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2022-11-12   定点観測 [雑文]

2022/11/12   定点観測



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ダメだ膝が痛くて走れない。なんてことだ。走るつもりの5キロの道のりをとぼとぼと歩いて帰宅。公共の場所なのに犬に糞をさせて平気なおばちゃんにがんを飛ばしながら帰った。体重が増えているのかもしれない。恐らくそうなのだろう、減量だ。まだやることがあるのでしばらく元気でいる必要があるからね。歩きながら気が付いたことがある。私の部下の一人がとくべつ理由もなく攻撃的になっており困っていたのだが、最近落ち着いてきたようだ。理由が分かった、わかってしまった、恐らく間違いない。ここには書けないな、とりあえず本当のことは。


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2022/11/12   ほぼ理想の環境(長文注意、内容空虚) [音楽]

2022/11/12   ほぼ理想の環境(長文注意、内容空虚)



ようやく楽器を練習する際の理想的な環境が手に入ったような気がしている。あとはこれを維持するだけだ。

どういうことかというと、拙宅のように、集合住宅に居住する“お座敷ギタリスト”の場合、夜間早朝には音を出せない。なので生音でぺんぺんやるしかないのだが、それもフルアコではだめで、セミアコでも生音が大きい楽器の場合は厳しく、ご近所にご迷惑をおかけしないためには悲しいかなソリッドを使うしかない。なので、せめて夜間早い時間とか、休日の昼間とかには、集合住宅の規約に抵触しない範囲で、小さな良い音でエレキを楽しみたい。そうでないと楽器をやっている意味がないではないか。人前で大音量で楽器を演奏する機会は社会人になるとなかなかないので、家で楽しみのために楽器に親しむ時間を大切にしたい。それでこれまでいろいろやってきたわけだ。何年も真空管アンプをつくってきたが、そこそこ思ったように自分が欲しい音を作れるようになったので、いわゆる5F1回路を、30年前、若いころに購入したFenderJapanのアンプの筐体に組み込んで使っている。最終的に出来上がったものはシンプルなものではあるが、いろいろアナログ回路のつくり方の経験値が積みあがった末に、ようやくその音に満足できるアンプが手に入った。すごく時間がかかった。制作のコツは、特別ではない、入手に苦労しない、良質のパーツを最小限使ってくみ上げることだと思う、私の考えでは。なのであまりお金はかからないはずだ。しかしいわゆる“勉強代”は、当然のことではあるが今までさんざんつぎ込んだわけだが、スキルを手に入れるためには避けることができないプロセスだろう。

楽器の方はどうだろうか?書いてしまうのはなんだか勇気がいるのだが、私に現在最もFitする楽器は、比較的廉価なFender MIJのMary Kayeモデルだ。こいつのネックが何とも言えない、いい感じのシェイプで、私の大きな掌、細くてあまり長くはない指にぴったりなのだ。私の手の構造上の問題を上手に覆い隠してくれるので、弾いていて楽だし、なんといってもこいつを握っていると楽しい。FCSよりもMIJが自分に合うなんて残念のような気もするが、本当なので仕方がない。しかしこの楽器、使いこなしにはかなりの苦労を強いられ、紆余曲折を経てようやく現在の地点にたどり着たわけだ。問題というのは、“ノイズ”だ。長時間使うのはためらわれるほどのノイズが載ってくるのだ。こいつの解決にずいぶん苦労させられた。製造上の問題としては、内部の配線にPU調整のネジが刺さっていたこと、配線の髭のようなものが悪さをしていたことが見つかったため、慎重に修正した。配線に突き刺さっていたPU調整ネジは、いわゆるタッピングビスのような造りになっているので、繰り返しPUの高さ調整に使うのは望ましくないとかんがえ、先端がとがっていない通常のものにとりかえて事なきを得た。PUの配線は古典的な布でシールドされているので、気を付けて配線しないと問題が起こりやすいといういい例であった。また、配線の髭の問題はどこかに書いたが、内部をいじったりして配線を動かすと問題が生ずることがあった。こちらも慎重に修正した。しかしそういったことを考え付く限りすべてやってみてもなかなかハムが減らないため、ずいぶんいろいろなことをやって楽器に負担をかけてしまった。

何度もPGを取り替えてみたり、ブレードスイッチを代えてみたり、いろいろやってみたがうまくいかず。ノイズは満足いくレベルまで減らない。途中で妥協して使い続けようとしたが気に入らずしまい込むことを繰り返した。自分に嘘はつけませんよっていうことだ。PGは同じ規格のものを少なくとも2枚買い替えて無駄なお金を使ってしまったし、ブレードスイッチはネジ穴を痛めてしまい、ねじ穴を修正したり、ねじを長いものに交換したりする必要があった。せっかくのMary Kaye フルコピーモデルなので塗料で内部をシールド処理する気にもなれず、打つ手がなくなって一時は放置して完全にあきらめていた。それでもどうしてもLargeCのメイプルネックが付いた白いストラトが欲しいので、Richie Kotzenモデルに手を出しそうになり、実は今も引き続きGASに苦しんでいるのだ。お酒と同じで終わりがない。どうしてくれる?しかし自分でどうにかするしかないのだ、結局は。この楽器売っちゃうか?と、危ないところまで行った時期もあった。でも楽器は出会いなので、同じモデルでも違う楽器で、別れてしまえば二度と会えないのは、実は人間関係よりも難しいかもしれない。とにかく売らなくって良かった。代わりの楽器は世界中探したってどこにもないからね。

