SSブログ

Yamaha SA rレストア⑥ 塗装 [音楽]

Yamaha SA rレストア⑥ 塗装



塗装はもう、どうしようもない。とにかく埃をはたいて、布で拭いてからいつも使っているラッカー対応のポリッシュで磨き上げた。そいつを値段が下がってきたマイクロなんとかクロス(眼鏡を拭きあげるような布)でなでるようにして磨くと、結構な光沢が返ってきた。それでもYamaha特有の塗装の濁りはもう出てきていて、残念な気持ちになるがこれは仕方がない。一説によれば、このころのYamahaのポリ塗装の問題は、木部との密着がいまひとつであるため、長年の仕様でわずかな水分は入り込んでこうなってしまうとのことだ。なるほどそういったことなのか。しかし国内外に流通していた大量のYamahaでこの問題が生じていると思うと暗澹とした気持ちになってしまう。だって世界中で使われているんだよ?日本製品の評判が落ちてしまうのは残念だ。しかしまあこれは、私の場合は、知っていて譲り受けた楽器なのだから受け入れることにしたい。味があるとは言えないが、木部の保護はこのままでも十分にできるはずなんだから。


木部の傷に向き合ってみる。ヘッドのとがったところに塗装ハゲ。これはよくあることだ。問題なし。木部が出てしまうほどの深い傷ではないので放置だ。演奏性に問題が出やすいネック裏はほぼ無傷なのだが、友人は楽器にやさしくないスタンドを使っていたようで、スタンドが当たるあたりに横に長い浅い打痕がある。ラッカーではないので、幸い塗装はやられていない。スタンドの”受け”の部分にゴムが使われている場合、ラッカー塗装が反応して溶けてしまうのはよく知られたことだがそういう悲しい事態ではないようだ。ただの機械的なへこみだ。これもいいだろう、このまま受け入れよう。あとはストラップピンあたりにストラップがこすられてついた塗装の輪のような傷が。これはいやだな、けっこうめだつな。これはコンパウンドでなんとかなる程度だと思うのでじぶんで対応しようか。1時間もあればきれいに仕上がるだろうと思われる。経年変化による木部の収縮が原因と思われるバインディングと木部の段差も目立つが、これは味として受け入れるのが吉だろう。のこりはトップだ。トップにはPG周辺の傷が数か所。これは塗装を巻き込んで結構深い。PGの上から大きな力がかかったようで、木部も軽くへこんでいる。わずかに木部が露出しているように見えるので、これは何とかしなくては。この楽器の塗装はポリなのだが、オーバーラッカー、というか、ラッカーでタッチアップしてみようか。それ以外に目立つのは、ジャック付近の固いものを当てたような複数の傷だ。これは昔流行った、ちょっと変わったコンプであるOrange Squeezer、こいつは四角い金属の箱から直接プラグが生えているので、セミアコのトップにそいつを直接差し込むようにして使うのだが、これを装着する際にこすった際についたと思われる。これは結構目立つので何とかしたいな。前オーナーは裕福な家の一人息子なので、こういった高価なエフェクターを買うだけのお小遣いをもらっていたのだ。うらやましかったが、彼は無駄遣いはしない男だ。楽器も私とは違って、エレキはたった2本しか買っていない。しかも何度も楽器店に行って、納得がいくまで試奏してから買っている。ブランドにお金を払うことを嫌って国産のブランド、たしかストラトはFernandesで、セミアコはYamahaを選んでいる。今レトロスペクティブに評価すると、いい目をしていたというしかない。家庭に恵まれるとモノを見る能力がはぐくまれるのだろうか?私は全くだめだめで、いい年をしていまだに音楽業界に結構な額のお金を垂れ流している、、、。まあたのしければいいということにしておこう。さて、話がどこかに行ってしまう前に元に戻そう。

