SSブログ

ふなぐち菊水 一番搾り 菊水酒造株式会社 アルミ缶(黄) [日本酒]

ふなぐち菊水 一番搾り 菊水酒造株式会社 200ml 286円 アルミ缶(黄)

例によって菊水のアルミ缶入りシリーズである。菊水のなかでも、この黄色のアルミ缶が基本の“き”であるらしい。発売はなんと昭和47年だ。これはすごい。Webサイトを見ると、●本醸造 生原酒 ●コクのある旨口 ●精米歩合70% ●アルコール19度なんて書いてある。オーセンティックとか、伝統の、とか、定番、とかいう言葉に弱い私としては、ついつい期待してしまう。気持ちを引き締めて、例によってぷしゅ!と缶を開け、中身をのぞきこんでみる。わずかに濁っている?アルミ缶の内部に貼ってあるビニールの色?今度猪口に注いで吟味してみよう。実際に口に含んで味わってみると、、、決して華やかではないが、芳醇なかほりと共に、甘さの中に日本酒らしいわずかな苦味。全体として、腰の強いがっつりとした手ごたえ。贅沢ではないが、毎日飲みたいような味、と表現したらよいのだろうか。旨いか?かなり旨い。気に入ったか?すげー気に入った。昔日の自己評価が嘘のようだ。いつものようにどんどん飲んで、すぐに(実際10分もかからなかった)一缶飲み干してしまった。量は少ないが、満足感があるのが不思議だ。一缶でも幸せになる。一度に大量に飲むのではなく、毎日一缶ずつ楽しむ、というのがいいような気がした。商売上はそれではまずいのかもしれないが。

また呑む?:Yes
印象    :菊水のふなぐちの基本 手軽だが本格派 上質 一晩に大量に飲もうとは思わないが、じっくりと向き合って毎日味わいたいと思った 日本人は日本酒を呑もう! 菊水酒造さんこれからも頑張って下さい 地味に応援しています

その後何度かこれを楽しんでいるが、これで”十分”な気がしている。コンビニでワンカップを買うのはちょっと恥ずかしいような気がするのだが(すみません)、自分的にはこれを買うのは全然恥ずかしくない。不思議だが本当だ。

近所のコンビニで、菊水一本200mlを286円で買うことができるが、恵比寿ビールは500mlで330円前後だ。度数でいうと、日本酒はビールの大体3倍なので、600mlが等量と言えるのだと思うが、そうすると大体400円くらいになると思われる。

お酒の価値はもちろんアルコールだけではないが、ずいぶん値段が違うものだ。酒税を調べてみると、一㍑当たりビールで220円、日本酒で120円だそうだ。ビールと日本酒を同じ量飲む人はいないはずなので(当然ビールを飲む量のほうが多い)、やはりビールに課された税金は相対的に高いと言わざるを得ない。ビール大瓶の45.1%が税金(酒税+消費税)なのだそうだ。びっくり。

というわけで、話はずいぶん回り道をしたが、やっぱり日本人は日本酒を呑もう!


タグ:日本酒
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

宗玄 純米 山田錦 ひやおろし 宗玄酒造株式会社 [日本酒]

6月某日
宗玄 純米 山田錦 ひやおろし 720ml 1500円?  宗玄酒造株式会社P6240833.jpg

今年も手に入れた宗玄のひやおろし。2013年9月に製造と記載されているので、いままで死蔵されていた?ということなのだろうか。ともあれ、いつもの”とろり、こってり”を楽しもうといそいそと封をきった。むむ、いつもと明らかに違う。これでこのお酒と親しんで3年目なのだが、例年より控えめな薫り。シェリーのような、と言ったらいいのだろうか、木の樽で薫りをつけたような、どこか洋風な印象を与える。口に含んで、、、じっくりとお口の中に、歯茎にしみこませて味わう、、、喉ごしを確かめる、、、。薫りは洋風なのだが、いつもの”とろり、じんわり”や”あまさ”が弱く、あっさりとしている。ニッキなどの香辛料を思わせるややひねりの入った味わいなのだが、全体として不思議だがさっぱりとした印象を与える。”ねっとり”していない。保存の問題ではなく、年ごとの”ぶれ”なのだろうと判断した。人が手作りしているのだから、当たり前と言えば当たり前だ。

