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2022/09/18   物価高でびっくり [雑文]

2022/09/18   物価高でびっくり



多忙で時間の自由がきかず、最近はコンビニを利用することが多い。高くても仕方がない、選択肢がなくてもしょうがない。外食はまだまだリスクが高いし、最近とみに忙しく、料理に割くだけの時間がもてない。しかたがないので手近なところで適当なものを調達して、目をつぶって同じようなものを生きるために黙々と食べている。ファストフードやコンビニを利用する機会が増え、間違っても健康的とは言えない食生活が3年も続いている。街をふらふらと歩き回って疲れ果てたら蕎麦とお酒、というのもしばらく楽しんでいない。職の楽しみはほぼ完全に放棄だ。ああ、なんということだろう。

今日明日は台風のすごいやつが我が愛する日本を襲う、というので、買い物に出かけた、、、のだが、私が外に出るとすぐにものすごい勢いで雨が降ってきた。天気が私にケンカを売っているようだ。天は我々を見放したか、、、というのは大げさだろうけれど。ともかく雨風がマジでやばい感じなので、無理をするのはやめて、久しぶりにセブンでお買い物を。今日明日、何が起こるかわからないのでお弁当をたくさん買い込んだのだが、支払いの段になってびっくり、ちょっと買っただけなのに虎の子のように大切にしている樋口一葉が一瞬にしていなくなってしまった!おそらくレジの兄ちゃんが、、、と思って何度も計算してみるが、彼は間違っていなかった、悪いのは私だった。コンビニのラーメンとか、だいたい500エンのつもりでいたのだが、すでに軽く600エン台に入っているようで、税金8%を加えるとすぐそこにコンビニ弁当1000円の世界が見えている、信じられない。頭にきた私は、自宅に帰り、久しぶりに頑張ってコメをといで少しでも健康的な食事を摂ろうと怪しく笑いながら深く心に誓ったのであった。ここ数年で、おそらくこの3年間で、実感として2-3割物価が上がっているということなのだろうか?今日は実感としてずしりと感じた。さてどうしよう。暮らしにくい世の中になったものだ。また日本を出ていこうかな、と0.1秒ほど考えてしまったが、やはりこの素晴らしい国でできるだけ皆様の役にたって、疲れ果てたら日本の土にかえりたい。みんなが大変なら自分も同じように大変な思いをして生きていきたい。そうではあるが、この物価高、マジで困った、どうしたらいいんだろう、ほんと。楽器は買うのを我慢すればいいけれど、ご飯は毎日食べるしかないもんね。

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"もの"としての"楽器" ⑬ Fujigen NTL21RAH-WB 夢に出てきた [音楽]

"もの"としての"楽器" ⑬ Fujigen NTL21RAH-WB 夢に出てきた



あまりこんなことを書きたくはないのだが、楽器が夢に出てきてしまった。私はRoben Fordが好きで、むかしLPを結構買い込んだものだが、彼の白いテレキャスがとてもCoolだと思っている。それでなんだか白いTeleみたいな楽器が夢に出てきて、自分を買えと言っているのか、見ろと言っているのかわからないが、とにかく何度も夢に出てきて私に強烈にアピールするのだ。これはもうTeleをもう一本買うしかないのかな?などと思いつつ目を覚ました。でもこれはおそらく手元にあるFujigenのことなのだろうと明け方に理由もなく確信した。そうだ、あいつを何とかしてやらなくてはいけないのだった。

というのは、Fujigenから楽器を直接購入した際、さすがFujigen、楽器は標準的な使いかたに合わせてきちんと調整されていた。しかし私には自分なりの考え方があって、楽器を手に入れると、まずネックを完全にまっすぐにしてから弦高をべたべたに下げて、そこから自分に合わせて調整するようにしているのだが、私の楽器はフレットの仕上げが完ぺきであるため、いくら弦高を下げてもBuzzが出るようなことはなく、なのでそのまま放置してPUの高さもざっと合わせたままにして弾いていたわけた。こういった状態で楽器を弾くと、ネックの強度がたかくとっても安定していることもあって、生音がすこし金属的な感じであまり弾いていて楽しくないのだ。楽器の個性やポテンシャルを最大限に発揮させてあげることがわれわれPlayerのに与えられた使命なので、いくら疲れていても、忙しくしていても、これではいけない、楽器がかわいそうだ。それでついに夢に出てきてしまったのだろう。腹を決めて早朝から楽器と向き合うことにした。

