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2022_10_05   Sea Monkeys① [Sea Monkeys]

2022_10_05   Sea Monkeys①



遠い日のおもひで、、、幼少時、親にねだってSea Monkeysを購入して、なかなかうまく育たず、生き物を嫌う家族が水槽をトイレに追いやったところ、日光を当てたことがよかったのだと思われるのだが、水槽内の植物性のプランクトンがいい感じに生育して、Sea Monkeyたちがどんどん育ちはじめてびっくりしつつ喜んだ。しかし好事魔多しの例えにもあるように、家族の誰かが水槽を床に落としてしまい、せっかく大きく育ったMonkeysは、その後しばらくして全員が“星”になってしまったのだった。この出来事は非常に深く私の内面を傷つけ、私には生き物を飼う資格がないのだ、と自分を律することになって現在に至るのだが、そういった方面にはめっぽう強い家人がSea Monkeysをなななんと通販で購入してきて私になんとかしろ、やってみろとけしかける。なぜだ。もう“もの”は目の前にあるのだ。必要なのはお水と、手間暇をかける情熱だけだ。やる気があるかって?ないわけがない。もうやるしかないのだ、物事はそういう風にすすんでしまっている。私の“傷”はもう治っているのだろうか?ともあれ、有無を言わさないような形で、あたらしい”物語”はもう始まりつつあるようだ。

まあ昔取った杵柄であるからして、何をどうすればいいのかはもう隅々までわかっている。水を張って、1日置いて塩素を抜いて、海水の元(実はSMの卵も入っている)を加えて、次の粉をいれて、、、、半日ほどで、小さな命がうごめくエキサイティングな時間を迎えるはずだ、、、なのに、何日待っても何も起こらない。信じられない。やっぱりオレのせいなのか?やっぱり誓いを破ったダメなやつなんだオレは、、、。落ち着きを取り戻すまでにしばらくかかってしまったが、冷静になって何が起きたかを考えてみた。たいして難しいことではない。一つずつ起きたことを検証していけばいい筈だ。

海水をなめてみると、ちゃんとそれらしい味がするし、添付の粉を溶かす順番は間違いようがない。水温だって基準の範囲内にとどまっており、ほとんど理想的な生育環境が整っていたはずだ。日に数回の攪拌による溶存酸素の強化だって、忘れずにきちんとやっていた。それでも孵化しないということであれば、あとは卵しかない。卵以外の全てのセッティングを維持しつつリセットすることにした。まだ人工海水は汚れていないしね。孵化しない卵と、水槽の底に沈んでしまった餌をスポイトで取り除き、準備完了。孵化する確率が高いと言われている米国ソルトレイク産のブラインシュリンプ(SeaMonkeyのことだ)エッグの中から、比較的高価で信頼性が高いと言われているものを選択して購入、そいつをごくごく少量のみ水槽に投入、、、すると、今度は当然のように卵の多くが孵化して喜びの時間を迎えることとなった。よしよし、これでいい。つまり添付されていたエッグがダメだったのだ。ひとつずつ問題になりやすい要素を点検して検証して修正するという当たり前のことをすれば、こうやってたいていはうまくいくわけだ。生き物を扱っているので、かならず、ということは誰にも言えないとは思うが、だいたいは大丈夫だ。最近はアメリカ産ではなく、C国とかT国、なななんとR国からの卵も売られているとそうな。定評のある米国製と比べて孵化率はやや劣るものの、品質には大きな違いはないと聞いている。私の手元にやってきたエッグ君たちはどこから来た人たちなのか、本当のことは誰にもわからない。製造会社は米国と記載されているようだがエッグは他国製かもしれない。ともあれ、キットに添付されていたエッグは最近の高温多湿な気候にやられて活性を失ってしまい、結果的に全く孵化しなかったと考えるのが妥当なのだろう。販売元にクレームを入れれば新しい卵を送ってもらえると聞いたのだが、同じことの繰り返しはしたくないので、評判がいい、実績があるブラインシュリンプエッグを購入したのは正解だった。さて今後シュリンプ君たちはどうなることだろうか。うまく育つといいなあ。

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