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亀戸 にし田 せいろ 大盛り 1100円 [日本蕎麦]

亀戸 にし田 せいろ 大盛り 1100円 (写真差し替え予定)Nishida.jpg

懐かしい亀戸天神の入り口に、江戸そば にし田とある。仕事で近くに寄ったので、これ幸いと足を運んでみた。お店の中は、田舎の小学校の床のような油をしいた木の床、コンクリ打ちっぱなし風の壁、太い木で囲った梁。カウンターもテーブルもあり、意外と広々としている。居心地よさそうな空間であるが、訪いを入れて導かれたテーブル席には煙草の灰と食べ物の残骸が残っていた。テーブルを拭き忘れていたのだろう、残念だ。

気を取り直してせいろをお願いした。基本が800円で大盛り1100円、あと150円でものすごい大盛りを出していただけるようだが、遠慮しておいた。さてさて。久しぶりに山口県のやる気がある蔵で醸されている”貴”をすすりながらお蕎麦を待つ。懐かしい味で、さっぱり、しかし奥行も薫りもある。満足だ。

まったりとしているうちに、ようようお蕎麦が到着。角盆に塗りのせいろ。小皿にさらし白葱と生山葵。蕎麦つゆは蕎麦猪口とは別に、ずいぶんたくさん供された。

お蕎麦はやや太め、エッジはやや丸まっており、○○と太っている印象。わずかな太さや長さのばらつきは、手打ちならでは。粗目の星も適度に散っている。箸で持ち上げてみると、みっちりと中が詰まっているような印象だ。目をつむってお鼻をピッタリ、クンクンとやってみると、やや荒削りな穀物の薫り、クルミの薫りと私が呼んでいるやつがプンと鼻をつく。なかなかいいではないか。数本手繰ってみると、ムチムチとした噛み心地。しかし残念なことにおそらく氷水で思いっきり冷やしたためと思われるが、温度が下がりすぎてお口の中でぽっきりと折れてしまうかのような感覚。喉越しもいまいちかな?しかしおいしいお蕎麦であることは間違いない。

さてさて蕎麦つゆは、、、と。見かけはきれいな薄紫で透明さを感じさせる、典型的な江戸前ではない蕎麦つゆ。プンとカツヲのいい薫りに加えて、小魚系の味わいもある。海藻系は入ってなさそうだ。記憶の中では、市川の安田の蕎麦つゆに似ているかな。太めの力強いお蕎麦に合わせるだけの強さはないかも?それでお蕎麦を数本手繰り、半分程度蕎麦つゆに浸してやってみると、やはりお蕎麦が勝ってしまっている。それで格好悪いけれど、お蕎麦の“肩”まで蕎麦つゆに浸してやってみると、ようやく調和が取れた味となった。次々と手繰ってお蕎麦の世界に没入して楽しませていただいた。

例によって葱と山葵はつまみとしてどんどん楽しんでしまい、のんびりとお蕎麦を手繰っていたのだが、お隣の下町風の方々が煙草をふかし始めたため、食事を急ぐしかなかった。残念だが土地柄仕方がない。鉄ビンに入れられて残念ながら温度が下がってしまった蕎麦湯をそれでもすべて飲み干し、さらにさらに供されたお茶を存分に楽しんでからお店を後にした。ごちそうさまでした。そのあとは、もちろん亀戸天神にお参りしたですよ。

良い;亀戸天神門前の本格的お蕎麦屋さん。場所は最高で、なんだかやる気があるような。日本酒も少ないが良いものをそろえている。
もっと良くなる;お蕎麦と蕎麦つゆのバランスをもう少し考えていただけるとぐっと良くなると思いました。お掃除をもう少し、、、、これはもういいか。
また行く?;Probably
総評;亀戸天神門前の本格的お蕎麦屋さん。老舗なのかどうなのか、おそらく比較的新しいお店なのだと思われる。本格的な手打ち蕎麦を供する。居酒屋さん的な使い方をされることが多いようだ。
トイレ;未使用
駐車場;多分ないと思う。場所がよすぎる。

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