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The ultimate single amp project; the mission completed! [音楽]

The ultimate single amp project; the mission completed!

内部.jpg
楽しく組み上げたチャンプの変造から始まったこのアンプだが、ついに意を決して、0年近く前に手に入れた古いアンプのキャビネットに収めることにした。失敗は許されないのでものすごく慎重にやったのだが、仕上がりは、まあ95点といったところか。

このキャビはFender Japanが昔出していた”Side Kick”というシリーズのものなのだが、大変丁寧につくられている。本体はなんてことのないパーチクルボード、つまりおが屑をボンドで固めたようなものが使われている。しかし表面に張ってあるビニールの下地にはなんと厚手のアルミが張り込んであり、結果としてキャビ全体にシールドを施した仕上げになっている。スバラシイ。また、天板には取手を取り付けるための金属を仕込んであるため、電気回路との短絡を避けるためなのか、なんと電気を通さないビニールのボードのようなものが内側に張り込まれている。ほんのお小遣い程度のお金で買ったアンプだったのだが、なぜかものすごく気に入って、これまでの人生の半分以上を一緒に生きてきた。ばらせばばらすほどスバラシイ作りで惚れ直した。当時の日本の工業製品は本当にすごい。ともあれ、キャビに必要最小限の穴を慎重にあけて、アルミのボンネットにねじを切って、ぴたりと組み合わせて出来上がりだ。フロントからの眺めもなかなかのものだ。

結果としてたまたまそうなっただけだと思うのだが、真空管特有の、立ち上がりと反応がごく早い、温かみのある音が出て大変満足している。どこか涼しげな風情を漂わせているのもいい。あとは取手を取り付けてボリュームにチキンヘッドを取り付ければ出来上がりだ。このアンプは本当に音がいい。弾いていると時間を忘れてしまうほどだ。正面からの写真は完成してからアップしたいと思う。


The complete single amp project.jpg
ということで暇を見て写真を撮ってみた。
アンプを運ぶための取手は外したままなのだがどうだろうか。
シャーシはきれいにキャビに収まっているとおもう。フロントの部分に角度がついていないので違和感がないとは言えないが、個人的には大満足だ。穴あけは、9ミリ幅に4ミリのねじ穴をあけるという作業だったのだが、0.2-3㍉の精度が要求され、何とかこれをクリアできたようで、全体が違和感なく調和している。実際の音も上々で、もうこれで家で使うアンプのことは悩まなくてもよさそうだ。壊れたって隅々まで理解しているので、パーツさえ手に入ればいつでも直すことができる。スバラシイ。あとは取手を取り付けて、白い大き目のチキンヘッドのつまみに取り換えれば完成だ。皆様にもアンプの自作をお勧めして、この話は終わりにしたいと思う。お粗末。


My Champ.jpg
取手が付いた。完成だ。あとは弾き倒すのみ。
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