とにかくこの楽器の最大の特徴は、トップがぶ厚いスプルースの単板であることなのだが、高価なフルアコなどと同じ設定になっているのだ。まあ、職人による削り出しではなく、プレスして成形してあるのだと思われるが、なかなか優雅な曲線を描いていてエレガントだ。なので、セミアコながら結構生音が大きく値色が深いという利点があるのだが、一方で、スプルースは柔らかい木材なので機械的な強度が弱く、ぶつけるとすぐに傷ができてへこんでしまうという短所もある。合板の楽器ではないので気を遣うのだ。また、ラッカー塗装であれば勘太郎のChakiのように深めの傷も味になっていくことが期待されるが、この楽器はポリ仕上げなので、きれいに保たれていないと残念で寂しい雰囲気になってしまう。なのでこれは将来的になんとか補修したいなあ。手元にはいまだにWipe on polishがあるので、ばくちだがそいつでやってもいいだろうし、Freedom custom guitar research の補修用ラッカーのタッチアップでもなんとかできるのではないかと考えている。以前にUSACGのポリ仕上げのネックの傷を補修したことがあるのだが、その際はラッカーを使ってよい結果が得られたことをよく覚えている。なので、傷が木部に達しているところは濡れタオルとはんだごてで木部を太らせて傷を目立たなくしてから、そうでない傷はそのまま脱脂だけして、当面はラッカーのタッチアップですこしずつ補修していくつもりだ。時間はかかるが楽しい作業になる筈だ、うん。

V and Tのノブを外してみたのだが、いままで40年間以上一度も外していなかったらしく、埃がたまっており、水分を呼び込んだのか当然のようにまあるく白濁していた。これは塗装と木部の境目の問題なので、磨いても改善しないことは分っている、、、、それでも実際に磨いてみて、改善しないことを確認して、それから元に戻した。ということで、塗装は自分の力量でなんとかなりそうだ、、、というか、自分でできる範囲で、自分が持っているマテリアルと技術だけで補修していこうと考えている。しかしFCGRのラッカー、ほんの5CCで2千円もする。これに代わるものがないのでまた購入するつもりでいるのだが、最近値上げしたらしく3千円もする、、、。ので、他社の製品も当たってみようか。しかし信頼と安心と実績が3千円で手に入るのだから、いつものFCGRを買うのが賢いのかなあ。悩むところだ。


しかしこの時期のYamahaの塗装、みんなどうしているのだろうか。あきらめて白濁を受け入れるのか、全塗装するのか。とにかく捨てるには惜しい楽器なので、何とかしたい。あ、それから、Fホールの中をきれいにしようとブロワーで吹いてみたのだが、埃の塊りが出てきて非常に驚いたことを報告しておきたい。こういうのが入っていると、内部の湿度があがっていいことは何もないのだ。カビも生えやすくなるしね。内部に塗装はされていないので、まあそれ以上はやることはない。塗装関係はこんなところだ。


その後、ラッカーのタッチアップで使えそうなものがないかどうか調べてみた。ギター系の会社で一つ、これは2000エン前後なので選ぶ意味はない。あまりFCGRと変わらないのでそれならFCGRを選んだ方がいい。あとは、タミヤのプラモデル用のものとか、、、これは刷毛がついておらずマニュキアスタイルではないのでやめておこう。あまり本格的なことをすると続かないからね。そうやってまったりと検索を楽しんでいると、、、、カンペハピオ?というおかしな会社で私が探しているものそのものを販売していることが分かった。ラッカーだし、マニュキアスタイルだし、値段も1000円以下で適正だと思う。あとはこいつが使えるかどうかなのだが、やってみることにした。まずヘッドの黒は失敗しにくい筈なので、ここからやってみようかとおもう。黒、アイボリー、それから薄め液を買っても2000エンを切っている。これはイイ、ただし使えれば、の話だが。FCGRの製品は、内容量は非常に少ないが、刷毛の造作もギターのタッチアップに特化していて使いやすかったのだ。以前に購入したものは、僅かに残ったラッカーを薄めて使おうとした際に、適切ではない薄め液を使ってしまって破棄することになってしまった。なので手元に比べるべき実物がないのではあるが、使い心地はよく覚えているので、とにかくチャレンジしてみることにした。レストアなんだから、効率は考えずにのんびり楽しんでいこうと思う。失敗したらやり直せばいいさ、、、。
タグ:Yamaha SA
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