いつもはナットの高さによる弦高調整のあいまいさを避けるために1フレットにカポをして17フレット上で弦高を調整するのだが、この楽器のナット溝の深さはほぼ完ぺきに調整されているので、カポは使わずに12フレットで弦高を調整した。老眼が進んでいるので最近新調したメガネを駆使して弦高をきっちりと測定。すると高音弦側が不自然なほど低くなっている。ネックのねじれなどの可能性も考慮したが、そこはFujigen、チェックしても抜かりはない、というか、ネックはマジでまっすぐだ。なので自分の調整が不適切と判断して時間をかけて弦高を調整した。伝統的な3Wayのテレブリッジの場合、弦の高さを変えると同じテイルピースに乗っているもう一本の弦の高さも変わるため、いろいろ考えながらやらないとだめで、結構手間暇がかかるのだ。経験がものをいう世界だ。結局6弦を1.75mm、1弦を1.0mmに設定して段階的に変化するように設定するのに30分近くかかった。しかも弦高を変えるとわずかではあるがテイルピースと弦が当たる角度が変わるため、オクターブ調整をやりなおさないといけない。これをすると、僅かながら弦高が変化するのでもう一度弦高を調整して、、、というサイクルを何度か繰り返して設定を追い込んでいく必要があるのだ。なのでさらに30分ほど時間がかかった。調整が済んでしばらく楽器を弾いていると、またネックやブリッジの状態がわずかに変わるので、今後もう1回か2回、調整を繰り返す必要がある。木製のパーツが多い楽器はかようにめんどうなものなのだ。まあ10年もすれば木部が安定して狂わなくなるが。気の長い話だが、木製の楽器は手がかかるからこそ愛着が増すというものだ。しかしFujigenの楽器は本当によくできていて、あいまいさが少なく、調整も大変やりやすい。ねじを回して調整しただけリニアに弦高や弦長が変わるので、調整のし甲斐があるというものだ。これだけで、かなり大きく楽器の特性を変えることができる。

ということで、本来の木製の楽器らしい音色を取り戻したFujigenで、一日音楽を楽しむこととしたい。いままできちんと調整しなくって本当に申し訳なかった、と楽器を撫でさすって愛でる私なのだった。

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2022/09/14   浴室暖房乾燥機 [Home Improvement]

2022/09/14   浴室暖房乾燥機



浴室暖房乾燥機の調子が悪い。これには24時間換気のシステムが組み込まれているのだが、風呂上りの浴室乾燥や、洗濯物の乾燥に毎日毎日休みなく10年以上使いまくったところ、まず、本来必要のないサウナ機能に問題が生じ、次にモーターからジンワリとグリスがにじんできて、ついに浴室乾燥機を使う際に24時間換気がうまく動かなくなってしまった。引き渡しの時に据え付けを担当した職人さんと話をしたところ、現代の技術をもってすれば、モーターというものは24時間使い続けて少なくとも10年は持つ、とのことだったのだが、ちょうど10年で全体的に怪しい感じになってきた。

我が家の浴室暖房乾燥機は、サウナをはじめとしたなんだかおしゃれな機能が複数ついているのだが、我が家族はそういった洗練された機能を必要としないため、年余にわたって放置してきた、つまり、暖房と乾燥、それから24時間換気の基本的な機能以外はほぼ全く使わないままに10年間過ごしてしまったのだ。本来、それで何ら問題がないはずなのだが、面倒な問題が発生してしまった。どういうことかというと、サウナ機能が正常に動いているかどうか何度か試したところ、当初は正常に動いていた霧状の水を散水するための電磁弁がカルシウムで固着してしまったらしく、水漏れするようになってしまったのだ。頻繁にサウナ機能を使わないと電磁弁が固着するということはマニュアルにも書いてあるのだが、我が家は基本的には現場に出てなんぼの肉体労働者的な働き方をする家族なので、自宅でサウナなんか楽しんでいる暇なんてありはしないのだ。しかし文句を言ってもたらたらと天井から降ってくる水滴が止まるわけではない。家人に何とかしろと厳命され、いろいろ調べた末にサウナだけのために設けられた水栓を閉じることで対応した。もともと使わない機能なので、なんだかさみしいけれど全く問題はなかった。しばらくはそれでよかった。

