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久米川 手繰りや 玄治  かさね 864円 [日本蕎麦]

2016年9月5日
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久米川 手繰りや 玄治  かさね 864円

久米川にご縁ができるとは思わなかった。
仕事をして、少しだけ時間が余った。緊張をリリースしてから家に帰りたい。
周囲のお蕎麦屋さんを調べて、、、このお店まで携帯、ではなくスマホに連れて行ってもらった。スマホがなければ一見さんの私には絶対にたどり着かないようなロケーション。世の中便利になったものだ、と技術の進歩にとりあえず感謝。

手繰りや という、ちょっと凝った店名に気後れしながらもどんどん中へ。ビルの一階、おそらく昔はお蕎麦屋さんではなかったのだろうな、という作りのお店だ。椅子に腰をおろすと背の高い、目鼻立ちのはっきりとしたきれいなオネイサンが応対してくれる。様子がわからないのでいつものようにおおもり、、、、がないので重ねをお願いした。あとでしげしげとメニューを眺めたところ、機械挽きではなく玄蕎麦を手挽きしたお蕎麦があるのだという。次の機会にはそれをお願いしようと思った。

時間もお金もあり、気持ちにも余裕がある。メニューを見ると、おいしそうなお酒が数は少ないが用意してある。故あってお酒を控えている身の上なのだが、、、、お蕎麦を待ちながらお酒を呑めないせつなさに身をよじる。お水をたくさん飲んで何とかしのぐ。オネイサンもよく気が付き、水を足してくれた。お酒飲みたさに冷や汗をかいていたことはばれていないと思うが。ほどなく重ねが到着した。なんとかしのいだぞ。

四角いお盆にのった長四角のせいろが二枚。小皿にはこんもりとしたひと手間加えた山葵と、それからワイルドなさらし葱の輪切り。これだけでお酒が呑める、、、いやいや今日はだめなんだ、、、ここでお水をコップ一杯、、、。気を取り直してお蕎麦にいこう。

お蕎麦はやや平べったい、手打ち手切りのもの。星は目立たず表面はややざらりとしている印象。やや太めでエッジも丸まっているので十割なのか?とも思ったのだが、全体として多少なりともつなぎが入っている印象。数本手繰ってみると、、、おお、、、いい薫りだ。栗のような穀物の甘美な薫りに酔いしれる。小麦もすこしだけ薫るように自分は感じた。

蕎麦つゆは、、、これは徳利のようなものに入れられて供され、私の好きなスタイル。血圧の問題もあるので、蕎麦つゆは最小限にしたいのだ。醤油成分とカツヲ成分がほどよく熟成され、混然一体となっているのだが、その中で地味に力強く、ザラメ的な甘さが主張している。しかし基準としているまつやのものほどは甘くないようだ。いい蕎麦つゆだ。しかし最近まつやもご無沙汰している。今度無理して時間をつくろう。お蕎麦になかなか力があるので、お蕎麦の7割程度、蕎麦つゆをくぐらせるとバランスが良いようだ。喉と歯の両方で楽しむような、本格的なお蕎麦だ。

もう一つ、特筆すべきこととして、お蕎麦の盛りの多さをあげておきたい。私はいわゆる銘店盛りをあまり喜ばない人間だ。おいしいものは誰だってお腹いっぱい食べたいに決まっている。やせ我慢をして銘店盛りを受け入れる必要などないのだ。このお店のお蕎麦の盛りは大変気前よく、せいろ一枚でも有名店の大盛りに相当するか、それ以上の量がある。これは素晴らしい。心ゆくまでこのお店のおいしいお蕎麦を堪能できる。しかしいくら太めのお蕎麦であるといってもお蕎麦は生き物だ。供されたら味が変わらないうちにどんどん手繰っていくに限るけれども。

そんなこんなで、良質なお蕎麦を心ゆくまで楽しんだ久米川の夜だった。
神田とは違う感じ、ちょっと離れた地方都市の感じがお蕎麦にも漂っており、やや垢抜けない部分がむしろ誠実さと感じられて、個人的にはとっても気に入った。ご亭主がややお疲れのようで、蕎麦打ち場で倒れるように眠っているのが気掛りだ。体を大切にしてお店を続けていただきたい、と強く願っている。二日酔いとかなら良いのだが。