2023/10/22 Wilde Pick Up L-48TL by Bill and Becky Lawrence [音楽]

2023/10/22 Wilde Pick Up L-48TL by Bill and Becky Lawrence



Webでオーダーを入れたのが10/4だった。
荷物ができたのが10/14なので、出荷までに10日かかっているようだ。
Pre-Shipment Info Sent to USPS
October 14, 2023

物が郵便局に届いたのが10/16で
MACON, GA 31216
October 16, 2023, 6:27 pm

2か所の中継を経て
SEMINOLE-ORLANDO FL
October 17, 2023, 9:56 am
OPA LOCKA FL
October 17, 2023, 4:38 pm

10/17にマイアミの国際センターへ
MIAMI FL
October 17, 2023, 7:02 pm

10/19にそこをでて、10/20にNewarkからようやく日本に向けて出国だ。NewarkってしらべてみたらN.Y.の近くにあるようだ。
NEWARK, UNITED STATES
October 20, 2023, 12:02 pm

荷物は10/20にようやく成田に到着している。郵便局に荷物が持ち込まれてからここまで5日しかかかっていないので、送料を考えると結構安いし早いと言えないこともない。
TOKYO, JAPAN
October 21, 2023, 3:57 pm

ここで時間がかかっているな、、、。何をもたついているんだろう。

おお、ついに税関を通過したみたいだぞ!3日かかっているが。国内に物が入ったということだろう。あとは早いのかな?1-2日で到着するとみた。
JAPAN
October 24, 2023, 11:07 am

タグ:L-48T Wilde
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

FujigenのTelecaster Thinline その後① [音楽]

FujigenのTelecaster Thinline その後①



練習用にギターとして購入したこの楽器なのだが、いくつか不満な点が出てきたので、少しだけ手を入れることにした。ペグ、フロントPU、Nob、ストリングハンガーなどは、なんと手持ちのパーツでまかなえるので(我ながらまともな人間ではない)、すべてGoldでそろえたいと考えている。つまりMaryKayeのTeleVersionを考えているのだ。そうするためにはけっこうお金がかかるわけで、こうやって買った楽器をModifyするのも悪くはないが、やはり自分が欲しい仕様の楽器を実際に市場で販売されているものから選ぶ方が安上がりだ。まあ、自分で組んでしまっても悪くはないのだが、時間とエネルギーが少し足りないようだ。こういったProjectはかなり楽しくはあるのだが、、、。時間と体力と好奇心があればね。


リヤPUは、以前使っており気に入っていたBill LawrenceのTwinBladeがまだ買えるようなので買ってみることにした。Billが亡くなってずいぶん経つが、奥さんのBeckyが娘さんのShallonと協力して今に至るまで頑張ってPUを製造販売しているらしい。年余にわたって会社が存続しているということは、それなりの品質が維持されているということなのだろう。誰かBillと関係の深い技術者が協力しているのか、Backyにそういった能力が備わっているのかどうかわからないが、とにかく買ってみることにした。使ってみればいいものかどうかわかるはずだ。なのでかつて使っていたTwin Bladeのモデルを選んだ。送料込みで83ドルだそうな。さらに、VTのPot、GotohのCompensetedBridge、それからコンデンサ、BladeSwitchなどなど、諸々Goldでそろえると15000円くらい?ほかにも徹底的にやるのであれば、ストラップボタン、アウトプットジャック、ネックを固定するプレートとかも必要なので、あと数千円かかるだろう。しかし外見にはこだわらず、内臓だけ変えるというのであれば、あとほんの数千円で済む話だ。さあ、どうするかな。PUがきたら、チクチクと考えることにしたい。おそらく小規模の改良で済ませることになるだろうけれども。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