うまいか?うまい。ここ数年の流れと連続性は感じられるものの、これまでとはやや違う流れの味だ。どんどん呑み進んでしまい、すぐに一瓶飲み干してしまった。 年ごとの違いを楽しむのがいいのだろうと思った。

また呑む?:Yes 
印象    :石川県の基本こってりめのお酒 このお酒を呑んで石川県が好きになった 毎年一回は呑みたい 個人的にかなりお勧め 年ごとの違いが楽しい
タグ:日本酒
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

浦霞 純米生酒 株式会社佐浦 [日本酒]

6月某日
浦霞 純米生酒 720ml 1280円 株式会社佐浦P6240842.jpg

行きつけのお酒屋さんでお気に入りの銘柄の代わりに勧められて買ってみた。安めの値付けなので、正直に告白するとあまり期待しないで気軽に封を切ってみた、、、一口すすって”これはめちゃめちゃお買い得だ!”、と思った。夏らしいお酒をください、とお願いしたのだが、まさに季節にふさわしい、すがすがしいお酒だ。

Webサイトには、” 生酒ならではの清涼感あふれるフレッシュな味わいと純米酒らしい旨味と酸味の絶妙なバランス”などと記載されている。上手に表現するものだと思う。やや荒々しさが残り、深みも足りない印象だが、それは望みすぎというものだ。おそらくこの季節しか味わうことのできないこのお酒を、おおらかな気持ちで存分に味わって、日々の生活に華を添えたい。

四季の移り変わりが鮮やかな日本で呑んでこそ映えるお酒だと思う。蔵元の皆様、良心的なお酒をありがとうございます。

また呑む?:Yes 
印象    :宮城県の有名銘柄 名前に甘えることなく、きちんとした酒造りを続けておられるようだ 安定した品質 信頼感抜群 車でいうとToyotaだろうか? 
タグ:日本酒
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

鶴齢 純米吟醸 青木酒造株式会社 [日本酒]

鶴齢 純米吟醸 720ml 税込 1566円 青木酒造株式会社
P6290923.jpg
お酒をやめてね、という家人がおしゃれなお店で1900円で買ってきてくれた。感謝感激だ。徒や疎かには呑めない、、、。大変恐縮だが、これまで耳にしたことのない銘柄なので、軽く調べてみると、新潟県の魚沼地方で醸されている数ある銘酒の一つのようだ。Webサイトを見ると、創業1717年(享保2年) なんて書いてある。時の試練に耐えて生き残ったブランド、ということだろう。素晴らしい。気合を入れて封を切る。

最近の流行なのだろうか?魚沼のお酒のトレンドなのだろうか?やはりこれも端麗辛口というカテゴリーに属するお酒のようだ。常温で呑んでみると、、、お米の薫りが、個人的にはかなり弱くて残念な感じで、味もさっぱりしすぎてちょっと不満だった。それで冷やしてみると、、、やはりこれは冷やして呑むことが前提のお酒なのだろう。薫りも味わいもくっきりと浮き立って、バランスの良い良質な日本酒の形になっている。

繊細なお米の薫りと共に、果物のような吟醸香。頭がすっきりするような好い薫りだ。上品と言うべきか。ガラスの酒器に移してしげしげと眺めてみると、わずかに黄色みがかってはいるが、ガラスよりも透明に見える。いい酒は水に近づくなんて言う人がいるが、そういうことか?口にしてみても、あくまでも澄み切ったバランスの良い味だ。苦味と酸味は最小限、研ぎ澄まされた僅かな旨みだけがアルコールの切れ味と共に感じられる。”米本来の味を重視しながらも、軽くソフトに仕上げ飲み飽きしない純米酒。”なんてWebサイトには記載されている。確かにその通りでございます。

美味しいか?美味しい。しかし私には少し上品すぎる気がする。お客様が来た時に出すと良い感じのお酒かな?