写真のアングルが悪いのは急いでいたので許してください、、、。

良い;北多摩にある本格的なお蕎麦屋さん。材料も、調理もよいが、何といっても盛りの多さ、、、ご亭主の心意気がうれしい。手打ちの良質なお蕎麦を、心ゆくまで楽しめる。花板さんの客あしらいも大変結構でした。日本酒もいいものを置いてあるようだ。夜もたのしいのではないか?地元の方々がうらやましい。
もっと良くなる;このままでいいと思います。
また行く?;Yes たびたび通っても飽きがこないのではないか。次はせいろと手挽きの両方を試してみたい。
総括;北多摩の比較的小さな町の駅前にある、とても誠実で良心的なお蕎麦屋さん。あまりなじみがない土地柄なのだが、地元の方々に人気があるお店であることは間違いないだろう。お酒もサービスもVery goodだ。ああ、このお店で心行くまで呑んでみたいな、、、。


2016年10月 再訪 二色せいろ 972円

運よく再訪できた。今度は十割田舎蕎麦であるという手挽き蕎麦とせいろ蕎麦の組み合わせの二色せいろをお願いした。前回同様、すらりとした花板さん、低く流れるJazz、コンクリートのビルだが内装はWoodyな感じ、、、私には居心地のいい空間だ。しばしのんびりとした蕎麦屋時間を楽しむ。まず最初に供されたのは普通のせいろ。こいつは前回同様、盛りがとてもよく、一枚でいわゆる銘店の大盛りをしのぐボリウムだ。安心安全、信頼のお蕎麦だ。あっという間に手繰り終えると、次はタイミングを見計らって手挽き蕎麦が供された。いわゆる挽きぐるみというやつだろう、荒っぽい星がそこここに散っている。野趣豊かなLooksを楽しむ。おそらく手打ち手切りのお蕎麦は、表面にいかにもといった穀物の粒子を感じさせる粒々が光り、エッジがやや丸まった中細のお蕎麦で、手切りであるからこそ、比較的短い仕上がりだ。これこれ。こういうのが食べたかったのよ。洗練されてはいないが、じんわりと薫ってくるお蕎麦を数本手繰ってみると、舌の上で暴れ、喉をこすりながら胃に収まっていく。よしよし、なかなかいい。こいつも四角いせいろの上でこんもりうねうね、たっぷりとほほ笑んでいる。スバラシイ。

いわゆる銘店と比較すると洗練の度合いは足りないかもしれないが、上質な、しかも二八?と十割を同時に、しかもしかもたっぷり心ゆくまでたくさん楽しめる、、、都心を離れたお蕎麦屋さんはこうでなくっちゃあ、というのが今日の感想だ。

たっぷりと供された蕎麦湯を、いつものように三杯楽しんで、幸せな気分でご亭主にお礼を言ってお店を後にした私だった。こんなうららかな午後が、また近いうちに訪れるといいな。



2016年11月 再訪 二色せいろ 972円

きょうも大変結構でした。大将が疲れ切って調理場で倒れるように眠っているのが気にかかる。
おそらくおかみさんと思われる方も感じがいいし、背の高い娘さんと思われる女の子も
可愛くて清潔感があってスバラシイ。居心地のとてもいいお店だ。1000円札一枚でこんなに幸せになれるなんて、、、。
今日もごちそうさまでした。また伺います。地元の人は幸せだ。


2016年 ⒓月 再訪 二色せいろ 972円

きょうも大変結構でした。いつものお蕎麦といつもの蕎麦つゆ。花板さんも軽快に動き回っており、平均年齢が高いカップルがどんどん入店してきて活気がある。いい雰囲気だ。無念無想の、それでも幸せな蕎麦時間を過ごさせていただいた。

支払いを済ませて板場を覗いてあいさつすると、大将がいない!やや若く、すこし大きい男性が板場を仕切っておられるようだ。しかし少なくとも私には、味の違いは全く感じられなかった。それでも大将がいないと寂しい。大将カムバック!

