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徒然FD2 2017/11-1 [クルマ]

徒然FD2 2017/11-1  

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大枚を払って内外ともに新車のように整備してもらったFD2は、当然だが大変調子がよろしい。私にとって、自分のイメージ通りに走ってくれるクルマというのは何物にも代えがたい人生の必需品だ。まるで自分の手足が長くなったかのように、走り、曲り、止まることが出来ることのヨロコビ。クルマの代をかえてしまうことも実際考えはしたのだが、車検の後、数千キロを走ってみて、大がかりな整備をしたのは大正解だったとしみじみと噛みしめている。自分の体に合わせて各部を調整してあるクルマというのは、まるで履きなれたジーパンのようなもので、他に変えようがない。おニューのジーパンは素敵だが、やっぱりズボンは履きなれたものに限る。今はただただこのクルマと長く付き合っていけることだけを願うばかりだ。

タグ:FD2
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鎌倉 なかむら庵 もりそば 大 1000エン [日本蕎麦]

鎌倉 なかむら庵 もりそば 大 1000エン
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鎌倉駅前の小町通りは、いつ行っても人でごった返しているため、人込みを嫌う私が足を運ぶことはないのだが、食わず嫌いはいけない、と、お蕎麦屋さんを探してみた。小町から若宮大路に抜けていく小道の途中に小体なお蕎麦屋さんが。あったあった、なかむら庵。信州を起源とする手打ちそばだそうな。我ながらお蕎麦屋さんを探すのは上手いものだ。扉を開けると、さっそく花番さんにカウンターに案内された。さてさて。

鎌倉彫っぽい武骨な木のお盆に乗ってお蕎麦が供された。丸いせいろに乗せられたお蕎麦はやや色黒で角が丸い。星はところどころにランダムに散っている。お蕎麦自体は細め、長さは短めであり、外観がそろわないところは手打ちらしい。田舎蕎麦?しかし短いお蕎麦がけっこうたくさん混じっているのがちょっと悲しい。いわゆる“ザルっぱたき”というやつなのだろうか?嫌われたのかそうなのか?しかし気を取り直してお蕎麦に取り掛かろう。小皿には野趣豊かで鮮烈な芳香を放つ輪切りの葱と、柔らかく解かれている粉わさび、しかしこれは上等で味も薫りも悪くない。蕎麦ツユは小ぶりの蕎麦猪口に入れて供された。蕎麦ツユが足りなくなったら足してください、と、小さな朱塗りの急須?のようなものを出されたのは珍しかった。始めてかも。蕎麦ツユは海辺のお蕎麦屋さんによくあるタイプのカツヲよりも小魚のような風合いが勝ったもの。信州起源とは言うが、海産物は比較的豊富に使っているようだ。わずかだが発酵の深みを感じさせて、好みはあるだろうがよくまとまっている。江戸前とは距離をおいた仕上がりだ。おいしいと思う。

お蕎麦は丁寧に茹で、きちんと冷水で〆られている。例によってお鼻ペッタリスタイルでクンクンしてみると、かそけきお蕎麦の薫り。つなぎの小麦は多少感じさせるが、使われているという卵黄は主張してこない。このお蕎麦は残念ながら打ってからしばらく時間がたっているようで、エッジの丸さもそれを示しているように思われた。さて。お蕎麦はややぼそぼそとしてはいるが細いので、のど越しは悪くない。しかししっかりと噛んでから呑みこんだ方がより楽しめるような田舎っぽい仕上がりで、私はこういうのも好きだ。蕎麦ツユを半分程度くぐらせることにして、あとは一気にかつ無心にお蕎麦時間を楽しんだ。

量がいわゆる“銘店盛り”に近いため、おおもり(大と称する)でもお腹いっぱいというわけにはいかなかった。しかし湯桶で供された売り物の一つであろうと思われる蕎麦湯はとろりと濃厚で、薫りも高く、確かになかなかのものだった。湯桶一杯飲みきった私に、花番さんは追加をくださるという。ありがたかったがすでに満足してしまったため珍しく遠慮させていただいた。それで満足してお店を後にした。観光地のど真ん中にあるにも関わらず、本格的なお蕎麦が楽しめて幸せだった。私のお隣で一生懸命お蕎麦をすすっていた若い女性も、なかなか可愛かった。いい一日だった。次は軽く呑ませていただこうか。


