができるので、自分でモーターを交換して使い続けることも考えたのだが、水漏れの件もあり、フィルターの件もあり、私はなんだか嫌になってしまった。我が愛する日本の特に水回りの業界は、商品を消費者が長く使ったり、自分で修理したりしにくい構造を長年にわたって構築しており、こうやって買い替えを迫って商売をしているのだろう。頭にくる。自分たちが作った製品なので、長く使ってもらいたいと思わないのだろうか?まあこんなところで愚痴を言っても何も変わらないか。それで、嫌になってしまった私は地元の業者に相談することにした。本来、より広い地域をカバーしている実績があって実力がありそうな業者に相談したかったのだが、連絡してみると業界内での住み分けのようなものがあり、地元の業者以外に相談すると、話がうまく運びずらい仕組みになっているため、結局そうせざるを得なかったのだ。業界内での競争を避けるためにそういう目に見えにくいシステムが作られているのだろう、頭にくるがどうしようもない。いろいろやって複数の業者に相談してみたのだが、建築業者→販売業者→広域にカバーしている製造業者→地元の製造業者と、たらいまわしにされて頭にきた。私は時間を無駄に垂れ流す趣味はないし、冬になる前にとにかく何とかする必要があるのだ。それで地元の業者にあまり多くを期待せずに連絡した。選択肢が他にはほとんど残されていなかったので仕方がない。

幸いにして、見積もりに来てくれた方はかなりきちんとした方で、値段以外には私的に文句のつけようがない対応をしていただいた。運が良かったのか日頃の行いが良かったのか。しかし我ながら困ったものなのだが、電磁弁はもう10年たつので手に入らない、というのはどうも納得がいかず(だってほかの製品にも使う汎用部品でしょう?)、見積もりの後に、自宅を立ててくれた業者にもう一度相談してみた。すると再びたらいまわしされた末に比較的信頼できそうな会社につながり、少なくとも表面的には面倒を見てくれた。彼らが言うことには、地元業者はかなり良心的なので見積もり通りやってもらった方がいいという評価だった。それが正しいのかどうか納得がいかない部分もないわけではないが、金額には目をつむって地元の業者に仕事を発注することにした。私は新築当初据え付けられていたPanasonicのものを選んだのだが、他のメーカーのものと比べて2倍近くするというのだ。それでも細かいことはすでにどうでもよくなっていたので見積もり通りお願いすることにした。しかしその後多忙で休みが取れずしばらく放置。時間的な余裕ができてから施工をお願いすると、当初の見積もりの有効期限が過ぎているので、もう一度見積もりをする必要があるという。ここで私はまたまた頭にきてしまった。しかしまあ先方が何と言ってくるかを待つのがいいだろうと気長に待っていると、製品の値段は数万円高くなったが、同じ値段で施工できるとのこと、喜ぶべきなのか悲しむべきなのかこの時点ではわからなくなっていたが、とにかく仕事をお願いすることにした。  

据え付けは2名でやってくれた。事前に私自身がしっかりと養生をして、職人さんが仕事をしやすいようにできる限りバスルーム内に物を置かないようにした。現場が熱くないように工夫したり飲み物を提供したりも当然させていただいた。施工前に彼らとお話しをする時間があったので、時間がかかってもかまわないし、できることはなんでも協力するのでとにかく丁寧に施工してほしいとお願いした。二人はかなり頑張ってくれ、私自身も作業にずっと付き合ったのだが、プロっぽい作業でほとんど不安を感じるようなことはなかった。業者に作業を頼んで満足することはあまりない、文句が多い私なのだが、今回は珍しく、納得のいく作業をしていただくことができた。施工してもらったその日から、入浴後とか洗濯後とか、わが家族たちは浴室暖房乾燥機を使い倒している。そうそう、ノズルが詰まるのが嫌なので、最近はサウナ機能を結構な頻度で使っていることも報告しておきたい、うん。

最近Home Improvementの話が続くのだが、次はトレイの話を書いてみたい。

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