自分はお蕎麦に関しては、週に一度位でいいので、このお店に足を運ぶことができれば満足だ。すべてが私にちょうどいい。今日もごちそうさまでした。かつて体調を崩してお店を一時休んだという話を伺ったので、大将が心配だ。


2017年 1月 再訪 二色せいろ 972円

きょうも大変結構でした。いつものお蕎麦といつもの蕎麦つゆ。花板さんもいつも通り感じが良い。短時間ではあったが、幸せな蕎麦時間を過ごさせていただいた。蕎麦つゆの味がいつもと少し違っていた。名人でもこれくらいのブレはあるんだなあ、とフムフムさせていただいた。今日もごちそうさまでした。もう少し時間があればなあ、、、。


2017年 3月 再訪 重ねせいろ 864円

その後何度かお店に振られてしまった。当然だが地元の人気店らしく、お客さんが列を作って待っている。貧乏暇なしの私は、残念ながら待たせていただく時間がなかったのだ、、、残念。しかし本日は仕事が早上がり、いそいそと足を運ぶ。おお、お客さん誰もいないぞ!

それでさっそく喜び勇んでオーダーを通したのだが、いつもの二色をお願いするつもりで間違って重ねをお願いしてしまった。しかしこれはこれで大変結構。蕎麦ツユの仕上がりにぶれがあるのもいつも通りなのだが、それはそれ、合格ラインは軽々とクリアしており、お蕎麦全体としては大変結構でした。ご馳走様でした。いつもの花板さんは若い背の高い女性、ボーイッシュで清潔感があって好感をもっているのだが、今日は女性らしくばっちりとフルメイク。なにかあったのか?これからデートとか?興味津々であった。次回が楽しみだ。もう少し生きてないとね。



2017年 4 月 再訪

お昼に満席でふられ、夜にまた予約でいっぱいになっていてふられた。お店が繁盛していることはとっても嬉しいのだが、ちっと切ない気持ちになったオヤジなのだった。頼むオレにもお蕎麦を喰わせてくれ、、、。



2017年 4月 再訪 二色せいろ 972円

今日のせいろは完璧だった。おそらく打ち立てのお蕎麦を口にする幸運に恵まれたのだろう。お蕎麦の穀物特有の甘い香り、粒々した蕎麦肌?、のど越し、味わい、、、、。大変結構でした。いろいろとお蕎麦を食べてきて、自分なりの好みがはっきりとしてきたのだが、今日のせいろは自分の好みそのものだった。もう一枚追加しようと思ったがはしたないような気がしてやめておいた。しかし食べておくべきだったなあ。いつもの挽ぐるみ田舎蕎麦(手挽き)も、もちろん結構でした。



2017/9 再訪 二色せいろ 972円

今日のお蕎麦はやや太めに切られていたのだが、気分の問題なのか故意に変えておられるのか。おそらく後者なのだろう。蕎麦つゆはやや甘みが強く、全体に濃い感じであった。昨日はきつい仕事をしたにもかかわらず、お酒も嗜むことができず、ここのお蕎麦をずっと夢見ていたのでお店のテーブルに着いたときはホントに嬉しかった。今日も大変結構でした。ごちそうさまでした。今日も幸いにして“おいしいお蕎麦でおなか一杯”という夢を実現できました。とりあえず幸せだ。



2017/9 再訪 二色せいろ 972円

今日も大変結構でした。ごちそうさまでした。
贅沢な話だが、すこし飽和気味になってきた、、、。



2017/10  再訪 二色せいろ 972円

今日もおいしかった。お腹いっぱいになった。
飽和するなんてとんでもない。
とっても満足しました、ありがとう。



2017/11-1  再訪 二色せいろ 972円

今日もたいへん結構でした。
とっても満足しました、ありがとう。
週に1回くらいは通いたいな。
伺ってみたところ、L.O.は1930だそうな。
敬愛する先輩を誘おうかどうか迷っている。
だってお店がはねた後、行くところがないんだもの。


