SSブログ

2022/2/20  浄水器を修理した [雑文]

2022/2/20  浄水器を修理した


集合住宅なので、キッチンにビルトインの浄水器が設置されている。フィルターを年に一度取り換えるだけで結構おいしいお水が楽しめるのでありがたいと思っている。しかし浄水器の蛇口にカルシウムなどがたまり、水栓の開閉がつらくなってきた。力がいるのだ。昔はこうではなかったと思う。それで修理をすることにした。

情報を収集してみると、スピンドルというパーツを交換すれば何とかなるらしい。柔らかい金属でできている水栓の肝となるパーツで、こいつが機種ごと、会社ごとに少しずつ違うためにDIYでの対応を困難にしている。業界はこうやって仕事を確保していると聞いているが、あまりいいやり方ではない。米国では多くの規格が統一されており、プロアマの技量の差もあまり大きくないため、ホームセンターに行けばたいていのhome improvementの準備ができるのだが、わが愛する日本ではそうはいかない。細かく調べて、各所に連絡を取って必要なパーツを調べ、マニュアルなんかにも目を通して、必要な工具を準備して、そこまでやってはじめて安全にDIYが楽しめることになる。これは水回りの修理だし、隣人たちには迷惑をかけられないので気を遣う。良質な情報や工具をできるだけ沢山あつめ、自信がつくまでは手を出すべきではないだろう。

しかし今回は簡単だった。六角レンチで水栓の開閉レバーを外し、スピンドルをモンキーで回して交換すればいいだけだ。しかしスピンドルは柔らかい金属でできており、かなりのカルシウムが蓄積されているため、これが外れないことが多いらしい。専門家によればねじを切ってあるので、外れる方向に力をかけながらトンカチで軽くたたけば簡単に外れるという。水栓はあまり頑丈ではないキッチンに直接据え付けられているため、流しのステンレスなどに過度な力をかけないことが必要だ。私の場合、両手に全力で力を込めてスピンドルのネジだけに力をかけるようにすることで、ぬるりとした手触りとともにスピンドルを抜くことができた。交換はパーツの入手さえ間違っていなければ簡単で、スピンドルをゆっくりとねじ込めばそれで終わりだ。しかしこのパーツ、かなり値段が高く、さして複雑なつくりをしているわけでもないのに3000円以上請求された。DIYでなんでも修理しようとする私のような人たちを受け入れない方向での業界の努力は奏功しているといえるだろう。

浄水器の水栓の開閉は夢のように滑らかになり、ついつい水割りを飲みすぎてしまう私なのだった。

タグ:浄水器
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。