また呑む?:Yes 
印象    :新潟県の魚沼地方で醸されている、数ある銘酒の一つ。あくまでも上品で上質。歴史に支えられつつ時代に背を向けていないお酒だ。
タグ:日本酒
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

千代鶴 特別純米生酒 中村酒造 [日本酒]

7月某日

千代鶴 特別純米生酒 720ml 中村酒造 1,380円(税込1,490円)
Chiyozuru.jpg
なんと東京のお酒だ。
蔵元は、文化元年(1804年)から酒造りを続けているのだという。素晴らしい!

行きつけのお酒屋さんによれば、東京のお酒は東京で醸しているという理由であまり売れないという。私は、澤ノ井など最近好物になった東京のお酒があるのだが、どうしてだろう。都内には今でも頑張っておられる複数の蔵元があり、探せばいいお酒が沢山あるに違いない。それを探すのも個人的には老後の?贅沢な楽しみだ。イメージではなく、お酒そのものを味わって楽しんでほしいと思う。銘柄(ブランド)を無視する必要はないけれども。まあ、このへんでやめておこう。

じっとお酒の佇まいを見つめてみる。透明なブルーの涼しげな瓶、というかボトルというべきか、に涼しげにお酒が入っている。微笑みながら漂っているようで、いかにもさらりとしたお酒が入ってようなプレゼンテーション。プシッ、と封を切ると、夏向きの鮮烈な薫り。口元に運ぶと、プンとただよう酵母臭。昔風のお酒の薫りが残っている。透明感が強く、切れ味が鋭い。一見して”薄い”印象を与えるのだが、実際はガツンとした強めのインパクトがある。ダイレクトなアルコールの味も若干残されている。好みが分かれるところだが、私は好きだ。

深みはあまり感じない。混じりけなしといった味わい。甘さ、酸味、苦味などは冷やしていることもあって控えめにしか感じられない。味わいを複雑にする雑味が比較的少なく、薄めの旨みのみ。何故か漂う昔風の酵母の薫りが強い印象を残す。しかし開封して数日間冷蔵庫で保存したところ、昔の地酒のような、なんというか、いなたい味わいが醸し出されてきた。酵母臭がさらに目立つようになり、複雑で酸味や渋みがやや強く、甘みが相対的に後退した味わいとなり、舌に強く長く印象を残す。数日でお姉ちゃんがおばさまに成長したような。(あ、不適切な表現でした、反省します)これは面白い。若かりし頃に地方都市の山などで巡り合った、地元で小規模に醸されていると思われる地酒の味わいを思い出させてくれる。

目にした大きなWebサイトには、”品の良いフルーティな香りと、やわらかく上品なふくらみのある味わいが魅力です。”と記載されている。私的にはちょっと実際のお酒のイメージとは乖離を感じさせる記載かな?と感じた。開封当初の印象としては、夏のお酒ではあっても、もっと味わいが濃い方がいいと思った、とノートに記載したのだが、数日後には大きく変化して、古風で懐かしい風合いをもった愛すべきお酒、といったところだ。数日で何かが大きく変わってしまった。私がここ数日でジジイになったのかもしれないが、やはり空気にさらされて、お酒が変化した可能性が高い。ワインでいうデカンテーションのようなものだろうか?やはり日本酒は繊細な”生き物”なのだ。呑み手としても、アンテナを最大限に張り巡らせて、その味わいを精一杯全身で楽しみたいと思う。

また呑む?:Yes 
印象    :当初の印象は、今どきの若者にお勧めのさわやかな日本酒、であったが、開封後数日すると、古風で懐かしい風合いをもった愛すべきお酒、というぐあいに大きく変化した。酵母臭”プン”は呑み手を択ぶだろう。涼しげな青い瓶(ボトル)に入った”一粒で二度おいしい”夏のお酒だ。
タグ:日本酒
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

