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2022_10_06   Sea Monkeys③ [Sea Monkeys]

2022_10_06   Sea Monkeys③



それでやってみた。ガラスのきれいな水槽を洗って、水道水の量をきちんと測って水槽に投入。6リットルでやってみることにした。人工海水の量は、1リットルにつき36グラムで海水と等張になるという。すぐに使えるというが、やはり塩素が気になるので、人工海水に加えられた成分によって中和されるとは聞いているが、1日放置しておいた。そしてエアレーションもぬかりなく準備した。連続運用しても安心安全と思われる国産の小さなポンプを買って、シリコンチューブも手に入れて適当な長さに切った。あとは先端に軽石のようなものでできたエアストーンをつけて準備完了だ。病院で点滴するときにつかう、クリップのようなパーツが付属していたので、そいつでエアの量を調整、卵が孵化するのを待つ際は、ガンガンとエアレーションするほど孵化率が上がるのだという。なのでこれまでに集めた情報に従って強めのエアを24時間吹き込むことにした。それで秘蔵のソルトレイク生まれ、と私が信じている、ブランド物のブラインシュリンプエッグをごくごく少量投入して様子を見た。

いやしかしおかしいぞ、というのは、人工海水がいつまでたっても溶け切らないのだ。なにか問題があるのかもしれないと思いつつ、ぐるぐるを海水をかき混ぜて様子を見たがどうもうまくない。何か失敗をおかしていないかとすべてを最初から確認したところ、どうも水分量の計算を間違えたらしい。信じられない。残されたメモから計算すると、望ましい濃度の倍の濃さの海水を作ってしまったようなのだ。信じられない。あんなに慎重にやったのに馬鹿じゃないのかオレは。怒っても仕方がないので、卵交じりの水を半分捨てて、適切を思われる濃度の人工海水に修正した。この操作によって、ある程度エッグが失われるのは避けようがなく、本当に申し訳ないとシンクから流れていったブラインシュリンプの神様にお詫びした。申し訳ない申し訳ない。さらに調べてみると、孵化には海水の塩分濃度である3.4%ではなく、2%のほうが孵化する確率が高いのだという。このあたりで私の心は千路に乱れたが、通常の海水の塩分濃度である3.4%が悪い筈はないので、そのまま行くことにした。ブラインシュリンプのブラインというのは塩という意味で、他の生物が生きられないほど塩分が濃い水に適応することでこれまで生き延びてきた生物なのだということなので、塩分が濃い分には大丈夫だろうという判断だ。逆に、大きく育って環境の変化に強くなった成体であっても、真水の中では一日二日しか生きられないのだという。迷ったが僅かにエッグを追加して、そのまま様子を見ることにした。

翌日、水槽の中はぴくぴくとうごめくブラインシュリンプが沢山、笑うようにして漂っていた。なかなかいい眺めだった。やればできるんだオレだって。こんな簡単なことに苦労している自分に苦笑。頭の調子がおかしいのかもしれない。続く。

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