FujigenのTelecaster Thinline その後② [音楽]

FujigenのTelecaster Thinline その後②



まずはノブから。結局Mary Kaye作戦はやめて、すべてシルバーでいくことにした。理由は、ジャックを付けるプレートのゴールドのものが手に入りにくいからだ。それから、スクリュウをすべてゴールドに代えると、ネジ山の問題が気になるので、それも考慮に入れて、総合的に判断した。しかし以前は納得のいくパーツを使ってトップラッカー仕上げの楽器が13万円だったのに、いまはパーツの耐久性があまり高くないものが使われているポリ仕上げの楽器が14万円、、、仕方がないけれど残念だ。自分でGrade Upして使える楽器に仕立て直すことにしたい。



F-Tl-Custom1.jpg












これなんだけれど、なんかノブの先っちょが丸くなっていてかっこよくない。実用性に問題はないし、ノブの丈が低い方が問題が起こりにくいのはよくわかる。サイドのギザギザもいい感じだし、おそらくGotohに作らせたパーツと思うのだが、何の文句もない。しかしもうすこし普通のFender寄りにもっていくことにした。ノブを外すと、こんなふうだ。



F-Tl-Custom2.jpg












このPotのシャフトはミリ規格になっており、スリーブが入っているので、何も考えずにノブのネジを締め付けるとシャフトを痛めてしまう可能性が高い。やってみればわかる。なので、よく見てほしいのだが、緑色のプラをスリーブにはさんで全体としてソリッドな構造にしてある。どこかに書いたことなのだが、日本人ならではの丁寧で細かい発想だ。おそらく間違いなくこれは日本発のアイディアだろう。こういったマニアックな製品が普通に売られているのだ。とにかく、だ。ソリッドになったシャフト、そいつに、ちょっとメッキが厚いのが気に入らないが、まあまあ許せる形をした、ヴィンテージコピーと思われる比較的廉価な鉄製のノブをかぶせてみた。形は伝統的な50年代のものがモチーフになっているが、ノブのサイドのギザギザの粗さの再現性はいまいち。メッキのせいでつるつると滑るのだがまあ使えないことはない。とういことで、まずはノブからModifyを開始した。結果はこんな感じだ。



F-Tl-Custom3.jpg












Teleはパーツの数が少ないので、ほんの少しの変更でも全体の雰囲気がぐっと変わると感じているのは私だけだろうか?この地味なモディファイをしばらく続けようか。改良に必要なパーツは実は次々と入荷?しているのだ。しかしオレけっこう忙しいのにこんなことやっていていいんだろうか、、、。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

FujigenのTelecaster Thinline その後③ [音楽]

FujigenのTelecaster Thinline その後③


Bridge.jpg












次はBridgeだ。この楽器のOriginalのブリッジは、Teleのオリジナルと同様、真鍮の丸棒が使われている。しかも弦を通す溝が切ってあるので、弦の間隔はきちんとしているし、音だってTele特有のキャンキャンした音が出るし、なかなかいい。ブリッジのプレートだって伝統的なうっすい鉄をプレスしたものでよく考えられている、というかOriginalのことをよく理解して準拠していると思う。チューニングの問題だって大したことはないので、このまま使い続けたってもちろん構わないのだが、クリーンな音でハイポジをつかってコードなどを弾くと、やっぱり私レベルの耳であってもちょっと気持ちが悪い。ということで、大好きなGotohのIn-Tuneブリッジの駒の部分だけ購入することにした。



In Tune.jpg












こういうやつだ。これをオリジナルのものを外して装着すればいいのだが、これがなかなか面倒くさい。微妙にボルトや丸棒のサイズが違うので、ネック、弦高、それからオクターブ等々をすべてやり直す必要があるのだ、これが面倒くさい。でももう買ってしまったのでやるしかないため、1時間くらいかな?時間をかけて決行した。ネックにかかるテンションが微妙に変わるため、今後何度か落ち着くまで微調整を繰り返す必要はあるが、すでに高音部を弾いた時の響きがクリアで気持ちよくなっている。まあ、3千数百円投資する価値は間違いなくあると言っていいだろう。手持ちのBroadcasterモデルに同じModifyをしようとは思わないが、実用的なこの楽器には必要なことだろうとおもう。



