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天寿 純米生酒 [日本酒]

11月21日
天寿 純米生酒 4合瓶 1365円 天寿酒造

さわやかな薫り、程よい米の味わい、まとまりがよく、口当たりもやさしい、そよ風のようなお酒だ。かといって、薫りだけのお酒ではなく、十分な奥行きもある。派手ではないが内容が濃いので、長く付き合うとするめのように良さがわかってくる。大好きだ。最近何を呑むか迷ったときは、このお酒を手にすることが多い。一度封を切ってしまうと、ついつい一瓶飲みきってしまう。しかし深酔いしてしまうのはもったいない。これを呑む時は、肴はいらない。このお酒の味と薫りに向き合って、自分の内側に向かって話しかける。呑み飽きることが無い。忙しい毎日の句読点に是非。蔵元の方は、”柔らかで香り高い透明感のある酒質を目指します”とおっしゃっているようだが、その目標は十二分に達成されている。素晴らしい。このままの値段と品質を是非保って欲しい。いつもありがとうございます。

また呑む?:Yes
印象    :秋田県のお酒。秋田に銘酒は多々ある。その中でこの蔵元がどのような位置づけてあるのか詳しくは知らないが、良心的なお酒を造る蔵元であることは間違いない。本当に美味しい。


12月4日 
天寿 純米生酒 一升瓶 2,678円 天寿酒造
一升瓶で買ってみた。この方が男らしくて好きだ。しかし冷蔵庫のなかで収まりが悪く、家人の評判が悪い。呑んでみると、あたりまえだがやはり旨い。一度に沢山呑むと、徐々に苦く感じられるようになるのが面白い。冷やしすぎないこと。本当に美味しい。今の自分に一番ぴったりくるお酒かもしれない。

平成25年5月30日
故あって久しぶりに呑む。久しぶりなので味覚が若干変わってしまったようだが、このお酒の印象は変わらない。鮮烈でさわやか、みずみずしい。やはり素晴らしい。お勧めだ。

2016年5月 米から育てた純米生酒 一升 2862円

久しぶりにこいつを入手してじっくりと味わった。いつもどおりの胸のすくような吟醸香を楽しむ。やはりこれはサイコウだとおもう。しかし今年の酒はやや舌触りが重く、苦味が残る。まあこれは好みの問題で、十二分にうまい酒なのだが、やはり天寿はすっきり爽やかでコクもそこそこ、というようであってほしい。苦みとかひねとかは、合わないように思うのだ。信頼しているお酒屋さんによれば、樽のロットと時期の問題で、舌に苦味が残るのだという。彼はわかっているのだ。わかって売っているのだ。それならあらかじめ教えてくれたったいいのに。そもあれ、苦味は苦味として、今年の天寿を全身で味わっている。やはりこれはいい酒だと思う。次のロットは私が好きないつもの天寿の味わいだというので、、、どうしようか?

2016年6月 天寿 雪室氷点熟成純米生酒 720ml 1404円

私が頼りにしているお酒屋さんによれば、天寿が新ロットになったらしい。それでいつもの“さわやかな”天寿を味わおうと、前述の酒屋さんに向かったのだが、あいにく私の欲しい天寿は一升瓶しかないという。これは困った。最近一升瓶を買って帰ると山の神がご機嫌麗しくないのだ。それで天寿をあきらめて米鶴を探した、、、のだが、、、やはり一升瓶しかない。個人的には一升瓶を愛しているのだが、神は敬うべきものだ。仕方がない。四合瓶でいくしかない。

それで、お店の番をしているおばちゃんの冷たい視線を浴びながら(どうして一升瓶を買わないの、金○ついてないの?呑みたいもんを呑みなさいよ!)、こいつを見つけた。面白そうだ、試してみよう。