天狗舞 山廃仕込み純米酒 株式会社車多酒造 [日本酒]

天狗舞 山廃仕込み純米酒720ml 1400円(税抜)(化粧箱入り)  株式会社車多酒造Tengumai.jpg

いつものお酒屋さんに伺って、お勧めを聞いてみる。今日は珍しく有名銘柄がある、、、。”いつでもおいてますよう!”とご亭主はおっしゃるが本当だろうか?今度ひっそりと伺って確認してみよう。一瞬の迷いを振り払って、美しい化粧箱を手に取ってみる、、、いい味を出している。へそ曲がりなので、有名銘柄を買いたくないのだ。しかし、こんばんは久しぶりに天狗舞を買ってみることにした。高級感のある紙の化粧箱に入れられているのは、おそらく日光を嫌ったのだろう。この銘柄を目にすると、ごく個人的なほろ苦い記憶がよみがえる。が、まあ、それはいい。

すでにいささか酔っていたのだが(お酒屋さんスミマセン)、それでも帰宅すると翌日まで待てず、封をきってしまう。本来、お酒の味を見るときは素面であることが望ましいのは当たり前だが、この際うるさいことは言いっこなしだ。

とろりとした黄色みがかった何とも言えない好い色をして、ボトルの中で重そうに漂っている。Webサイトには、”濃い山吹色”と書いてある。確かに。ボトルの口からは、濃厚な洋酒のような薫りが立ち上ってくる。洋酒と言おうか古酒といおうか、年単位で熟成させたような何とも言えない好い薫りだ。すすってみると、、、やはり重めの味わい。僅かな酸味と苦味に加えて、一般的な日本酒とはやや異なるタイプの複雑な深い味わい。これは日本酒を形容するためのボキャブラリーでは表現しきれない感じだ。植物質というよりも動物質といったような。美味しいが、一般的な日本酒とは違う方向性。普段は日本酒をたしなまない人や、欧米人向きにもよさそうかな、という印象。一口目は頭の上に大きな”?”が出現したが、二口目からはニコニコとほほえみながら楽しく呑んだ。おいしいお酒だ。それでもやはり日本酒なので、全体として”さっぱり”とした印象を与えるのが不思議だ。

”天狗舞といえば山廃純米酒”。 とWebに記載が有るが、山廃とは、”仕込みのときに、雑菌による汚染を防ぐための既製の乳酸を添加せず、自然界の乳酸菌を巧みに取り込み、低温でじっくりと乳酸発酵させることです”、と簡潔にわかりやすく説明してある。”純米と山廃”へのこだわり、といい、文政六年創業という蔵元の長い歴史、といい、古風な雰囲気を漂わせたお酒であり蔵元なのだろう。なかなかステキだ。日本酒ってやっぱりいいなあ。

少量、もったいないことにグラスの底に残したまま一晩明かしてしまった。翌日なんとなく味わってみると、、、、驚くなかれ、極上の甘酒の味わいだった!

また呑む?:Yes 
印象    :純米と山廃にこだわりを持った蔵元が醸す、じっくり熟成された琥珀色の美味しいお酒。有名銘柄。昔風のやり方にこだわって手間暇かけて作られた素晴らしいお酒だと思う。不思議だが洋風の味わい。有名銘柄であってもいいものは好い、と思った。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

酒米「神の穂」純米吟醸 義左衛門  若戎酒造㈱ [日本酒]