2017/11-2  再訪 二色せいろ 972円

今日もたいへん結構でした。
サイコウに満足しました。
早い時間によくお目にかかる小柄な花番さんも
とっても感じの良い方で落ち着きました。
お酒を楽しめないことだけが残念。



2018/1-1 再訪 二色せいろ 972エン

本日も、運がよければこちらのお蕎麦を楽しむことができるのだが、
どうなるのだろうか?雨が降ると天気予報は言っているけれど、、、。
乞うご期待、というか自分自身がお蕎麦に期待している。  
やっぱり今日も大変結構でした。


2018/1-2  再訪 二色せいろ 972エン

すこし待たされたけれど、いつも通りのおいしいお蕎麦でした。
待つ価値は、十二分にある。
今日は珍しく蕎麦つゆの”出汁感”が足りなかったようだ。
それでも心から満足してお店を後にした私だった。
仕事前だったので、お葱を食べられなかったことだけが残念だ。

待っている人がたくさんいるのに、のんびりと昼間から一杯やっている
カップルがいた。日本人としてちょっと複雑な気持ちになってしまった、、、。


2018/2‐1 再訪 二色せいろ 972エン
        屋守    972エン

今日も大変結構でした。
短かめのお蕎麦が多かったのがちょっと残念。
お店がすいている時は、大きめのテーブルに座らせてほしかったかな?
地元で醸されている屋守もいつもながら大変結構でした。
ごちそうさまでした。



2018/3-1 再訪 二色もり 972円

運よく時間があまり、お店に足を運ぶことができた。
仕事が終わっていないので呑めないし、葱だって口にできないことが残念だ。
しかしここのお蕎麦はいつもながら大変結構。
二八と十割を同時に楽しめるし
お腹いっぱい食べることができるし
生山葵は丁寧におろしてあるし
葱もたっぷりと供される。
蕎麦ツユは味に多少のブレがあるが好みだし 
徳利に入れてだしてくれるし
蕎麦湯も呑みきれないほど供してくれる。
蕎麦茶も美味しいし、お店も清潔で居心地がよい。
好みのお酒も置いてあるし、つまみだって最高だ。
すす竹の割りばしも使いやすいし、お手拭もふわふわで清潔だ。
トイレの場所も、奥まっているので気にならない。
今のところ、知る限りPersonal Bestのお蕎麦屋さんだ。
今日もご馳走様でした。満足だ。またここに足を運びたい。


2018/3-1 再訪 二色もり 972円

やはり今の自分にはこのお店がPersonal Bestだ。
電車に乗ると2時間近くかかるのが玉に瑕だが、
その価値は十分にあると思うのだ。今日の蕎麦つゆは、
ややお醤油が勝っていたように感じれられた。多少の
ブレがあるのもいかにも手作りという感じがして
個人的には気に入っている。


2018/4-1 再訪 二色もり 972円

最近水曜日にお休みを取っておられたので、なかなか足を運ぶ機会が持てなかった。
何とか時間を作ることができ、久しぶりにこちらのお蕎麦を堪能した。
本日も大変結構でした。上質なお蕎麦でお腹が満たされるっていいいもんだ。

しかし休酒中に隣でヤられると、けっこう切ないもんだな、と思った。
しかも私が好きな屋守の薫りが隣から、、、。
生きるって切ないことなのね。



2018/5 再訪 二色もり 972円

質の高いお蕎麦でお腹を満たしたいとき、知る限りこのお店が最高だ。しかし周りの人が昼酒を楽しんでいるときはちょっとつらいな。仕事が終わってからゆったりと訪れたいお店だ。今日もごちそうさまでした。満足です。



2018/7 再訪 二色もり 972円

今日もすわいこうでした。ごちそうさまでした。一杯やりたかったなあー。



2018/8 再訪 二色もり 972円

背の高い花番さんを久しぶりにお見かけした。今日は一杯やって、お蕎麦も十二分に楽しんだ。
ごちそうさまでした。


2018/8-2 再訪 二色もり 972円

今日もおいしかった。お酒は呑まなかったけれど、玄治に足を運べる幸運を噛みしめた。


2018/10-1 再訪 二色もり 972円

9日から内装に手を入れるのだという。これ以上何をしようというのか?現状で最高と思うのだが。ともあれ、改装前の最期の二色もりを堪能した。おいしかった。

おそらくお店が有名になって、客筋がかわりつつあるためなのだろう。カウンターをしつらえることを考えておられるのではないか?9日から月末まで、お店はお休みです。為念。




