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70th Anniversary Broadcasterその後⑤ [音楽]

70th Anniversary Broadcasterその後⑤

ネックを外してロッドを回してみると、、、新しい楽器のネックを外すのは何度やっても緊張するなあ。傷つけたくないし。外してみると、これは2019年に作られた楽器だという事がわかった。しげしげと確認してみると、やっぱりメイプルが乾燥してロッドがほとんど効いていなかったようだ。経験則に基づいて控えめにアジャストし、その後注意深くネックを戻してチューニング。ネックはほぼまっすぐで上から下まで同じ感じで弾けるようになった。これがやっぱり自分の好みだ。弦高をスケールで整え直してオクターブもやり直して、これでとりあえずは完成だ。1時間くらい楽しんだかな?全体に70点くらいまで持ってくることができた。あとは削り方が雑なナットとか、回転が渋い2弦のペグとか(Gotohではないのかもしれないと疑っている)、手を入れたいのはそれ位かな。しばらく弦を張っておいて、全体の鳴りがどんなふうに変わっていくか、楽しみにしている私なのだった。しかしまだこの”ヒト”と、死ぬまで一緒にいる自信がない。私にできることを全てやってみて、この楽器の持つポテンシャルを最大限引き出してからまた考えてみよう。

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70th Anniversary Broadcasterその後④ [音楽]

70th Anniversary Broadcasterその後④


ネックがどうもきにいらない。どうして指板がこんなに茶色いんだろう?カラカラに乾燥していたのでOrange Oil等でCareしてみたところ、色味も濃くなり、木目も細かくなって全体に改善。しかし楽器を弾いていて、どうにもSpongyな感じがして気にいらない。おそらく展示中に乾燥してロッドが効かない状態となり、木部だけで弦のテンションとつりあっている状態なのだろうと思う。以前にもそういったことがあったっけ。全体にピカピカに磨きあげ、新しい弦をはって様子を見ているのだが、安定したらネックを外してロッドを少しだけ締めつける必要があるのだろう。おそらくその段階でこの楽器のポテンシャルが見えてくるのではないか。ネックが弦のテンションに僅かに“勝った”状態に持っていくことが大切だと個人的には考えている。自分はまっすぐなネックが好きなので。

ギターは木材でできた楽器なので、いずれにせよ気を長く持って付き合っていくことが必要だ。一生ものになるといいな。というか、時間をかけてなんとかこの楽器を“もの”にしていかないと。

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