その後さらに深刻な問題が発生。浴室暖房乾燥機なので、浴室を何時間も温めて乾燥させるのが役割の一つなのだが、使用限度が来たためなのか、高温にさらされすぎたためなのか、モーターからじんわりとグリスが漏れてきたのだ。そいつがほこりを内部に入れないためのフィルターを汚してしまったのだが、どこに問い合わせてももうフィルターの在庫がないという。モーターは部品として手に入れることができるので、自分でモーターを交換して使い続けることも考えたのだが、水漏れの件もあり、フィルターの件もあり、私はなんだか嫌になってしまった。我が愛する日本の特に水回りの業界は、商品を消費者が長く使ったり、自分で修理したりしにくい構造を長年にわたって構築しており、こうやって買い替えを迫って商売をしているのだろう。頭にくる。自分たちが作った製品なので、長く使ってもらいたいと思わないのだろうか?まあこんなところで愚痴を言っても何も変わらないか。それで、嫌になってしまった私は地元の業者に相談することにした。本来、より広い地域をカバーしている実績があって実力がありそうな業者に相談したかったのだが、連絡してみると業界内での住み分けのようなものがあり、地元の業者以外に相談すると、話がうまく運びずらい仕組みになっているため、結局そうせざるを得なかったのだ。業界内での競争を避けるためにそういう目に見えにくいシステムが作られているのだろう、頭にくるがどうしようもない。いろいろやって複数の業者に相談してみたのだが、建築業者→販売業者→広域にカバーしている製造業者→地元の製造業者と、たらいまわしにされて頭にきた。私は時間を無駄に垂れ流す趣味はないし、冬になる前にとにかく何とかする必要があるのだ。それで地元の業者にあまり多くを期待せずに連絡した。選択肢が他にはほとんど残されていなかったので仕方がない。

幸いにして、見積もりに来てくれた方はかなりきちんとした方で、値段以外には私的に文句のつけようがない対応をしていただいた。運が良かったのか日頃の行いが良かったのか。しかし我ながら困ったものなのだが、電磁弁はもう10年たつので手に入らない、というのはどうも納得がいかず(だってほかの製品にも使う汎用部品でしょう?)、見積もりの後に、自宅を立ててくれた業者にもう一度相談してみた。すると再びたらいまわしされた末に比較的信頼できそうな会社につながり、少なくとも表面的には面倒を見てくれた。彼らが言うことには、地元業者はかなり良心的なので見積もり通りやってもらった方がいいという評価だった。それが正しいのかどうか納得がいかない部分もないわけではないが、金額には目をつむって地元の業者に仕事を発注することにした。私は新築当初据え付けられていたPanasonicのものを選んだのだが、他のメーカーのものと比べて2倍近くするというのだ。それでも細かいことはすでにどうでもよくなっていたので見積もり通りお願いすることにした。しかしその後多忙で休みが取れずしばらく放置。時間的な余裕ができてから施工をお願いすると、当初の見積もりの有効期限が過ぎているので、もう一度見積もりをする必要があるという。ここで私はまたまた頭にきてしまった。しかしまあ先方が何と言ってくるかを待つのがいいだろうと気長に待っていると、製品の値段は数万円高くなったが、同じ値段で施工できるとのこと、喜ぶべきなのか悲しむべきなのかこの時点ではわからなくなっていたが、とにかく仕事をお願いすることにした。  

据え付けは2名でやってくれた。事前に私自身がしっかりと養生をして、職人さんが仕事をしやすいようにできる限りバスルーム内に物を置かないようにした。現場が熱くないように工夫したり飲み物を提供したりも当然させていただいた。施工前に彼らとお話しをする時間があったので、時間がかかってもかまわないし、できることはなんでも協力するのでとにかく丁寧に施工してほしいとお願いした。二人はかなり頑張ってくれ、私自身も作業にずっと付き合ったのだが、プロっぽい作業でほとんど不安を感じるようなことはなかった。業者に作業を頼んで満足することはあまりない、文句が多い私なのだが、今回は珍しく、納得のいく作業をしていただくことができた。施工してもらったその日から、入浴後とか洗濯後とか、わが家族たちは浴室暖房乾燥機を使い倒している。そうそう、ノズルが詰まるのが嫌なので、最近はサウナ機能を結構な頻度で使っていることも報告しておきたい、うん。

最近Home Improvementの話が続くのだが、次はトレイの話を書いてみたい。

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2022_09_25   定点観測 [雑文]