酒米「神の穂」純米吟醸 義左衛門 1575円 ― 若戎酒造㈱ ―
Sake.jpg
黒い酒瓶からガラスのゴブレットにお酒を注ぐと、黄緑色のとろりとしたお酒だ。ブドウのような薫りが立ち上る。いかにも美味しそうだ。さっそくすすってみる。口当たりは非常にすっきりとしており、さわやかな印象をあたえる。酸味はほどほどで苦味がやや強い。なんというかやはり少しだけではあるが、ブドウを思わせる深い味わいだ。自然な甘みに加えてピリリとした成分もある。めちゃめちゃ美味しい。大人の果汁?みたいな感じだ。夢中ですぐに一本飲み干してしまい、独立排他的に幸せになった。”矢でも鉄砲でも持ってこい!”という状態だ。酒屋さんのご亭主はどうしてこれを勧めてくれなかったのか?尋ねてみると、”値段がちょっと高いので、悪いと思って勧めなかった”、とのこと。むむーナルホド。決して高くはないですよ、これは。

Webによれば、”三重の風土に合った良質の酒米を目指して、1996年、研究者、篤農家、蔵元の三位一体の取り組みが始まりました。そして2006年、「越南165号」を父に、「夢山水」を母に、神の國で生まれ、神の國で育った三重県初の酒米「神の穂」が誕生しました。さわやかな香り、ふくよかな味わいのお酒です。冷やから燗まで、幅広くお楽しみいただけます。”だそうです。確かにスバラシイ、と思いました。

また呑む?:Yes 
印象    :三重県で醸されている、気合の入ったちょっと高級感漂うお酒。うんちくはともかくして、一口呑んでみればすぐにわかる良質なお酒だ。めちゃめちゃ美味しいと思った。お勧めです。

お酒しばらくお休みします
タグ:日本酒
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

真澄 吟醸生酒 宮坂醸造株式会社 [日本酒]

真澄 吟醸生酒 720㎖ 1404円 宮坂醸造株式会社

休酒宣言をしておいたのだが、いつもの地酒屋さんで比較的廉価なものを勧めていただいたので(廉価でなくてもいいのだが、ビンボに見えるのだろうか私は)、つい手を伸ばしてしまった。敗北感とともに簡潔に記載する。コンビニで買える”あらばしり”とボトルのデザインが似ているので地酒屋ご亭主に文句を言うと、”それとは違う、ちょっとマイルドなやつです”とのことであった。勧められたい以上買うしかあるまい。

封を切り、今日は焼き物の古い小さな湯呑で。確かに薫り控えめで、しつこくそれを追及していたらお鼻をお酒に付け込んでしまった。おもしろいことに、鼻をつけてしまったお酒は味が変わる!鼻の脂酒?グロイのでひとさまには呑ませられない。マイルドな薫りで喉越しもさわやかめであるが、なかなか腰が強くお腹の深いところまできちんと響く味わいだ。

”寒仕込みの新酒を低温熟成した人気の夏の酒です。”とWebに記載されているように、腰は強いがなぜか全体にさっぱりとしていて、確かに夏向きのお酒のようだ。基本的にはフルボディの赤ワインのような日本酒を求めているのだが、まあいい。これはこれで楽しくいただくのが正しいおじさんというものだろう。

あっというまに一本空けてしまい、その夜は深く静かに眠り、翌朝は軽い後悔とともに目覚めた。

また呑む?:Yes 
印象    :寛文 2年創業の歴史ある信州上諏訪の蔵元、宮坂醸造株式会社がおくる有名銘柄 真澄。個人的にはこの銘柄には”質実剛健”といったイメージを持っている。今回の吟醸生酒は、ややソフトな印象の夏のお酒。本格派だが万人向け、といった位置づけか。
タグ:日本酒 真澄
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

七賢 風凛美山 山梨銘醸株式会社 720ml 1080円 [日本酒]

七賢 風凛美山 山梨銘醸株式会社 720ml 1080円
Shichiken.jpg

ドライブ先の道の駅で、よさそうなものをピックアップした。お酒はしばらく休んでいたので、こんなことをするのも本当に久しぶりだ。純米大吟醸も置いてあったのだが、常温保存だったため避けてこれにした。あまり期待はせずに帰宅して封を開けた。と、さわやかな吟醸香が鼻を喜ばせる。これは好いものかもしれない。ちいさなガラスのコップに注いでみると、わずかに緑みがかった薄い薄い琥珀色。色も薫りも爽やかなお酒だ。一口すすってみると、上記の薫りと共に、ややピリリとした味が舌とのどを楽しませる。全体にさっぱりとしており、好印象。地元の水とお米を使って醸した、薫りに重きを置いた普段使いのお酒のようだ。値段はとっても良心的。地元のお酒屋さんから全国の銘酒を手に入れるのも勿論スバラシイが、足を延ばした先で、その土地で(恐らく)好んで飲まれているお酒を楽しむのも、やはりスバラシイ。その土地ならではの味わいをこんなに小さな国で楽しめるなんて。