レトロスペクティブに見てみると、出力ジャックの劣化(使ったパーツが長期保存されていたものなのか、製造後の湿度管理が悪かったのか)とハムを拾いやすい構造(これはまあ仕方がない)が解決すべき問題であり、ジャックを純アル(またこいつが出てきた)で掃除してノイズを減らしたうえで、Hum Debuggerで交流由来のハムを退治すればよかったというわけなのだが、ずいぶん回り道をしてきたものだ。途中でアンプの調子が悪くなった時には泣きたくなったが、Valveの接点の純アル清掃で元に戻ったことが参考となって今回の問題解決につながったので文句を言うべきではないのかもしれない。とにかくここまでたどり着くまでに何度も何度もPGのつけ外しを繰り返したため、上述したブレードスイッチのネジ穴問題以外にも、一か所だけ楽器の木部のネジ穴が怪しくなってしまった。ボディはアッシュで比較的目が粗い木材なので仕方がない。楽器をばらしたとき、一度だけアルコールが入っていたのが悪かったのかもしれないが後悔後に立たず。それでも修復のプランはすでに立ててあるのだが、次にPGをつけ外しする必要に迫られた時までいじらないことにした。

こういったわけで、今は自分の楽器、練習用のアンプ、練習の環境に大変満足している。自作のValveアンプを使っているにもかかわらず、気になるノイズはほぼ全くないし、ピッキングに反応する柔らかい音が耳に心地よい。時々お気に入りのリバーブをかましたりすることもあるが、ほぼ生音のまま、小音量で気に入った音が手に入るのがスバラシイ。楽器のことを考えないで音楽に集中できるようになったため、精神衛生にもかなりよいようだ。問題にぶつかったときは、まず問題の本質を深く理解~把握し、問題を切り分けて単純化し、大きな問題から一つづつ丁寧につぶしていく、という、私がいつも仕事で使っている考え方が今回も最終的には行かされたことになる。人生に無駄なんてないんだって誰かが言ったけれど本当かも。前向きで柔軟になれたのはノンアルのおかげかも。久しぶりにすこしだけ幸せになった私なのだった。今手に入れた環境を楽しみつつ、維持する努力を続けたい。

おまけなのだが、ストラップのことも少し書いてみたい。腰の不調を感じるお年頃なので、背筋を伸ばして楽器を弾くことのできるストラップは大変重要なのだ。いまはできるだけ膝の上にのせたり、胡坐をかいたりして楽器を弾くことを避けるようにしている。あと、ストレッチとか運動も超重要です。健康でないと楽器を弾くことができないからね。まあ、Spanishスタイルで弾くGuitarという楽器は、本質的に心身を蝕むようにできているのかもしれないが。さて、最近人気があるMoodyのストラップはとてもいいと思うし、実は私も一本手元に置いて愛用している。こちらも超有名なSHに売ってもらったのだが、数年前に1.5万円以上した。なじむまでに時間がかかるが、外見も上品で長持ちしそうで大変結構だ。なめし皮で私のものは飴色なので、傷つきやすいことぐらいしか欠点が見つからない。しかし最近もう一本と思ってWeb上でMoodyを探してみたところ、なんと2.5万エンもするじゃないですか!それじゃあいくらなんでも高すぎる。ストラップって自分の考えでは芸術作品ではなく実用品なので、そんなにお金を出すほどのものではないと思う、申し訳ないけれど。おそらく何らかのプレミアがついているのか?有名Musicianが使っているとか?それで昔某国在住時に楽器屋さんのJimに勧められて交わされたことのあるLevy’sを試してみたわけだ。当時のLevy’sは、私の身のまわりではJazz系のギタリストが愛用することが多く、なんかお金持ちのおじさん専用みたいな雰囲気を漂わせており、大変高価だった。そいつをほとんど使わなかった私は結局新品同様のそいつを売りに出してしまったのだが、買ってくれた人はまあオトクだったと思う。話がそれてきた。元に戻そう。それでLevy’sのストラップを探してみたところ、裏皮の幅広のやつが見つかった。手元にあるMoodyのものとほぼ同じサイズだ。これは裏皮なので、使用開始当初はぽろぽろとくずのようなものがでてきて往生するが、それも数週間のことで、あとは全く問題がない。馴染んでくるまで待つことなく、とっても柔軟で汗もすってくれるし、傷もつかない。それでいて重い楽器の重量をがっつりあずけても、伸びてしまうようなこともない。スバラシイ。こいつのお値段は5000エン、大変適切な設定だと思う。ほかにも多数のストラップを持っているが、こいつがあれば、しばらくは新しいものを買う必要がないだろう。ということで、Levy’sのストラップを個人的にはお勧めしており、上記のMKストラトを弾く時にもほとんどの場合Lストを使っている。縫製の仕上がりなどはMoodyに一歩及ばないが実用上は全く問題なく、大変よくできた製品だと思う。話が長くなったので、今日はこのくらいに切り上げることにしたい。そのうちまた続きを書くことになるかも。

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