帰宅して早速封を切ってみると、いつものすがすがしい天寿の薫りだ。ほっとする。少量すすってみると、、、私のお鼻は“確かに天寿だ”というが、私の舌と喉は、“いつものじゃないぜ”と訴える。なんといったらいいのか、最近コンビニで手に入るほど人気がある、真澄の吟醸生酒のような、僅かな“厳しさ”を感じさせるのだ。雪室氷点熟成によって大人っぽいまとまりのあるお酒に成長することは私にも理解できた、、、のだが、私が個人的に天寿に期待するのは、何よりも“爽やかさ”であり、その次にようやく“ほどほどのコクと味わい”なのだ。十人十色とはよく言ったものだが、私はそう思い、そう期待している。ともあれ、たった四合のお付き合いではあるが、この“雪室氷点熟成”というやつをじっくりと味わってみよう。人生一期一会だ。なんのかんのいっても、私は天寿が大好きだ、ということを再確認した夕べであった。



2016年6月 天寿 夏季限定 純米吟醸 720ml 1458円
Tenjyu Kakigentei.jpg
暫く呑まずにいたのだが、ふらりといつものお酒屋さんに立ち寄ったところ、こいつがあるという。“今年の天寿は苦みがあるからいつもと違う”と言ってみたところ、“最後になるまで苦みが出ない”“ふわりとしたいつもの花の薫り”“アルコール少なめに設定”などといわれ、気乗りがしなかったのだが、このラベルを見たら買うしかないだろう。それで手に入れた。だって日本酒にひまわりだよひまわり。よく見てチョーダイ。

ウキウキしながら帰宅して早速すすってみると、、、。
確かにいつもの天寿の爽やかな薫りだ!花のような、突き抜けるような華やかさとさわやかさだ。さて、じっくりと吟味してみると、、、。ちょっと薄め、コクがいつもよりもさらに少なめだ。アルコール抑え目というが、さっぱりとした味わいがむしろアルコールを感じさせる仕上がりになっている。もっと冷やせばいいのかもしれない。でも日本酒だしなー。喉を降りていった後の残り香、というか残り味は、、、、やっぱり少し苦いかな?むむー。今年の天寿はどれを呑んでも後味に少し苦みを残すように醸してあるようだ。統一感を感じさせるためなのかそうなのか?まあこれはこれでいい。好みの問題で私も結構好きだ。たしかにこれでいいのだが、去年までのやつも復活希望、、、かな?ごちそうさまでした。

次は原点に戻って福祝を味わってみようと思う。
黒松剣菱でもいいかも?(詳細後述)

タグ:日本酒 天寿
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萩の露 特別純米 4合瓶 1296円 福井弥平商店 [日本酒]

2016年6月
萩の露 特別純米 4合瓶 1296円 福井弥平商店

いつものお酒屋さんにお任せで選んでもらった。最近は、彼の“売りたいお酒”を買わせてもらうことにしている。お酒の品質は、ある程度以上のものであれば全て呑み手の好みであるから、これでいいのだ。いろいろなところに行ってみたい、というのと同じだ。

封を切ってみる。古風なお酒の薫りが一面に漂う。味を試す前から、酸味を感じさせるような薫りが。純白のぐい飲みに少量注いでみると、期待通りにやや黄色みがかったとろりとしたお酒だ。少量すすってみると、ずいぶんと濃い印象。やはり若干の酸味を感じさせる伝統的な日本酒のスタイルに近いお酒なのか?日本酒のエキスのようにも感じられた。ゆっくりと喉を降りていくお酒が、それなりに強い味と香りを残し、なんだか年季の入った日本酒呑みになったような気分だ。もしくは、昔にタイムスリップしたような気がするというか。ゆっくりと少しずつこのお酒を味わったが、味も香りも“濃い”ので、いつものように大量に呑まなくても満足できる。しかしこのお酒の酔い方は独特で、沢山呑むと翌朝大変なことになりそうだ。古き善き日本を彷彿とさせるような、私的には日本酒らしい日本酒だと思う。オジサンはこういうのも好きだな、と。

また呑む?:Yes
印象    :滋賀県にあるという酒蔵のホームページには「程よい吟香と透明感のある柔らかな旨味が特徴」と書かれているようだが、個人的にはそれよりももっとガッツリとしたところのあるお酒だとおもった。人が手間暇をかけて丁寧につくっている、といった印象。好みにはいろいろあるだろうが、いいお酒であることは間違いない。