2018/2 再訪 もりそば 大盛り 1000エン

今日は葱も山葵も多めに盛られており、お蕎麦もやや平打ち気味ではあったがなかなかおいしかった。蕎麦つゆはやはり同じ方向性。お腹が空いていたこともあり、大変満足しました。お店が混んでいたのが珠に瑕かな?ごちそうさまでした。
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Kamakura 2017/11-1 [Kamakura]

Kamakura 2017/11-1

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雨の間を縫うようにして、ようやく念願の“まんだら堂やぐら群”を目にすることができた。有名な名越切通も楽しむことができて大満足だ。準備不足で見落としたものもあるが、なに、気にすることはない、また足を運べばいいことだ。


妙本寺.jpgいくつかのおなじみになったお寺さんや神社にお参りして、いつもの通り妙本寺にお参りして、それでようやく心も体も軽くなって鎌倉を後にした。もうしばらく頑張ろう、と思った。

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雁木(がんぎ)ノ弐 純米吟醸 無濾過生原酒 山口県 八百新酒造株式会社 税込み3456エン [日本酒]

雁木(がんぎ)ノ弐 純米吟醸 無濾過生原酒 山口県 八百新酒造株式会社 税込み3456エン


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とあるお酒屋さんに足を運び、ドキドキしてしまった。獺祭、天晴、天明などなど、吞めば間違いなく幸せになるお酒が目白押しだったからだ。黒牛とか、愛宕の松とか、もしお店にあればちょっと冒険してみようか、、、などと思いつつ目についたのがこのお酒、雁木だ。どこかのサイトでお気に入りだ、と書いてあったので、すべての誘惑を振り切ってこいつを手にしてみた。3500エンはちょっと高いかな?それでも私は山口県の人やお酒に興味があるので、外れても後悔しないぞ、と、一升瓶を手にいれた。

一升瓶を小脇に抱え、てくてくと歩いて拙宅に。ドアを開けるや否や早速封を切ってみる。外見上は真っ白で透明な、鮮烈な印象を与えるさらりとしたお酒だ。いつものぐい吞みではなく、大振りのワイングラスで味を利いてみることにした。上立ち香はお米と僅かな、うーん、何というか果物に一歩届かない酸味を残した洋風の香り。一口含んでみるとずいぶんまろやかであり、舌の上ではトロリとしている。ちょっとセメダイン?のような薫りもするようだ。奥行はやや浅いが、広がりは十分。おいしい。飲み込むと、最初は酸味、次に一瞬だけ苦みを舌に残して薫りを強く感じさせることなくさっぱりと消えていく。昔風のお酒を現代風にリメイクした感じ?それが第一印象だった。

獺祭50と比較してみると、うーん、この時点では獺祭のほうが好きかな?ともあれ、ゆっくりと味と薫りの変化を楽しみつつ、一升呑み終わってから判断を下すとしよう。

今のところ、呑めば必ず幸せになるお酒は、私の場合、獺祭、天明、天青、屋守、醸し人九平次、田酒、といったところなのだが、最後に田酒を口にしたのはずいぶん前になるな、、、。

次は愛宕の松を試してみるつもりだ。


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徒然FD2 2017/11-2 [クルマ]

徒然FD2 2017/11-2

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素晴らしいクルマを運よく目にすることが出来た。遠目に見て古い英国車かと思ったのだが、近づいてみると私の大好きなCosmoSportsだった。誰が乗っているのか知らないが、信じがたい程の極上コンディションで、失礼とは思ったがついつい写真を撮らせてもらってしまった。カメラを持っていればよかったのだが、暗い駐車場でスマホ、ブレブレの情けない写真となったが、クルマの存在感はしっかりと表現されている。

私のFD2も、このままずっと乗っていれば、こんな感じになるのだろうか?
そうだといいのだけれど。

タグ:FD2 Cosmo Sports
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Kamakura 2017/11-2 [Kamakura]

Kamakura 2017/11-2

ダメだとてもやってられない、これは鎌倉にいくしかない。しかしどうして仕事の日はピーカンで、鎌倉行こうとすると雨になるのか?ということで、雨天決行したところ、運よく空は泣き出さなかった。御成り通りの鳥一でいつものチキンコロッケに加えて鳥からをおごった。空からごちそうを狙っているとんぴに気をつけながら、もぐもぐと食べ歩きしながら妙本寺にGoだ。鳥からはおいしいけれど、なんか特別なの?とっても量が少なくって残念だった。
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気になっていた蛇苦止堂と蛇苦止の井にお参りしてからいつもの場所へ。なぜか大好きでそこにいるだけで気持ちが落ちついてくる祖師堂の近くで安らかな時間を過ごすことができた。鎌倉は山の天気なのだろうか、みるみるうちに日が陰り、温度も下がってきたので、軽装の私は震えながら帰途に就いたのであった。ありがたい一日だった。明日からまた、頑張れる、かな?