2018/11 再訪 二色もり 972円
内装工事はもう終わった筈、と、久しぶりにこちらに足を運んだ。二人用の机が増え、蕎麦打ち場だった場所にも机と椅子が。全体に明るく清潔な感じになっていた。しかし人も、お蕎麦も、何もかわっていないようだ。安心して久しぶりにお蕎麦を堪能させていただいた。やはり月に何度かこちらに足を運ばないとどうも体調が悪い。ご亭主がご高齢のお客さんに、お蕎麦に関するマニアックな情報を熱く語っておられたのが印象的だった。今日もごちそうさまでした。また伺います。


2018/11 再訪 二色もり 972円
時間を作って朝ご飯を抜いて足を運んだ。お店は大変繁盛しており、昼下がりから一杯やっている人たちで満たされていた。お店のためには喜ばしい。でもなんかちょっと寂しい。今日の二八は色も薫りも味わいもいつもと違ったようだ。色だけ言えば、神田のやぶ蕎麦のようだった。お蕎麦の盛りも、少しだけ少なかったかな?しかし今日も大変結構でした。ごちそうさまでした。



2018/12-1 再訪 二色もり 972円
新装開店してしばらく経ったためか、お店はいつもの落ち着きを取り戻しているようだ。昼下がりの一杯を楽しむお客さんはほとんどおらず、このあたりのおばちゃんのお喋りとか、常連さんの憩いの場としての役割を取り戻したようだ。私的にはこのほうがやはり好ましい。

本日供された二八も前回同様 やや緑がかっていたのだが、これはどうも新蕎麦だからということらしい。私自身はいつも通りの方が嬉しいかな?お蕎麦の盛りも、旧来通りで、グルマンな私も幸せになることができたのであった。蕎麦湯をたっぷりと楽しんでから、にっこりとお店を後にした。今日も大変結構でした。ごちそうさまでした。



2018/12-2 再訪 二色もり 972円
本日もあまり混んでおらずのんびりさせていただいた。しかし私がお蕎麦を手繰り終えるころには満席に。やはり地域の人気店なのだろう。それはそうだろう。蕎麦湯をたっぷりと楽しんでから、にっこりとお店を後にした。背が高い花番さんもいつもながら感じが良く、本日も大変結構でした。ごちそうさまでした。さあ、仕事しようっと。


2019/2-1 再訪 二色もり 972円

こちらは相変わらずスバラシイ。これだけのお蕎麦を1000エンでおなかいっぱい楽しめるなんて。

しかしお店が新しくなってから、平日お昼時の様子が変わってきた。お昼からお酒を楽しんでいる民度の高い?人々が集うようになっているようなのだ。私は月に何度かこちらに伺うことを無上の楽しみとしているのだが、仕事前に伺わざるを得ない事情があり、お酒はもちろん呑めないし、沢山の人とお話をする必要があるのでお葱は楽しめないし、天ぷらなどの油ものの薫りが体にまとわりつくことも好ましくない。

しかるに民度の高い皆様方は、お昼からちびちびではなくぐいぐいとお酒を楽しみ、声高に談笑し、天ぷらなどを大量に注文されている。なのでこちらに伺えば、必然的に体中がお蕎麦屋さんではなく飲み屋さんの薫りになってしまうのだ。これはまずい。

しばらく状況が落ち着くまで、お店を遠慮するかどうか考え中。しかしこちらのお蕎麦なしに何か月も生きてゆく自信はない。



2019/3-1 再訪 二色もり 972円

本日はあまり混んでおらずのんびりさせていただいた。しかし私がお蕎麦を手繰り終えるころには満席に。呑む人が多いので、油系のかほりが体についてしまうのがちょっとつらいな。それでも本日も大変結構でした。ごちそうさまでした。



