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2023 COLLECTION MADE IN JAPAN HERITAGE 60S JAZZMASTER [音楽]

2023 COLLECTION MADE IN JAPAN HERITAGE 60S JAZZMASTER



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何も考えずにこいつを手に入れた。手元に着た楽器は、まあそれなりに丁寧に作られている。しかし細かく見てみると、Bodyのバックに浅い細い長い傷。ボタンか何かでこすった後なんだろうと思う。Polishで軽く磨いてみても消えない。Dynaの品質管理はこんなもんか?まあそうなんだろう。かつて購入したDyna製の楽器で、ボディの一部にバフが当たっていなかったこともあったっけ。残念だがFujigenには軽く負けているな。ちょっと悲しいが仕方がない。店頭品よりはましと思ってあきらめるしかないか。せっかくFenderから小売店を通さずに出来立てほやほやの楽器を直接買ったのに残念だ。運送業者にギター好きな人がいて、、、いやいやもうやめよう、失礼な発想は。とにかくもう細かくてくだらないことは考えないことにする。苦しいだけだからね。あ、低音弦のハイポジのあたりがなんだかアブラギッシュでてかてかしているぞ。こんなところだれかが弾くということは考えずらいので、、製造~搬送過程での問題だろう。まあこれもイイことにしよう。あ、この楽器の指板はローズのラウンド張りなんだ。そうなんだ。新しい発見だ。新品なのにローズが汚れていて、拭きあげるとクロスが真っ黒になる楽器は珍しくないような気がするのだがどうしてなんだろうか。

ボディを抱えた感じは、さすがに大きい。相対的にボディが薄い感じがするし、ネックが遠くについているような印象を受ける。しかし斜めに構えることが前提に設計されているので、座っていても立っていても演奏が楽だ。これがこの楽器を購入した目的なのでこれでいい。買った甲斐はあるというものだ。弾いてみると、スプリングの共鳴が結構あって、不思議な感じ。サスティンが短いのは構造上のものだろうか。なんかFenderのSolidギターを弾いている気がしない。もちろん胴鳴りはないわけだが。

ネックはどうだろうか、、、木目はあまりよくないな。数年前であればはねられた可能性があるほど、派手な鉱物混入のシミと節がある。ネックのにぎりはやや太めのCといったところ。ローポジが太めに設定されているのが私の手に馴染む。何とかこのままでも受け入れられるかなという印象だ。もう少し太いとなおいいのだが。指板のはじを丸めていないので少し指が痛いが、それでも結構弾きやすい。指板のRが7.25なので、昔の楽器を弾いている印象。コードにはいいが、チョーキングには向かないというヤツだ。しかしこれでいい、これがいい。自分的には十分つかえるとおもう。しかしすでに順ぞりしているのは何とかしてほしい。木部の管理がいまいちなのはいつものことだがこれも少し残念だ。自分で調整できない人はどうしているのだろう。

ともあれこの楽器、全体にきちんと作ってある。木材の質は最高ではないが良質、アルダーの3Pを覚悟したが、塗装を透かして詳しく検分したところ、2Pの可能性が高そうだ。Off Centerの2PというのはFenderの伝統なのか。しかしネックといい、ボディといい、塗装のせいもあるのかもしれないが、全体の鳴りはかなり控えめだ。生音はこもっている感じでぬけが悪い。手元にあるFCSとくらべても、MIJのLimited Collectionと比べても、正直ちょっと寂しい感じ。この感じ、つくりはいいがなりが控えめ、というのは、以前に短期間手元に置いてあったMIAのTele、JimmyPageのミラーテレに似ているかな。あの楽器は手に入れて、本気で付き合うつもりだったのだが、ナットの切り方に問題があって交換をお願いして、結局交換してもらう予定だった個体にも問題(センターずれ)があって、返品になってしまったんだっけ。残念だった。高いがサービスのいい信頼に足るお店だった。あれからわけのわからない買い物を繰り返してここまで来てしまったのだが、今手許になるこの完成度がいまいち低いマスプロ楽器で打ち止めにできるかどうか。わたしはこれでできると思っている。自分に必要なものはすべて盛り込まれているからね。アンプを通せばそれなりの音になるはずだ。まだ大きな音では鳴らしていないけれど大丈夫だと思う。

期待していた弦のテンションなのだが、想定より強めに感じる。指にまとわりつくような感じが欲しかったのだが、それは残念ながら手に入らないようだ。今後、トラスロッドを調整したり、弦高を下げたり、細かい設定を追い込みたいのだが、MasteryBridgeが来てからやろうかな。それまではこのまま弾いていこう。OriginalのBridgeは、質量が控えめに作られており、Leoが作っただけあってそれなりに考えられた構造で、結構よくできていると思うのだが、トレモロを使うと大変なことになるのはやはり想定通り、というか当初の想定を超えている。これはひどいよ。これではまったく音楽にならない、というのが正直な感想だ。この不安定なブリッジを手なづけてこの楽器を使い込んでいるつわものMusicianももちろんいるだろうけれど、私がやりたいことは楽器の調教ではなく音楽そのものなので、改良版のDefactStandardであるMastery Bridgeを装着してから設定を追い込みたいと考えている。とにかく腰を傷めずに長時間弾いていられる楽器が必要なんだよ今のオレには、うん。あとは”色”かな。この色の楽器が欲しかった。

まじめなハナシ、この楽器は”形”と”色”を買ったようなものなのだ。それにしてもSonicBlueっていい色だなあ。たしか昔Cadelacを塗った色かなにかだった筈だ。私の楽器はとりあえずこの色がいいな。この色で全てそろえてしまおうか?これで2本目なのだよ。もういいかげんにしろと、天下来声が聞こえてくる。わかっている、わかっているけどやめられないのだ。しかし自分的にももうこれでやめにしたいのだが。この楽器を引き倒すことができるかどうか。とりあえずMasteryBridgeが手元に届くのをまって本格的に稼働させるつもりだ。その他もろもろ、つまらないものを買っているのだがまた報告したい。読んでくれる人はあまりいないだろうけれど。

その後ブリッジまわりをいじり倒しているのだが、調整すればするほど驚くほど楽器の鳴りが変わり、自分の好みに楽器が近づいていく。調整することになれているものにとっては、これは素晴らしい持ち味だと思われる。Bridgeを変えてしまう前に、とりあえずOriginalを弄り回して楽しみたいと思う。久しぶりに純粋に楽しい。この楽器と一緒にいればとりあえず幸せだ。

タグ:JAZZMASTER Fender
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