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千代寿『「豊国」純米生原酒』千代寿虎屋 720ml 1512円 [日本酒]

千代寿『「豊国」純米生原酒』千代寿虎屋 720ml 1512円
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いつものお酒屋さんに行って“なんかありませんか?”と気軽に。まだ若いご亭主が仕事の手を休めて選んでくれたのがこれだ。復古米「豊国」を使った古くからある山形の酒蔵のお酒のようだ。これは間違いようがない。封を切るのが楽しみだ。

まずは薫りを楽しんでみる。フルーティではあるが腰の強い薫りであり、揮発性の、はかない感じはあまりない。漢らしいさわやかさというか。すすってみると、濃厚な中にも爽やかさが。酸味はあまり感じさせない。だから知らない間に盃がどんどん空いてしまうのだが、大量に呑まなくても満足できるだけのきめ細やかさ、また、矛盾するようだが同時に”重さ”をもっている。夏に呑むお酒として、個人的には大変気に入った。がぶがぶ呑まなくってもオッケーなので、オジサンの体に優しいかも。ラベルも大変結構だ。

夏なのでさわやかな軽いお酒を期待したのだが、生原酒だけあってなかなかに濃厚だ。しかしそれでも爽やかさを失っていないところが素晴らしい。アルコール分もけっこう高めな印象。新潟の缶で買える銘酒、菊水を思い出した、、、といったら失礼なのかもしれないが(菊水大好きなのです)。しかしこのジャンルは自分の得意科目のような気がしている。

いつもお世話になっている酒屋のご亭主のおかげで、いいお酒を楽しみ、ゆったりとしたひと時を過ごすことができた。ありがたい、ありがたい。今後とも、よろしくお願いしたい、、、(独り言)。

また呑む?:Yes
印象    :山形県にあるという酒蔵、千代寿虎屋の伝統と技術によって醸されているお酒。しかも復古米「豊国」を使っているとのこと。ホームページに掲げられた、“食品を作る者の4原則”というのがスバラシイ。大変気に入りました。
• 1 原料の厳選
• 2 加工段階の純正
• 3 一徹で時代環境に曲げられない企業姿勢
• 4 消費者との関係重視
機会があればまた呑ませていただきたい。しかし蔵元のお名前がこんなに長いのはナゼ?

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特別純米酒 浦霞 株式会社 佐浦275ml 500円 [日本酒]

2016年11月 特別純米酒 浦霞 株式会社 佐浦275ml 500円

ローソンは、全国の酒どころにある有力な蔵元12か所と組んで、1.5合の日本酒を売り出した。種類は以下で、480円のものと500円のものがあるのだという。量を売る力があるのでこんなことができるのだろうと思う。それでつい手を出してしまった。私のチョイスは浦霞だ。

菊水・北越後吟醸(新潟・菊水酒造)
玉乃光・純米吟醸山田錦100%(京都・玉乃光酒造)
御前酒・特別純米雄町100%(岡山・辻本店)
雪の松島・純米酒旨い辛口(宮城・宮城酒類)
浦霞・特別純米(宮城・佐浦)
男山・特別純米生貯蔵酒(北海道・男山)
窓乃梅・吟醸(佐賀・窓乃梅酒造)
美少年・吟醸(熊本・美少年酒造)
司牡丹・超辛口特別純米酒(高知・司牡丹)
上善如水・純米吟醸(新潟・白瀧酒造)
小鼓・純米吟醸(兵庫・西山酒造)
澤乃井・純米大辛口(東京・小澤酒造)