2022_09_25   定点観測



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とりあえず皇居の近くで心静かに時を過ごすことができれば日本人として内的な落ち着きを取り戻すことができる。その後久しぶりに神田の藪そばまで足を延ばしたのだが、なんと店先で整理券を発行しているではないか。ここはなんとしてもお店の年季が入ったお姉さんに客をさばいて欲しかった。なんだか“粋ぢゃない”なあ、と感じて気にいらず、今日は遠慮させていただくことにした。近くにあるまつやも大好きなお蕎麦屋さんなのだが、店内があまり広くないため、いい悪いではなく個人的に安全ではない気がしたので、残念だが蕎麦時間を楽しむのはあきらめることにした。それでもやっぱり表を散歩するのはいいなあ。台風一過、しみじみと晴れた一日をかみしめた私なのだった。

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2022_09_26   トイレ問題 [Home Improvement]

2022_09_26   トイレ問題



拙宅にはTotoが世界に誇るWashletが備え付けてある。正直な話、私にとって安くはないマンションを買ったのだが、当家のトイレは便座がタンクと一体になったベーシックな造りのもので、タンクレスとか、便座が持ち上がったり外れたりして掃除がしやすくなっているとか、素敵な機能はついていない。そういった選択をすることで建築コストを下げて販売会社が利潤をあげているような気がする、ちょっと悔しい。まあ文句はやめておくことにして、我が家のトイレ問題についてつらつらと書いてみたい。当家のToto謹製、Washletは大変よくできており、大地震の際にものすごく揺れた際に僅かに水が漏れた以外、10年以上何の問題もない。ただし、消臭フィルターが寿命を迎え、なんだか嫌なにおいがするので取り替えたことがあった。この際、フィルターの規格が勝手に変えられており(同じサイズのものは販売終了)、サイズぴったりのフィルターを買うことができなかったのがとっても悲しかった。規格をかえて買い替えを迫るのはあまりよろしくない商売だと思う。消費者の悲しみと怒りを買うからね。例えば私など、次はメーカー変えてやろうかとか本気で考えている。まあめげずにいろいろ調べたところ、大きさがわずかに違うだけで機能的には問題がない純正の代替品を手に売れることができたので、この件は幸いにして事なきを得た。それでもこの時、業者に相談して作業してもらったらいくら請求されたのだろう。彼らは製品を売って、作業に課金するので、二つの商品を同時に売っているのだ。もしくは、対応を求めると、当然のように買い替えを勧められるのだろうか?私は一度我が家にきたものは、直してなおして使えなくなるまで徹底的に付き合う主義なのだ。

以前、わが愛するWashletを使う際、水を流した後にタンクに水がたまらないことがあった。最近、家族が狂ったように頻繁に水を流したことがきっかけとなり、その後結構な頻度で”水たまらない問題”が繰り返されることになった。使うたびにタンクのふたを開けてもにょもにょするのは面倒だし手間がかかるので、そのまま放置するわけにもいかず、いろいろと調べてみた。結局、タンクに注ぎ込む水栓を開閉するダイアフラムが劣化したのが原因であろうと診断がついた。おそらく間違いがないだろう。診断がつけば治療は簡単だ。寿命が来てしまった部品を交換すれば済むことだからね。さっそく部品を調達しようとTotoのWebサイトで情報収集してみたが、我が家の製品に関しては、どうも情報がOpenにされておらず、直接メールでTotoと相談してみても、具体的な情報をいただくことはできなかった。なぜだ。地域の業者に相談して何とかしてもらえということらしい。実際そうするように強く勧められた。浴室暖房乾燥機の時と同じ業界の構造だ。自力で直すためのハードルが意図的に高められているような印象を強く受けた。消耗部品の交換くらいは自分でやりたい私としては納得のいかない話であり、結局、消臭フィルターの時と同じようにWebをあさって自分で情報を仕入れることになった。ダイアフラムの交換は比較的簡単な作業であり、部品自体も1000円以下で手に入ることが多いらしいとつきとめた。よしよし。しかし我が家に据え付けられたWashletは、なんというか、地域の業者向きに作られた?限定品のようなものであるらしく、なかなか部品を売ってくれる業者を見つけることができない。結局この地味な調べものに数日費やした。それでもついにパーツの品番を探り当てることができたので、そのあとは比較的スムースに部品を発注することができた。しかし他のダイアフラムと同じような造りであるにもかかわらず、なかなか手に入らないパーツであるためか、3倍程度の値段がつけてある。暴利をむさぼっている!と怒ってもいいのだが、まあこれは状況的に仕方がないか。しぶしぶではあるが、ちゃっちゃと支払わせていただくことにした。現在、業者に連絡して取り寄せをお願いして待っているところだ。連絡を待っていたところ、業者から連絡があり、これから取り寄せるという。さて、どうなるだろうか。もろもろうまくいくだろうか?これをねたにしてもろもろ楽しんじゃおうと待ち構えている。