タグ:妙本寺 鎌倉
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徒然FD2 2017/11-3 [クルマ]

徒然FD2 2017/11-3

久しぶりにお気に入りの峠を流してみたのだが、じつに充実した時間を過ごすことができた。細かい道を詳しく覚えているわけではないので、次々と目の前に現れるコーナーはすべて新鮮で刺激的だ。早く走りたいときには安全のためにナビを使ってコーナーを先読みしておくようにしているのだが、そうすると無心で走りに没頭することはできない。状況に応じてナビをオンにしたりオフにしたりして峠のドライブを楽しんだ。

私のFD2には乗り心地が良くなることで有名なホンダアクセスの足が組んであるのだが、こいつにはダンパーの動きを5段階でマニュアル調節できる機能がついている。FD2は本来スピードだけを追求するクルマなので、本来あまりロールを感じさせない設定になっているのだが、ダンパーを柔らかくするとあまりスピードを乗せなくてもロールする感覚を楽しむことができる。さらに私のFD2にはフルバケがおごってあり、私のお尻と地面との間はほとんど空間がないので、実際のスピードに比べてはるかに高い体感スピードを味わうことができる。このクルマは本来、スピードを出さないとドライブを楽しめないセッティングになっているように思われるのだが、上記のような僅かなモディファイで、タウンスピードでもドライブを満喫できる乗り物に変わる。椅子とか足回りとか、実に奥が深い世界だ。

ドライブの快感は最終的には脳が感じる刺激なので、速度そのものを楽しんでも、ロールの感覚を楽しんでも、質的に多少の違いはあるものの、快感は快感だ。安全に長くドライブを楽しむために、速度を出さずにクルマを楽しみ尽くすべく、無い知恵をふり絞る私なのだった。

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上野 藪蕎麦  せいろう 大盛り 1080エン [日本蕎麦]

上野 藪蕎麦  せいろう 大盛り 1080エン

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藪御三家といえば、神田、浅草、それから池之端と覚えている。まごまごしているうちに池之端の藪はお店をたたんでしまわれた。悔やんでも悔やみきれない。江戸時代の伝統、というか“熱”のようなものの残滓を是非味わってみたかった。

残念だな、とくよくよしていたところ、ひょんなことから上野に藪があることを知った。どこからどのようにして暖簾分けしたのか、そんなことは気にせずにとにかく足を運んでみた。なんとアメ横の喧騒を離れたすぐそば、焼き鳥の煙が漂うような雑踏の中に小さなビルが佇んでいる。藪の行燈(といってよいのか)は、まさに神田の藪を思わせるような趣だ。若者がたくさん並んでいたが、席はたくさんあると聞いていたので待つことにした。

私はたいてい一人で蕎麦屋の暖簾をくぐるので、比較的はやく席に通されることが多い。幸いにして今回もそうだった。通されたのは、一階の蕎麦打ちを眺めながらお蕎麦を楽しめる二人用の小さなテーブルだった。まずは、と、供されたのはそば茶だ。やや出がらしではあったが、いかにもお蕎麦屋さんらしい、心温まるお茶だった。すぐにせいろうの大盛りをお願いした。神田の藪のように、“いらっしゃいーーーー”などのCallがないのは寂しいが、神田に比べて小体なこのお店であれをやられると頭が痛くなるかもしれない。

30代と思われる職人さんが、ガラスで仕切られた目の前の蕎麦打ち場で蕎麦を打つ、打つ、打つ。メガネをかけたクールな彼は、汗をかくでもなく、疲れた様子をするでもなく、とにかく淡々とお蕎麦を打っていた。なかなかの手際だと思った。