実は日本酒を口にするのは本当に久しぶりだ。だから自分がお酒の味や薫りに敏感になっているのがわかる。ちょっとドキドキしながら封を切ると、漂ってくるふんわり優しいお米の薫りには透明感があり、ついその味に期待してしまう。いつもの私であれば、もっと強い、日本酒らしい薫りを好むのであろうが、今はリハビリ中の身の上、これくらいがちょうどいい。少量口に含んで喉を滑らせてみると、、、非常に滑らかですぐに体の中に沁みていく感じ。やがてそいつが脳に届いて大きな溜息ひとつ、心も体もリラックスしていく、、。このお酒はコクはあるが、全体にスムースであり、薄めではあるが整った印象。こういうのを淡麗旨口っていうのか?ちょっと現代的な印象を与えるお酒で、今の自分にはちょうど良い。日本酒としての説得力もあると思った。少しずつ楽しみながら呑み、さらに呑みたい気持ちを抑えて日常生活に戻った。

コンビニの日本酒なかなかやるな、お酒屋さんもうかうかできないな、と思った。

タグ:浦霞 日本酒
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上善如水・純米吟醸 白瀧酒造 275ml 500円 [日本酒]

2016年11月 上善如水・純米吟醸 白瀧酒造 275ml 500円

次はこれを選んでみた。遠い記憶にある、まるで水のようにスムースな上善如水と比べると、すこしだけ日本酒的要素が濃い感じだ。封を切るとほのかなお米の薫り。すこしずつ大切にすすってみると、それでも全体にさっぱりとしており、切れ味がいい。浦霞よりもさらりとしている。それでもコクは感じられ、さすがに大看板、よくできたお酒だと思った。しかしこれだとあと二合くらいは欲しくなるなあ。

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菊水・北越後吟醸 菊水酒造 275ml 500円 [日本酒]

2016年11月 菊水・北越後吟醸 菊水酒造 275ml  500円

保管や流通に気を遣わなくても品質がばっちり保たれるというアルミ缶で売られている、我が愛する菊水のローソン企画物はどうか?まずかろうはずがない。信頼のブランドだ。

しかしやはりいつもの缶のやつとはかなり味わいが違うようだ。こいつは口当たりも喉越しもよいが、イナタイ日本酒臭さが色濃く残されていて、ちょっとひねっぽい感じもおそらく故意に加えられている。伝統的な日本酒を現代風に仕立て直したが、本質は変わってみませんよ、みたいな感じだ。少量だがゆっくりと楽しんだ。こういったわずかな違いを感じるようになった、もしくはなってしまったのは、年を取ったせいなのだろうか。

しばらく日本酒を離れていたが、細かいことにこだわって、ああだこうだ言ってきたようにおもう。久しぶりに日本酒と向き合ってみると、気候、風土、文化に育まれたスバラシイ飲み物だと改めて感じた。うんちくよりも、楽しく呑むことの方が大切だよな、ウン。

タグ:菊水 日本酒
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五橋 純米酒(日本名門酒会)酒井酒造株式会社 1800ml 2700円 [日本酒]

五橋 純米酒(日本名門酒会)酒井酒造株式会社 1800ml 2700円

これからは、一升3000円程度のそこそこ良いお酒をたまーに買う、という程度の家呑みだけの酒呑みとしてやっていこうと思っている。

このお酒は、“上品で控えめな吟醸様香。柔らかで軽快な口当たりをやや高めの酸味が引き締める。ぬる燗でさらに美味さ引き立つ。”とサイトには記載されている。純米酒であって吟醸酒の条件を一部満たさないから吟醸様香と記載されているのか?まあうんちくはどうでもいいのでまずは一口やってみようか。

口当たりは“さっぱり薄め”であり、指摘されているように酸味が強い。全体にサラリとしている印象。私の好みを知っているはずのお酒屋さんで買い求めたのだが、本当にわかってくれているのか?とちょっと疑問。ぶつぶつ言いつつも少しずつすすって楽しんでいると、だんだん味と香りの印象がかわってきて、僅かな甘さとコク、深みのようなものが感じられるようになってくる。透明感もより強く感じられるようになる。だからすこし大目に呑むときには確かに私の好みに近いお酒のようだ。常温で呑んだのだが、温度を変えると全体の印象が変わるのかもしれない。いいお酒だ。

タグ:日本酒 五橋
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屋守 純米吟醸 豊島屋酒造 [日本酒]

