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2022/2/1   徒然Mazda2 ハンドルからの情報 [クルマ]

2022/2/1   徒然Mazda2 ハンドルからの情報


このクルマに乗っているとなんだか楽しい。なんでそうなのか考えてみた。F30とは違ってMazda2の車体の剛性、とくにハンドル周りは必要十分だが弱めだと思う。シャシー全体の性能も決して高くはなく、例えば急ハンドルで左右に振り回したりすると、ぴょこぴょこするのがご愛敬だ。ハイスピードでギャップを超えると車体全体がグワンぐわんと震えるように飛び上がる。それでも乗っていて楽しいのはなぜなのか?

言うまでもないことだが、このクルマは決して高級車ではない。ではあるが、様々な機能が一通りついており、そのすべてが各々きちんと働く。これは結構大切。それから、車体が軽く、全ての操作系が軽く動くように設定されているので、走りそのものも軽快に感じられる。これも重要な要素だ。エンジンは、あまり頑張って回さなくても”おいしいところ”が味わえるセッティングになっている。出力はアクセルへの入力に対してリニアではないが、予想を上回る加速をするので気持ちがよい。Peppyという形容詞がぴったりな元気のいいエンジンだ。それから、クルマの内外のデザインがいい。素材そのものにはあまりコストを割いていないのは値段を考えると仕方がないことだが、秀逸なデザインが“いやなところ”をほとんど感じさせない。皮を巻いていないシフトノブなどがいい例だ。クルマが小さく椅子が高めに設定されているので視野が広いこともプラスだ。また、このきちんと作りこまれた小ぶりな椅子は、骨盤を立て、腰をいたわりつつNVH等の情報を程よくお尻に伝えてくれる。さらに、今朝がたはっきりと気が付いたのだが、このクルマはハンドルからの情報が豊富なのだ。これが最大のポイントなのかもしれない。ハンドルからの振動、反力、加速度等々の情報が両手にダイレクトに伝わってくるため、運転しているときに豊富な情報を味わって楽しめるわけだ。これを作りが安いための雑音ととらえるべきなのか、私自身のように豊富な情報ととらえるべきなのか。まあ個人の自由だが、私は断然後者だ。Drivingという体験は、こういった五感への入力の総合的なものであり、それらがうまくバランスされていると、Fun to driveな快感が得られるのだろうと思う。あ、Mazdaの話をしているのにToyotaの言葉を使ってしまった。ともかく、意外だがMazda2の運転は楽しく、ついつい距離を伸ばしてしまう。F30が車庫で待っているというのに、だ。

タグ:mazda2
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