やっぱり日本はいいところだなあ。


また呑む?:Yes 
印象    :山梨県で醸されている、地元で愛されていると思われるお酒の一つ。とても薫りが良い。味わいは吟醸香など、ほんの僅かに葡萄を感じさせる。錯覚なのか隠し味なのか。久しぶりに喉を通した美味しいお酒。全体の印象はさっぱりしており好印象。気に入りました。

お酒 更新はのんびりやります
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

米鶴 純米生酒 米鶴酒造株式会社 720ml 1080円 [日本酒]

米鶴 純米生酒 米鶴酒造株式会社 720ml 1080円

洋酒をやめ、焼酎をやめ、ビールをやめ、、、。納得のいく年齢相応の大人としての呑み方ができなくなったから仕方がない。しかし日本酒をやめるのは個人的には日本人として人生から降りることを意味するような気がする。だから稀に呑む。一人で呑む。

信頼する地酒屋さんにお任せで選んでもらった。彼が“これはないっすよ”“お買い得っすよ”というので、“そうっすか”と受けてさっそく手に入れた。廉価なお酒なので、正直あまり期待はしていなかった。自宅で封を切ると、ふくよかでさわやかな吟醸香。まるで果物のようだ。本当か?本当なのか?すすって丁寧になめてみると、洗練された舌触り、滑らかな喉越し。生酒なのにコクも十分にあって、しかし主張しすぎることなく快い後味と深い薫りを舌と鼻に残しつつするりと喉をおちていく。呑み飽きない。ついつい盃を重ねてしまう。つまみはいらない。本当だ。しかしあなたが日本酒を呑みなれた人であれば、複雑なピリリと舌を刺す苦みが僅かに舌に残ることを気にするかもしれない。これを好むかどうか、許容できるかどうかでこのお酒の評価が分かれるのではないか。個人的にはこの苦味はものすごくいいと思う。苦みがあるから甘さとさわやかさが引き立つというか。全体の印象は、一番好きだ、ときめている某日本酒(秘密)と似ているように思われる。全体に甘くて、透明で、コクはあるのにさわやかだ。なぜお米からこんな意外な、しかも素晴らしい味わいを作り出せるのか、私の理解をはるかに超えている。実にスバラシイ。淡い山吹色のこのお酒は、今も私の目の前で、涼しげに汗をかいた4合瓶のなかで揺れている、、、。

地酒屋さんの予言通り、私はすぐに4合瓶を飲み干してしまい、何度かリピートしたのちに結局一升瓶を買い込むに至った。やはり日本酒は一升瓶で呑まないと。家に帰るとこのお酒が一升瓶で笑いながら揺れて私を待っている。このお酒は確実にあなたの人生を少しだけ豊かにしてくれます。四合瓶と違って一升瓶の場合、封を切ってから味が少しずつ変化していくのがたまらん。個人的に超お勧めの一本です。来年はどうなるのかな?

この喜びをあなたに。
ただしホロ苦いのOKな人限定です。
これ以上にコスパが高い日本酒はめったにないのではないでしょうか?


また呑む?:Yes 
印象    :山形県で醸されている、超良心的なお酒。地酒屋さんによれば、この蔵はこの銘柄がベストとのこと。しかしこれではあまり儲からないのではないか?引き続き頑張ってほしい。見つけたら即買いをお勧めします。私は3本続けて買ったのちについに一升瓶に手を出しました、、、。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理