2019/5-1 再訪 おおもり 800エン+税
        屋守   900エン+税

二色が売り切れだったので、重ねをお願いしたのだが、もう重ねはないのだという。同じものがおおもりになったのだという、、。ちょっと悲しかったが忙しいだろうから仕方がない。なので久しぶりに屋守をお願いしてじっくりと楽しませていただいた。

おおもりでもなんの文句もないのだが、やっぱり重ねの方がいいかな?それでも本日も大変結構でした。花番さんもいつもながら感じが良かったです。今日もごちそうさまでした。いつもどうもありがとう。



2019/5-1 再訪 二色もり 972円

時間が無いのでめちゃめちゃ急いでこちらまで伺った。ぎりぎりだ。次の仕事まであまり時間がない。それでも本日はまだてびきが残っているということで、二色もりをお願いした。やれ嬉しや。リズムよくお蕎麦を出してくれたので、こちらもどんどん手繰って濃厚な蕎麦時間を過ごさせていただいた。短時間の滞在ではあったが、個人的にBestと思っているお気に入りのお蕎麦をお腹いっぱい満喫させていただいた。本日も大変結構でした。ごちそうさまでした。かれこれ30回位はこちらに伺っているが、まだまだ飽和しない私なのだった。



2019/5-1 再訪 二色もり 972円

本日も大変結構でした。ごちそうさまでした。近日中に、ついにゲストをお招きすることにしたのだが、どうなることやら、、、。



2019/7 再訪 二色もり 972エン 等々沢山

ついに私が最も大切にさせていただいているゲストをお招きすることにした。おつまみも
お酒も気に入っていただけたようだし、お蕎麦も喜んでいただけた。とても嬉しかった。
玄治さんありがとうございました。



2019/8 -1 再訪 おおもり 800エン+税

二色が売り切れだったので、おおもりを。
本日も大変結構でした。花番さんもいつもながら感じが良かったです。ごちそうさまでした。いつもどうもありがとう。


2019/8-2 再訪  二色もり 972エン
         屋守   972エン

幸運にも8月になって2回目の玄治さん。いつもの二色もりに加えて、いろいろ考えた末に屋守を。間違いようのない最高の組み合わせだ。お店は混み合っており、それでもいつもは手際よくさばいてお料理がどんどん出てくるのだが、本日は珍しくかなりの長時間待たされた。待つ価値はあるので全く問題ないのだが、お蕎麦のゆで加減もいつもと違う。はて?しかしお蕎麦の味わいと蕎麦ツユの仕上がりはいつも通りだった。葱は分葱と青頸葱を半分ずつ混ぜたものであり、これで十二分にお酒のお供になった。これもいつもとは少し違うようだ。ご亭主ではない方が調理しておられたのか?ひょっとするとそうなのかもしれない。花番さんはいつも通りで感じがいい。何はともあれ、今日もご馳走様でした。お店が続いてくれさえすれば、私的には幸せだ。



2019/9-1 再訪  二色もり 972エン

またまたこちらに伺う機会に恵まれた。いつもの二色もり、、、今日は次があるから飲めないけどね。いつも通りの花番さん、いつもよりちょっと盛りがいい?お蕎麦。本日も大変結構でした。ありがとうございました。質の高いお蕎麦をおなかいっぱい、という夢は、久米川まで足を運べば現実となるのだ。幸せなことだ。



2019/11-1 再訪  二色もり 
          浦霞  合計1540エン

食べたいものだけを食べたい、と考えていたら、朝から夜まで何も食べることができず、夜になってようやくこちらに伺うことができた。いつもの二色もりと浦霞を奮発した。いつもの花番さん、いつものお蕎麦。本日も大変結構でした。1540エンの天国。

質の高いお蕎麦をおなかいっぱい、という夢は、久米川まで足を運びさえすれば現実となるのだ。おいしいお酒まで選び放題とくる。なんとも幸せなことだ。



2020/1-1 再 訪  二色もり 990エン

本日も素晴らしく良質なお蕎麦をお腹一杯いただいた。仕事がなければ少し飲みたいんだが、仕事の前だからなあ、、、。お隣のご老人が一杯やっているのが気になってきになって。また、なんだかものすごくスパイシーなにおいがするお鍋をつまみにしてワインを大量にやっている方も近くの席に陣取っており、こちらもやはり気になってきになって。何故お蕎麦屋さんでスパイス鍋とワイン?しかし自分の世界に没頭して、いつもながらお見事なお蕎麦をタンノウさせていただいた。税金が変わって、990エンになったのかそうなのか?

