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徒然FD2 2018/9-5 [クルマ]

徒然FD2 2018/9-5

かつて3シリーズをテストドライブしたことがある。もちろんオートマで、アイドリングストップがついたモデルだった。全体にしっかりしているが、市街地を走行するスピードでは今一つ鈍重で、道路と椅子の間に固いゴムのようなものが挟まったような印象。ダイレクト感が足りないと感じた。おそらくスピードレンジが上がれば、違った味わいが醸し出されるのだろう。しかし手や尻からの入力がなんともかなり減弱しており、自分で走っているという実感が得られないのは寂しかった。それにアイドリングストップのメカニズムが男らしい仕上がりになっており、エンジンが再開する時の車体の大きな揺れは、笑うしかなかった。こんなものなのだろうか?比較の対象がないので私には判断がつかない。一方ボディの仕立ては随分ときっちりとしており、のんびり走っているつもりでもかなりのスピードが出ているのは驚きで、エンジンよりも足回りが勝っているクルマなんだな、という強い印象をうけた。これならハイスピードでも安心して移動を楽しめるだろう。

ふと我に返って、私は何のために車を入れ替えようとしているのか、という原点に戻ってみた。山の神のご要望に応じて、乗り心地の良い、足回りが勝った、マニュアルの4ドアセダンを手に入れようというのが当初の目的であって、今回は残念だが、レーシーな要素を排除する必要があるのだ。それであれば、失うものが多いが、あの“牛さん”のようなどっしりとした3シリーズこそ求めるものではないだろうか?やや大柄だがFR故それなりに小回りが利くため、私の車庫にも何とかおさまりそうだ、というか、わが駐車場にはBMWが大量に生息しているのだ。

3シリーズについて、真剣に考えてみることにした。

タグ:FD2 BMW
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茂原 ながら長生庵 せいろ おおもり 850円 [日本蕎麦]

2016年9月
茂原 ながら長生庵 せいろ おおもり 850円
ながら長生庵.jpg
千葉県といえば海、という印象を持っているのだが、地図を見れば千葉県のほとんどは山だ。内房からも外房からもやや離れた、山の中をクルマで走り回っていたら、面白そうなお蕎麦屋さんに運よく出会った。予備知識なし。ピクピクっとアンテナに電波を感じたわけだ。どんどんクルマを走らせてお店に入り込んだ。

駐車場は大きく、観光客も相手にしているようで(どんな人が来るのか想像できないけれど)バスも駐められるそうな。山の頂上を開いたような敷地はかなり広々としているので、駐車場も広く確保されており、クルマの心配をしないでのんびりとお蕎麦を楽しめる。ウムウム、やっぱりFirst impressionは大切にすべきなんだなあ。それでクルマを駐車場の端っこに悠々と?駐めて、てくてくとお店に向かった。お店の建物は、なんだか夏によくある海の家を少し高級にしたような大雑把なつくりだけれど、店を開けて2年目だそうで、まだ清潔感が十分に漂っている。トイレがお店の外に作られているのは、まるで山小屋みたいでなかなかいいと思った。駐車場の中にもトイレがあるようだ。夜には駐車場をタヌキやキツネが闊歩ししているのかもしれない。想像するとなんか楽しい。それはさておき。

お店に入ると、眺めがいいカウンターでどうぞ、と花番さんに導かれたのだが、目のまえには本物の蕎麦畑が広がっているではないですか!お店の周りが360度、なななんと蕎麦畑で囲まれているようで、見たところ種類の違うお蕎麦を時期を変えて植えてあるようで、年に何度か収穫するようだ。いい眺めだ、、、。しかしここで取れた玄蕎麦が実際に供されるのかどうかは確認しなかった。ともあれ、カウンターに陣取って、いつものようにせいろのおおもりをお願いした。850円は高いか安いか。見てくださいこの素晴らしい景色を。
蕎麦畑.jpg

お蕎麦は四角いプラの盆に乗って供された。せいろは長方形できちんとしたもの。お蕎麦の盛りもなかなかだ。お蕎麦自体は中くらいの適度な太さで、エッジはさほどシャープではなく、全体に肌色っぽいというか。それで要所要所に星が散っている。ピカピカと光っているというよりは、水切りが徹底的になされていて水分が全部落とされているようなプレゼンだ。外見からして、二八と判断した。

薬味はずいぶん細く切ったさらし葱、これはおそらく地物で、ワイルドな薫りと味を楽しむことができる。スバラシイ。山葵も生で、荒く引かれたそれは、味も薫りもなかなかのものだ。甘さを感じさせる上物と見た。さて、この辺でしずしずとお蕎麦に向かい合ってみよう。

割り箸で数本手繰ってみると、、、、まずは小麦粉の薫り。そのあと控えめにお蕎麦の甘い穀物臭を確認。ちょっと控えめすぎるかな?まあ好みということにしておきましょう。歯ざわりはもちもち、喉越しはあまりぼそぼそとしていない。喉越しではなく、多めに噛んで舌と歯茎で食べるとおいしそうなお蕎麦だと思った。蕎麦つゆは、、、すすってみる。きれいな濃い紫色をしている。醤油、砂糖~味醂、出汁のトライアングルで言うと、やや醤油が勝ったような蕎麦つゆだ。混然一体とした感じと、味の広がりがいまいちかな?とも思ったが、全体にさっぱりとしてなかなかおいしく雑味は感じさせない。ということで、だいたい半分くらい、蕎麦つゆをくぐらせてお蕎麦を手繰った。難しいことを考えなければ、十分においしいお蕎麦だと思う。無心に手繰り続けてすぐにフィニッシュしてしまった。まあこれはいつものことだ。みなさまの場合はいかがでしょうか。

