SSブログ

2023/11/05   Joe Barden DGT-Style N [音楽]

2023/11/05   Joe Barden DGT-Style N



IMG_20231029_041157_1.jpg

















このPUは結構気に入って何セットか買ったように記憶している。しかしもう売り払ってしまって、最後に残ったのがこのネック用のPU一つだ。こいつを自分にとって最後のテレに乗せることを楽しみにしていたのだが、その時が来たような気がしている。手元にテレが数本あるのだが、Fujigenのシンラインが今回のTargetだ。Fujigenのスタッフの方にわがままを言い。大変お世話になりつつ売っていただいたのだが、申し訳ないことに実際に手にしてみるとどうにも気に入らず、なんとか自分のものにしようと苦戦しており、だましだまし、少しずついじりながら弾き倒しているのだが、最近ようやく”こちらがわ”に引き寄せることに成功し、自分の”もの”になってきたので、今後を考えて大きく手を入れようというわけだ。そうすればもうどうしたって手放せないからね。購入当初は、”The way it comes”をそのまま受け入れるのがかっこいいと頭は考えるのだが、私の体がそれを許してくれなかった。特に嫌だったのは、先端が丸すぎるノブと、音は良いのだがオクターブが微妙に合わないブリッジと、それから機能に問題はないが、なんだか薄っぺらい造りのブレードスイッチだった。Fujigenなので作りにスキはなく、パーツのチョイスも手堅いものだ。それは当然のこととして認める。しかしシンラインの上級モデルはないので、私のところにきてくれたこの子はレギュラーモデル仕様であって、仕上げはポリだし、パーツは十分に高品質だが、業界のデファクトスタンダードではないものが選択されているわけだ。

なのでこれまでに、ノブを気にいったものに代えて、その後ブリッジをGotohのオクターブが合うものに代えた。ブリッジの駒の変更で、驚くほど音が変わった。まるで別の楽器だ。これだからテレは面白い、やめられない。単純な造りなのでどこかを少し変えると、ものすごく音が変わるのだ。ともあれ、ここまではごく簡単なModifyなので何の迷いもなく手を入れたのだが、楽器との付き合いが深くなって愛着が増しつつある現在、大きな回復手術をするのはかなりしんどい作業だ。結構気合を入れないと事に当たれない。音だって予想を上回る変化が起きる可能性が高い、というか、間違いなくそうなる。なので、本当はひとつづつパーツを交換して自分に合わせたチューニングをしていくべきなのだ。なのに今回は内臓の総入れ替えをしようと企んでいるわけだ、これはもうばくちレベルの話になってしまう。それは、何度もPGを開け閉めするのがいやなので、いっぺんに済まそうというハラだから。それでも何とか頑張ってお気に入りのパーツ、つまり上記したGBEのフロントPU、BillLawrenceのリアPU、Fender純正のBladeSwith、CTSのポット、オレンジドロップ、それからSwitchcraftのジャックなんかをすべてそろえた。アキバに足を運ぶ暇がなかったので、SHの通販などでそろえたのだが、値段は電車賃を考えるとほぼ変わらない。良い時代になったものだ、私のような者にとっては。内部の配線用に単線で布皮膜を使ったオールドスタイルなものを用意したが、こういうのは真空管アンプに凝っていたころの遺産だ。こんなものがたくさん自宅に転がっているとは我ながらオタクなヤツだと思うが、まあこの際それはいいだろう。準備は万端で自分自身の経験も普通に考えれば十分すぎるのだが、どうにも気合が入らない。これはどうしたものか。体力、行動力、好奇心だけで人生を渡ってきた私のようなヒトが、こんな楽しそうな作業を前にして足がすくんでしまうとは、、、世も末だな。

しかしいい加減な作業をしたくはないので、なんとか少しずつ体をいじめたり、おいしいものを食べたりして、気力が充実するのを待って、それから作業に取り掛かることにしようと考えている。ジャックの小さな穴からギターの内部を最近手に入れたファイバースコープ(こんなものまで持っている!)で覗いてみたところ、導電塗料は塗っていないみたいだ。なのでおそらくノイズ対策は不十分で、PGにアルミテープを張ってあるだけなのだろうと思う。そういえば導電塗料がまだ倉庫に残っている筈だ、、、しかしどこまでやるか、どこまで手を入れるか、それが問題なのだが、貴重なAshを使った楽器なので、上記したが何度もPGを開けたり閉めたりはしたくない。木部の密度が高くないので、ねじ穴がバカになりやすいからだ。まあ最低限、フロントPUのみの交換であれば30分程度でおわる。しかし実際に内部を目にしてみれば、使われているパーツが気に入らない可能性が高い。間違いなくそうなるだろう。内臓全て入れ替えると、慎重にやろうと考えているので、1-2時間かかるのではないか。それだけの時間、集中力を切らせないでいられるかどうか。ノイズ対策まですることに決めれば、塗料の乾燥を待つ数日が加算される、、、。正直今日は自信がないのでやめておこうと思う。

確認すべき事項として、ミリサイズのポットが使われているので、インチサイズのものがもとの穴に入るかどうかということと(→ノギスをしまい込んでしまったので未確認 →ミリサイズだったのでインチサイズのものは使えない、ポットは現状を維持することにした)、BladeSwitchを動かすための隙間がかなり狭いので、スリットにがっちりした造りのCRLのものが入るかどうか(→確認済み、問題なし)、ということをあらかじめ確認する必要がある。純正のPGの購入にはFujigenのお店を通すと4か月ほどかかるということなので、PGを加工することは今回控えようと考えている。なので、そのあたりの測定なんかから取り掛かることにするか、、、。しかしこのだるさはなんなんだろう?ものすごくつらい。前に進む気になれない、、、。歳なんだろうかどうなんだろうか。

→結局、ポットとジャックはオリジナルを残すことにした。コンデンサとジャックも同様だ。開けてみて、Blade Switchが許せるものだったらPUの交換だけで済ませるかどうか、、、、このながれだと、フロントのみ交換してとりあえず終了になりそうだ。その後、1日寝て考えた。F and RのPU交換と、SwitchのNobの交換のみにとどめようと思う。そうしよう今回は。導電塗料の塗布も考えたが、今回はやめておこう。情報は集めてみたのだが。

導電塗料について調べてみたのだが、面白いことを発見したので近々書いてみようと思っている。暇な人はこうご期待。

タグ:Joe Barden
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