待ちかねたころにやってきたお蕎麦は、角盆に載せられている。まあるい蒸籠にそこそこの盛りだ。客に対して正しい向きにして(ざるが客から見て横向き)供された。小皿に生山葵とさらし葱。山葵はとても良いものだったが、葱は水にさらされすぎて薫りが飛んでしまっていた、ちょっと残念。蕎麦猪口には蕎麦ツユは満たされておらず、脇に小さな徳利が。これもちょっと残念だが蕎麦ツユはちょっぴりだけだ。我ながらうるさい客だ。しかし、文句はない。堂に入ったプレゼンだし。さてさて。

例によってお蕎麦を数本手繰る。ここのものは普通のお蕎麦の色をしており、星はあまり目立たない。クロレラの色だと言われている、緑っぽい感じは皆無だ。まずはお鼻にぺったりクンクン。おお、やや弱くはあるが、わずかなつなぎの薫りに負けない良質な穀物的なお蕎麦の薫りがする。これだ、これがほしかったんだオレは。お蕎麦は細め、エッジはいい感じに立っており、手繰ってみるとお蕎麦がながーーーーーーーい。ちょっと手繰りにくいかな?しかし手打ち手切りでこんなに長いお蕎麦ができるのだろうか?目の前でまさに打たれているお蕎麦は、私が口にしているものほど長くはないように思われる。あれは特別なの?謎は深まるばかりだ。まあいい、お蕎麦は美味しければいいのだ。しかしこのお蕎麦、しっかりと冷たい水、もしくは氷水できっちりと〆られており、歯切れものど越しも良好。後味も爽やかである。しかしすこし冷やしすぎ?温度をあげれば、もうすこしお蕎麦の薫りがたってくるのかもしれない。蕎麦ツユは、藪的な、それなりに辛いツユではあるが、ややまとまりに欠けるかな?わずかな苦みがあるのはいいように思うのだが。やはりお店が違うと味が違うんだなあ、当たり前だけれど。

ナルホド、大体分かった。並木ではやらないが、お蕎麦の半分くらい蕎麦ツユをくぐらせるのがいいと踏んだ。そのようにして”蕎麦時間”に没入し、あっという間に大盛りを手繰り終えた。大変結構でした、うん。やはりこれは老舗の味だ、と納得した。そのあとは、銅でできた小さめの急須に満たされた、ポタージュ系の別仕立ての蕎麦湯を満喫し、満足しきってお店を後にしたのであった。ご馳走さまでした。

このお店はつまみもおいしいということで、居酒屋の様にして使っている人も多いように見受けられたが、やはり私的には、お酒1-2本でお店を出るのが正しい使い方のように思われた。機会があったらまた伺いたいお店だ。

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神保町 松翁  ざる 950円 [日本蕎麦]

神保町 松翁  ざる 950円

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旧友と再会した。酒は飲まない約束になっていたのだが、相棒がどうしても一合だけでも呑ませてくれという。私には呑むなという。それはないぜ!と結局一合ずつ呑むこととした。つれづれに、最近のこまごまとした出来事を語り合いながら旧友と日本酒をすする、、、この世にこれ以上の幸せがあるだろうか?

結構シアワセになってしまってから、お蕎麦をお願いした。調子に乗ってざるを二枚ずつお願いした。このお店にはかつて大酒を呑んでいたころに何度もうかがっており、お蕎麦の味なんて覚えていやしないのだが(こんな銘店でなんと失礼な、、、)、大変おいしかった、というより、めちゃめちゃうまかった!というあいまいな記憶だけが残されていた。

その後うんちくだけは増えてゆき、池波正太郎が通い詰めただとかなんとかかんとか、知識だけはため込んだのだが、松翁実体験は増えないままだったので、ちょっとかすみがかった頭ではあったがお蕎麦を真剣にいただいた。

蕎麦つゆは2種類、我々二人とも当然のように濃口をお願いしたのだが、カツオに加えて多少昆布(本当か?)を感じさせる味わい深いものだった。いわゆる江戸風よりすこし”きつくない”仕上がり。白髪ねぎと少量だが生わさびが添えられて、文字通り本物のざるに乗せてお蕎麦が供された。お盆は無し、、、これはなかなか漢らしい。中細で角がきっちりと立った、わずかに緑がかった(酔いのせいかも)男前のお蕎麦で、結構な量のもりで登場。まずいつものようにお鼻をピッタリとつけてクンクン、栗のような、私が大好きな穀物の純粋な薫りを胸いっぱいに吸い込む。これは最近ではベストの蕎麦体験、蕎麦の薫りだ。そしてそのまま数本手繰ってみる。ムチムチとぽくぽくがいい感じに抱き合わせてある仕上がりのお蕎麦で、歯ざわり、舌触り、のど越し、薫りのすべてが高い次元でバランスしている。これはいい、最高だ。そして蕎麦つゆに三分の一ほどくぐらせて、、、、、すごい、お蕎麦と蕎麦つゆが上手な掛け算になっている。夢中でどんどんと手繰り続け、あっという間に2枚のざるをおなかに収めてしまった。鉄瓶?にいれたポタージュ的な蕎麦湯も、いつもながら大変結構でした。脱帽です。蕎麦湯で焼酎を割って呑みたかったが、相棒に制止されてあきらめた。

