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日本の車を買ったよ -18- 困ったやつがいた [クルマ]

日本の車を買ったよ -18- 困ったやつがいた

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前回“爆走1500㌔”というブログを書いて、昔読んで憧れた、浮谷東次郎の“がむしゃら1500キロ”という本を思い出した。浮谷東次郎と聞いてもピンとこない若者たちよ、一読をおススメする。ともあれ、FD2の話題を続けよう。

先日爆走した1500㌔のほとんどは、言うまでもなく有料の高速道路だったのだが、道路の上でおかしな体験をしたので、報告したい。私のFD2は見たとおりのドブネズミ色で、ドノーマルで一切の飾りを施していないので目立たないことこの上ないクルマだ。しかし遠くから見れば羽も生えていることだし、アクセルを開けば結構いい音がするし(騒音ともいうが)、で、稀に人から絡まれることがあるのだ。そういう話を書きたい。

高速道路で気分よく飛ばしていたら、ふわふわと自由な感じで走り回っている某ドイツ系高級車がいた。なかなかいいクルマだな、と眺めていると、加速して私の前にでてきて、バックフォグを浴びせていなくなった。ああまぶしい、何のためのフォグだとおもっているんだこいつは?と思って頭にきた。そのクルマはすぐに私の視界から消えたので、まあいいや、と面倒くさいことを考えるのをやめて運転というこの上なく楽しい行為に再び浸りこんだ。私はその後追い越し車線に移ってゆるゆると加速したのだが、そうするとどこからそのクルマが再び現われて、私のクルマぎりぎりまで後ろから迫ってくる。私の頭の後ろには目が着いていないが、ミラーを見た感じでは、恐らく30-40センチ程度まで近づいているようだ。ああ、これは頭の狂った人なんだな、勘弁してくれよな、と考えてすぐに車線を譲った。そのクルマが加速して私のクルマを追い越して行くことを期待したのだが、そうはならなかった。某ドイツ系高級車はまた私の前に出てきて、、、、。このあたりでこのクルマが私にかまってほしがっていることを確信した。しかしそのやり方はなんだかかなり古臭く、汗臭い昭和の香りがするようだ。“ロータスの狼”なんて言ってもわかってくれる人はほとんどいないと思うが、まるであんな世界に突然しかもむりやり引きずり込まれたような気がした。正直に言って暑苦しい人が今でもいるんだなあ、と思った。日本の由緒正しい田舎のど真ん中の高速道路で、私はなんだか勝負を挑まれているようなのだった。そういうのはご免こうむりたい。キミとは一緒に遊びたくないんだよオレは。

この人は多分友達がおらず、誰も相手にしてくれないので、目に付いた車に絡んでスピード競争でもしているんだろう、と見当をつけ、寂しい人だなあ、あまり親しくなりたくないなあ、とシカトを決め込んだ。するとどうだろう、その車は今度は追い越し車線に移り、私のクルマの真横を走り出した。運転手は私にぴったりと並走しながらこちらを見て、何かを話しかけてくる、、、。気持ちが悪い、、、。これもやっぱりシカトするしかないだろう。それできっちりとシカトした。するとそのクルマはしばらく私の真横を流していたが、ようやくあきらめた様子で、やがて鞭を入れたように加速してどこかへ走り去ってしまった。

クルマのナンバーも記憶したし、記録も画像で残すことが出来た。警察に提出して危険行為として報告することも考えたのだが(警察が報告を受け取ってくれるかどうかはわからないけど)、考えているうちに空しく、そしてなんだか悲しくなってしまったので、今のところ警察には連絡を取っていない。皆さんはこんな人に絡まれたことがありますか?私はあります。

それでとってもいやな気持になりました。
もうやめてね。

タグ:FD2
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