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2022/ 4/13  キリンラガー [麦酒]

2022/ 4/13  キリンラガー



かつてはビールといえばキリンのラガーであり、大瓶のビールはお父さんの晩酌の主役だった。最近はおそらくアサヒのスーパードライがその地位を占めているのだろう、ひょっとすると発泡酒なのかもしれないが。ともあれ、お酒を減らそうと頑張っている私は、心から愛する日本酒を涙をにじませながら減らそうとしてビールに手を出したわけだ。日本酒呑むとその日が終わってしまうからだ。そういうわけなので、ビールは軽くて癖が少ない一番搾りと決めているのだが、なぜか手元がくるってキリンラガーを買ってしまった。仕方がないので真剣に味わってみることにした。記憶の中のキリンラガーは、苦みが勝った堂々とした重めのビールであり、さわやかさとか酸味とかはあまり感じさせないものだったと思う。当時の私にとってはあの味こそがビールだった。あれはあれで好きだったなあ、うん。しかるに現在のラガーは、さわやかさを増し、酸味が前に出ており、にがみはあまり感じさせない。ビールらしい“あの香り”もずいぶん奥ゆかしくなってしまっており、ガツンとした舌ざわり、グイグイくる飲みごたえを感じさせない。万人向けに味を変えてしまったんだろうなあ、というのが私の感想だ。うーん、、、なんというか、、、昔のあの味の方がよかったんじゃない?売れるかどうかはわからないけれど。おそらくキリンが頑張って消費者の好みなんかを調査しまくって、苦労してたどりついたのがこの味なんだろう。それはもちろんわかっているし、お酒としての質は高いんだと思う。私には合わないというだけの話だ。私は旧世代に属する人間なんだなあ、ということをまた自覚した瞬間だった。今風の味は私にはあわないんだなあ、、。日本酒に関しては今風がいいんだけどね。ともあれ、すごく久しぶりにのんだキリンラガー、興味深い体験だった。やっぱり一番搾りの方がいいかな? 

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