屋守 純米吟醸 豊島屋酒造

濃い、すこしイナタイ日本酒臭さを残した、それでも透明な澄んだ味わいのお酒。心地よい吟醸香を漂わせている。喉越しはややとろりとした印象もある。ゆっくりゆっくりと呑みたくなるような本格派のお酒だった。濃さと透明感など、矛盾する要素を同時に達成しているというか、こんなお酒も実際にアリなのね。おいしいおいしいと、あっという間に呑み干してしまった。東村山で醸されていると言うのは驚きだ。今日はかなり冷えたものを楽しませていただいたが、機会があればじっくりと室温で呑んでみたい。なかなか手に入らないお酒のようだ。また呑みたい。

タグ:日本酒 屋守
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司牡丹 しぼりたて 土佐の超辛口 1800ml 2160円 [日本酒]

司牡丹 しぼりたて 土佐の超辛口 1800ml 2160円

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天寿の純米生酒をスキップしながら買いに行ったところ、我が信頼する地酒屋のご亭主は“今年の入れなかった”と怖い顔。確かに天寿はたまに品質がばらつくことはあるのだが、今年の純米生酒を味わないというのは、、、涙、、、。しかしほかの店でお酒を買う気持ちにはならない。仕方がない。人付き合いっていうのはそういうものだ。大将はその代わりにこいつを試してみろという。それなら、と、そうしてみた。

有名な司牡丹というお酒を、残念ながら私はよく知らない。おそらくたくさん飲むと味わいが出てくるような、四国らしい男らしいお酒なのではないだろうか?などと想像してみる。さっそく最近おろした酒器に注いですすってみる。薫りはややフルーティで口当たりが良い。全体にさっぱりとしており、しかし同時にやや深めの酸味を感じさせるのが特徴か。軽い苦みがあり、味わいが比較的舌に長く残る。エグミのようなものはない。いなたさを残しつつ、爽やかさが強調されたいいお酒だ。大将が言っていたように、私の本来の好みとは少し違うけれど、値段を鑑みると望外の品質だ。口にするとほっとするお酒だった。

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東薫 東薫酒造株式会社 純米吟醸 300ml 540円 [日本酒]

東薫 東薫酒造株式会社 純米吟醸 300ml 540円

千葉県の小さな酒蔵で醸されている福祝というお酒をこよなく愛している私なのだが、千葉県のコンビニに立ち寄った際に、千葉県の日本酒を数種類扱っていることに気づいた。これはローソンで扱っている全国の日本酒を紹介するパターンではなく、千葉県で醸した日本酒のみ限定して扱っているらしく、ボトルも違えば値段も違う。このシリーズは濃い緑のずんぐりしたボトルにいれて売られている。素晴らしい企画だ。東京版とか神奈川版とかもあればいいな、と思う。

それで、すぐに手を出したかというとそうではない。なぜかというと、最初にこのシリーズもののおさけを発見したコンビニでは、あろうことか日本酒を窓際に置いてあり、毎日日の光をガンガン当てていたのだ。これではだめだ。どんな上質な日本酒でも変質してしまう。それであるとき通りがかった酒屋さんで同じシリーズのお酒を発見したため、気になっていた東薫をサンプルしてみた。よし今日は運がいいぞ!

封を切って薫りを確かめてみると、、、、上品というかなんというか、かすかな日本酒らしいイナタイ薫りがする。お酒の温度を上げるとこの薫りは多少強くなるが、目立つほどではない。少量すすってみると、、、これも薫り同様、昔からの日本酒らしいやや癖のある味がする。酸味とわずかな渋みのようなものがあり、コクが強く爽やかさとは逆の方向のお酒のようだ。後味も長く残る。矛盾するようではあるが、全体に比較的軽い吞み口であり、たくさん飲むタイプのお酒にも感じられた。ベテラン向きのお酒なのかな、というのが総合的な印象。

不思議なのだが、このお酒の味、何度も思い出してまた味わいたくなる。こういうこともあるのね、、、。

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