今度はお酒なしでうかがうことにしよう。多分そのほうがよりお蕎麦を楽しめるのではないか?

良い;神保町というよりは自分的には御茶ノ水にある銘店の一つ。昔からやっているお蕎麦屋さんだと認識しているが、現在のご亭主は脱サラしてからお蕎麦を始めた伝説の蕎麦職人と聞いている。神保町方面の頭のよさそうな人と頑固そうな蕎麦好きの老人たちが集っている印象がある。なにも変えないでほしい。特にお蕎麦のもりが良いのがグルマンである私にはありがたい。現状でパーソナルベストお蕎麦屋さん。

もっと良くなる;ずっとこのままであってほしい
また行く?;何度でもYes
総評;神保町にある、泣く子も黙る銘店。知らないと見つけるのが難しい。
トイレ;なかなか清潔
駐車場:多分ないと思う。車で行ったらお酒が飲めないではないですか。


2017/11 ざる 950エン

運よく自分だけの時間を作ることができ、久しぶりに松翁に足を運ぶことができた。お昼のお休みを取らないとのことであり、運が良かった。ざるをお願いした。いつものようにメガネが特徴的なご亭主。息子さんと思われる方も一緒に厨房に入っておられた。供されたお蕎麦のプレゼンは、いつもながらスバラシイ。

丸いざるにこんもりと盛られた比較的細く着られた手打ちそば。やや透明感があり、星はわずかしか散っておらず、エッジはかなり鋭くたっている。打ち立て、切り立て、ゆでたてというやつだろう。つなぎは目立たず、いーい薫りだ。蕎麦つゆはやはり辛い方を選んだ。これもいつも通りブレのない完成された蕎麦つゆ。例によって発酵の印象が強く、一口すすると頭が喜びでしびれてしまう。蕎麦猪口の上に乗せられた小皿には、生山葵、丁寧に輪切りしたさらし葱、それから少量の白ごま。嬉しいことに蕎麦つゆは、小さな徳利に入っている。丹精込めていることはわかっているが、もうすこしたくさん入っているとなおうれしい。さて。

今日はやや寒いので、蕎麦つゆを半分くらいくぐらせることにして、蕎麦時間に没入した。見た目、薫り、味わい、歯切れ、喉越し、全てハイレベルな素晴らしいお蕎麦だった。ご亭主のちょっと自閉症っぽい冷たい視線もいい味付けになっていると思う。もう一枚お願いするかどうかすごく悩んだのだが、使い込んだ鉄の急須(南部っぽい奴)で供された、ポタージュに近い蕎麦湯を全て堪能し終えると、その段階ですでに“完ぺきに近い”蕎麦時間だったような気がして、お代わりをあきらめることにした。運が良ければ次があるさ。

お店がもう少しお掃除してあれば、私にとって完ぺきなお蕎麦屋さんかもしれない、と思った。


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八海山 越後で候1140(1231)エン [日本酒]

八海山 越後で候 八海醸造株式会社 1140(1231)エン

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さっぱりとした果物の、、、と、そこまでは今一つ届かないが、そういった方向の上立ち香。吞み口も予想通り爽やかで、するりすりと喉をおちていく。清流を思わせるような爽やかな喉越しで、苦みの先にのこる僅かな後味は、なんというかサッカリンのような不思議な甘さだ。私がよく知っているお酒の中では天晴と似た味わいだ。天晴を少し薄めて?若くするとこのお酒ににた味わいになりそうだ。冬季限定の搾りたて原酒とのこと。なかなかマニアックな、ニッチを狙ったお酒なのだろう。目先を変えるのにはとてもいい一本だと思った。調べてみると、純米吟醸バージョンもあるようだ。機会があったらそちらも試してみたいな。

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