タグ:Washlet
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2022_09_26   浄水器のことなど [Home Improvement]

2022_09_26   浄水器のことなど



我が家のお水は利根川水系から供給されているのだが、意外と癖がなく味が良く、気に入っている、というか慣れてしまった。以前は相模川水系の水に慣れていたため、当初は味の違い(意外だがかなり違う。利根川水系は相模川水系に比べるとなんだか砂っぽい感じ?相模川水系は僅かーに塩っぽい)になれることができずに違和感に耐えられず飲み水を買っていた時期もあったほどなのだが、いまはもう大丈夫、満足して毎日ごくごく喉を鳴らしてお水を飲んでいる。日本のお水は最高だ。

我が家にはクリンスイという浄水器が備え付けられており、こいつをつかうとさらに水が磨かれた感じとなってなお結構なのだが、こいつが少々くせものだ。まずはフィルターについて文句を言いたい。フィルターを半年から1年に一度取り換える必要があるのだが、こいつが大きくて重くて大変高価だ。そればかりか、10年ほど使いまくった蛇口のあたりにカルシウムが沈着してしまったのは仕方がないとして、残念なことに内部にも同じようなことが起きているようで、蛇口のハンドル(と呼ぶらしい)がゴリゴリしてスムースに動かなくなってしまったのだ。いつものことだが、家人からの苦情に耐えかねて重い腰を上げることにした私だ。さて、と。

原因ははっきりしているので、具体的にどうすればいいのか考えてみた。私的には、1)内部の掃除2)部品の交換3)蛇口全部の交換 といった3つの選択肢があると思われた。内部の構造を調べてみると、どうもお掃除をしたくらいではどうにもならないような雰囲気だ。蛇口の内部には、とはいっても簡単な構造ではあるのだが、比較的柔らかい金属である砲金?でできたスピンドルという部品が入っており、こいつを交換すれば何とかなりそうに思われた。それでもダメなら原因はカルシウムの沈着以外にもある可能性があるので、蛇口全部を交換すればいいのだ。それはさすがに面倒だし数万円仕事になるが仕方がない。ということで、ちくちくとさらに調べてみた。

上記したように、据え付けてからすでに10年は立っている蛇口なので、多少はてこずったものの、蛇口の品番を、全体の形状、本体の構造や記載された番号によって探し当てることができた。品番が明らかとなってからは比較的話が早かった。パーツの番号をしらべて信頼できそうな業者に連絡を取って速攻で発注だ。こういったものには定価はあるが、言い値に近い値段で売られていることも多いので、極端に値付けが高いものをつかまされる可能性もあるので気を付けないといけない。購入の際、私は割引が効く裏技のような買い方を探し当てることができたので、僅か2000円足らずで手に入れることができた。実際にスピンドルが手元に届いてみると、真鍮の色をしたずっしりとしたパーツであり、かなり丁寧に、込み入った加工がなされている。この中の細かい溝とかにカルシウムが沈着したらどうしようもないよな、と納得するしかないような構造であった。やっぱり交換で正解だ。こいつについている回転軸のようなものを回して水を出したり止めたりするのだが、金属が柔らかいので開け閉めする感触がいい。回してみるとなんとも気持ちがよく、用もないのに猿のようにクルクルすることを繰り返したりした。このパーツは本体に固着していることが多いため、つけ外しには多少コツがあり、プロはトンカチで叩き回して外すという。しかし私はアマチュアで特殊な技術も経験も持たないので、よく考えて、ゆっくり時間をかけ、周囲のあまりがっちりとは造られていない部分に必要以上に力が加わらないようにものすごく注意して作業にあたった。だって失敗してシンクを交換したりしたくないからね。それでも古くなったスピンドルが外れてしまえばあとは簡単だ。古くなったものをよく観察して新しいものとIdenticalであることを確認したうえで、内部を可能な限りきれいに掃除して、必要最小限の力でスピンドルをねじ込んで作業完了。これで拙宅の浄水器は外見も中身も、数千円で新品同様になったのであった。準備に時間はかかったが、結果にはとっても満足だ。家人の評判も悪くないのがなによりであった。今回は、とりあえず、めでたしめでたし。

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