今日もごちそうさまでした、とても満足しました。



2020/2-1 再訪

出来なかった!残念。



2020/2-1 再訪  二色もり 990エン

なんとか再びこちらに足を運ぶことができた。いつも通りのスバラシイお蕎麦でした。花番さんもいつもながら感じが良かったです。ごちそうさまでした。



2020/3ー1 再訪 二色もり 990エン

幸いにしてまたこちらに伺うだけの時間を持つことができた。いつもながらスバラシイお蕎麦だった。このお店は内容がいいので当然だとは思うのだが、お昼時に伺うと最近は年輩の方々でいっぱいだ。平日だというのに。何度も通っている私なので、そのたびに顔を合わせる方もおられる。この日はいつもはあまり見かけない方々が多く、その中の高齢の女性がなんだかいらいらとしておられるようで、”まだなの?””まだなのお?”と何度も繰り返す。

”まあいろいろなひとがいるからねー”、とあまり気にせず聞き流しつつ、お蕎麦を楽しんでいた私なのだったが、大将が突然怒り出したのにはびっくりした。”あんただけが客じゃねーんだ!”とかなりのケンマクである。その日の花番さんは若い女性だったからなのか、固まってしまわれ、その場を取りつくろうようなことはされなかった。短時間お店の中に冷たい風が吹いたが、やがて店内会話で満たされてすぐに活気を取り戻し、大将のお怒りもやがておさったようだった。貴重な体験をした一日だった。ここの大将もきれるのね、、、。オレと同じだあ。




2021/11ー1 再訪したい

だってもう2年だよ、ここにこれなくなってから。来週、状況をみて、足を運ぶつもりだ。なんとかして私のお気に入りのおそばを食べたい。






2022/06/15   再訪 二色もり 1100エン


あれから2年以上の時が流れた。街ゆく人々はお店で呑んで騒いだりしているようだが、私自身はいろいろな事情があってそうはいかない。人間我慢が大切だ。しかしコロナ禍の状況は確かに改善しているし、きちんと対策をしているお店で空いているいるタイミングであれば、、、。ついついふらふらと足がお店に向かってしまった。懐かしい景色を遠目に見ると、え?なんかビルを建てかえているぞ!私のパラダイスはもうこの世にはなくなってしまったのかそうなのか?勘弁してくれ神様、頼むよほんと。血が上った頭を振りながら足早にお店に近づいてみると、ビルには見慣れた看板が。よく見れば工事をしているのはお隣のビルであった。やれ嬉しや。

店内をのぞき込み、席の間には大きなシールドがおいてあることを確認し、運よくお客さんがほとんどいないように見えたので、思い切って暖簾をくぐった。ああ、なつかしい場所だ。個人的には残念ながらてんぷらを楽しんでいる方々がおられたため店内にてんぷら油の薫りが漂っていたが(お蕎麦のかそけき薫りが分からなくなってしまう)、それ以外は何の文句もない。ここに戻ってこられた幸運に感謝した。お店はありがたいことに私のことを覚えてくださっているようで、スムースにいつも通りのお蕎麦を注文することができた。オーダーは当然二色もりだ。こうやって何度このお店のお蕎麦をたのしんできたことだろう。幸せだった昔が脳裏によみがえる。