書き忘れたが、お蕎麦の前に、おいしい蕎麦茶と、揚げ蕎麦が供され、不織布のお手拭きもいただいた。食後は当然蕎麦湯が供されたが、これはゆで汁そのもので、さっぱりとして結構でした。もうすこしたくさん湯桶に入れていただけるとなおよかったです。

山の上の清浄な空気の中、蕎麦畑の中で手繰る蕎麦は、それだけでも素晴らしい食事だと思いました。普通の商売としてやっているのか、お役所が一枚かんでいるのか、ちょっと謎でした。

良い;自然の中でおおらかな気持ちでなかなか質の高いお蕎麦をのんびり楽しめる。蕎麦畑で蕎麦、というのは得難い体験だ。
もっと良くなる;天ぷらとかどんぶりとかに力を入れるのももちろんいいことですが、もう少しだけお蕎麦それ自体に注力してほしいです。でもこのままでも十分かな?
また行く?;Yes
総括;小さな山の頂近くにある、蕎麦畑の中のお蕎麦屋さん。おおらかな気分でお蕎麦を楽しむことができる。

今回は なかなか を多用してしまったようだが、原因不明。
せいろの大盛りは、850円前後であることが多いようだ。なるほどナルホド。




2018/9 再訪 せいろ おおもり 850円

平日に休みを取って故あってこちらに足を運んでみたのだが、地元の奥様方の会合などなのだろうか、驚くべきことに店内はほとんど満席であった。休日などはさらに大変なことになっているのだろう。お蕎麦の出来ばえや蕎麦つゆの味わいなどについては前回とほぼ同じ。ゆっくりと蕎麦畑の風景を楽しんでお店を後にした。ごちそうさまでした。


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徒然F30 2018/10-1 [クルマ]

徒然F30 2018/10-1

その後いろいろとあったのだが、結局愛するFD2をBMWに入れ替えることにした。なのでこの拙文の題名も、慣れ親しんだ徒然FD2ではなく徒然F30としようと思う。やっぱなんかさみしい。手にいれたのは、320iMSportというちょっとだけ速めのやつだ。中身は全然Mではないと思う。必要なクルマを迅速に手に入れるために、いろいろな人に力を借りて、あまり細かいことを考えずにどんどん話を進めた。今回は時間がなかったので、お金の事さえあまり考えなかった。FD2とのお別れはたいへんつらかったのだが、ここには詳細を書くまい。

いかんせん時間がなかったので、4ドアセダン、ドイツ国内製造、マニュアルシフト、乗り心地はほどほどにいいらしい、という今回クルマを入れ替えるにあたって最低限の必要条件を満たすこのクルマを他のモデルには目もくれずにGetした。3シリーズは一度だけ試乗させてもらったことがあるが、この車に乗せられた2リットルツインターボ付きエンジンは一度も味わったことがない、という、エンジンフェチである自分としてはあり得ない状況で即決した。ともかくマニュアルシフトを買うような物好きは稀なので、選択肢がほとんど残されていないのだ。仕方がない。色なども無彩色でありさえすればいいので、本来買うつもりであったシルバーではなく、その時点で手に入ったブラックになってしまった。これから10年付き合おうというクルマなのに、我ながらなんと適当なんだろう。大丈夫なのか?自分で自分にあきれてしまった。しかし助手席で腰の痛みを訴える山の神を放置するわけにはいかない。人生甘くはないのだ。それでとっととクルマを手に入れ、とるものもとりあえずよろよろと走らせて、当家の山の神様に乗っていただいた。神はお疲れのようですぐに寝息をおたてになった。よだれも多少垂らしておられたようだ。よしよし、合格だ、花丸だ。

多大な犠牲は払わざるを得なかったが、必要なことはなんとか成し遂げたようだ。この時点で、ようやくクルマを吟味する心の余裕ができた。FD2を失うだけではなく、大枚をはたき、ようやく我が物となったクルマを今更ながらしげしげと眺めてみる、、、。なんか黒がくすんでいるな。ピカピカした透明感に乏しい。これはコーティングのせいなのかな?表面の仕上げの精度が低いのかもしれない。しかし他の黒いBMWと比べてみると、なんかどれもこんなもんみたいだ。納得はいかないが仕方がない。やっぱりガンメタがよかったなどと女々しいことを言っても仕方がないのでくすんだ黒を受け入れることとし、そこまでで意図的に思考停止。そして全体を前後左右からつらつらと眺めてみると、、、おお、なかなかかっこいいではないか。なんというかバランスがいい。クルマとしての基本を押さえたスタイルだ。しかししかし、こいつはFD2と比較するとかなりでかいぜ。なんかどっしりとしており、重厚な感じさえ漂っている。私は巨人なので、体に合った、調度いいサイズのクルマだ、という評価は確かに成立する。しかし狭い日本そんなに太ってどこに住む、ではないが、大きなクルマは日本では扱いにくいではないか。こいつをわがものとして愛することができるだろうか?横幅なんか180㌢もあるんだよ。すぐに買い替えたくなったりはしないだろうか?拙宅の狭く小さな立体に出し入れするのは大変なのではないか?しかしすでに買ってしまったので、ともかく付き合ってみるしかない。

早速Burn in、つまり慣らし運転を開始した。レッドが7000なので、しばらくは3500までで我慢して走ってみるつもりだ。アクセルもブレーキもハンドルも、まったりまったりと扱ってクルマが全体にこなれてくるのを待つのは嫌いではない。聞くところによればギヤが2速に入りにくいらしい。また、実際にちょっとだて走らせてみると、バックギヤにものすごく入りずらいことも分かった。ともかく、とりあえずしばらくは、ヤギのようにおとなしく走って様子を見てみようと思う。To be continued

タグ:BMW F30
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