一枚目の二八、そのまま味わってみると、なんだか懐かしいお蕎麦の薫りが鼻腔を満たす。ああ、幸せだ、やはりこうでないと。喜びで胸がいっぱいだ。そばつゆをすすってみると、例によって味の奥行き少な目で醤油成分多めの懐かしいお味だ。行くたびに少しずつ味が違うのがお気に入りなのだ。涙が出そうになったのでそば猪口一杯分、ぐいっとそばつゆを飲み干してしまった。こんなこと生まれてから一回もしたことがないよ。今日は血圧のことはもういいや。それで、二八そばを手繰り始めてからは一心不乱にお蕎麦の世界に没入した。いいタイミングででてくる二枚目、手挽き蕎麦はせいろではなくざるで供された。手挽き蕎麦はのど越しというよりはかみしめて味わうお蕎麦なので、じっくりと味と香りを体にしみこませて楽しんだ。なんだか蕎麦の切り方が昔とは違うような気もするが、今日の自分にとっては100点満点、最高のお蕎麦だった。ああやっぱりお蕎麦は最高だ。とうぜんお酒を飲みたくなったけれど、、、実はこのお店で一番安いお酒が好みに合うのだ、、、酒なしでも十二分に満たされて幸せになり、濃厚な蕎麦湯を悠々と、しかしごく短時間で楽しみつくし、お店を後にした私なのだった。

最高の蕎麦でおなかいっぱいになった。

時間に余裕はなかったが、心から満足した。

ほんとほんと。




翌朝昨日のお蕎麦を思い出して、もう一度幸せな気分になった。よかったよかった。



2022/07/06   再訪 二色もり 1100エン


お店に入ったところ、お隣の席に男性が。パーティションは置いてあったが卓上だけであり、椅子の上はありていに言って空間がつながっている。怖いな。男性はすっかりくつろいでおり、食後もマスクをせず。長時間まったりと蕎麦湯を楽しんでいる。やっぱり怖いな。人のお口と私のお口との間にはどうしたって2枚のマスクがあってほしい今日この頃だ。しかしもう腹を決めて、一心不乱にお蕎麦をたぐり、そばつゆをぐびぐびと飲み干してお店をあとにした。コロナは怖いがお蕎麦はいつも通り大変結構でした。またしばらく我慢しないとだめなような気がしている。




2023/03/02   再訪 二色もり 1100エン
            屋守    900エン


おそらく今後しばらくはこちらに伺うことはないだろう。あえてリスクを冒して再訪した。お店に入ってみると、高齢の男性4名が宴会中だった。実に楽しそうでうらやましかったが、明るいうちから飲むわ謳うわ、ニンニクだわオリーブオイルだわでたいへんな騒ぎだ。私の大切にしている一張羅の外套はしっかりと油とニンニクの世界にとりこまれてしまった。最も恐れていた事態だが仕方がない。それでもこちらの蕎麦を手繰りたかったのだ。外套は帰宅してから乾燥機にでもかけようか。

さて、それでは無念無想でそばに集中だ。珍しくてんぷら蕎麦を勧められたがいつもどおり二色をお願いした。が、その前に久しぶりの屋守だ。どんな屋守をお願いしたのかはメニューが遠くて読めなかった。お酒にもお勧めがあるというが、今日の花番さんは勧めるのが好きな方のようだ。本心を言えば放っておいてほしい。東村山で醸されたこの素晴らしいお酒は、残念だが保存状態が悪く、一升瓶の底の方に少量残されたものらしく、あまり楽しめなかった。しかしまあそれはいいだろう。久しぶりの二色はどうだろうか?薬味は普通にネギとワサビ。そばつゆはいつものつゆ徳利にたっぷり、、、ではないなこれは。お値段据え置きにするために、そばつゆを減らすことでつじつまを合わせているようだ。合理的な戦略だと思うがちょっと寂しいかな?以前は余るくらいたくさんつゆ徳利に注がれていたのだが。結果的に少しそばつゆが足りずに悲しい思いをしたが、それもまあいい。肝心の二八や手挽きはいつもどおり、薫りも喉ごしもスバラシイ出来栄えで心から楽しめた。あっという間に手繰り終えてしまった。ややとろりとしているそばつゆもいつもどおり。ああ、やっぱりここのお蕎麦は素晴らしい。調理場の油が客席に流れてこなければ言うことなしなんだけれど。

途中コロナ禍で3年ほど関係が薄くなっていたが、7年間通わせてもらってがっかりしたことは一度もない。またいつかこのお店の暖簾をくぐる機会が巡ってくるだろうか?そうだといいなと思っている。



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