After.jpg












Modifyをした後に外見上の変化はほとんどないが、ぜひ皆様にもお勧めしたい方法だ。実はGlendaleのパーツを使おうと当初は考えていたのだが、弦の間隔を維持する”溝”が彫られていないことがきめてとなって、いつものGotohに落ち着いた。値段はあまり変わらないが、私としてはこちらの方が実用的だと思う。また、実は数年前にチタンのIn-Tuneサドルが売り出された際に喜んで購入したのだが、私の場合、ブラスの方が好きな音が出ることを記載しておきたい。皆様も、ぜひ。

あ、明らかに音が変わった。同じブラスなのに全然違う。コクが出たと同時に少し生音がトレブリーになった気がする。Originalの物の方が好きという人もいるだろうけれど、私にとっては好ましい変化だ。しかし弾いていて気持ちがいいな。好みもあると思うが、音の純度と深みは五割増しくらいだろうか。やっぱりテレのブリッジはものすごく大事だ。お値段以上のModifyだったと言ってよさそうだ。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

2023/10/26 Wilde Pick Up L-48TL by Bill and Becky Lawrence [音楽]

2023/10/26 Wilde Pick Up L-48TL by Bill and Becky Lawrence



ものが到着した。久し振りの個人輸入だ。誰も読みたくないだろうけれどここ数日の経緯を書いてみる。


税関で処理終了
Customs Clearance Processing Complete
JAPAN
October 26, 2023, 12:59 am


川崎港に届いた
Processed through Facility
KAWASAKI PORT, JAPAN
October 26, 2023, 1:00 am


郵便局に到着
Arrival at Post Office
JAPAN
October 26, 2023, 1:00 am


地元に到着
Out for Delivery
JAPAN
October 26, 2023, 1:11 pm


配達にむかった
Out for Delivery
JAPAN
October 26, 2023, 1:11 pm


自宅についた!
Delivered
JAPAN
October 26, 2023, 2:51 pm


やはり国内の流通はものすごく効率的なんだなあ。日本ってやっぱりすごいなあ。
タグ:L-48TL
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

2023/10/28   Jazz Guitar 練習帖④ [音楽]

2023/10/28   Jazz Guitar 練習帖④



いろんな意味で真剣に向き合っているので、レッスンの後はぼろぼろになる。とても疲れる。ビールでも飲んで一寝入りしないと、まともな状態に戻れないほどだ。腹を決めて先生について学んでいるのだが、私の目の前にずっと立ちはだかり続けている壁があって、それを超えられるかどうかで今後の音楽生活が決まってくるような気がしている。というか、これを超えられなければJazzをやめるしかない。足踏みをしているが、今の先生の下で1年は頑張ろうと思う。というか、そう決めている。言われたとおりにやりなさい、という先生ではなく、思ったようにやってごらんという人なので、付き合い方が難しい。しかし誠実にケアしてくれようとしているのでめげずに全力で頑張りたい。

今日の課題としては、、、

1. リズム、リズム、リズム
2. テーマのリズムをつかう そいつをフェイクする
3. オブリをいれてみる そうやって広げていく
4. 次のコードの構成音の中で近くにある音を探して弾いてみる
5. たくさん音楽を聴く

1年間は、言われた通り馬鹿になってやってみようと腹を決めている。
この壁を何とかして超えたい。苦しいが頑張りたい。

タグ:jazz
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

2023/10/27  Wilde Pick Up L-48TL by Bill and Becky Lawrence [音楽]

2023/10/27  Wilde Pick Up L-48TL by Bill and Becky Lawrence





Envelope.jpg

















モノが来た。楽しみにしていたのだが、ちょっとがっかりだ。というのも、今までは小さな段ボールで送ってくれたのだが、今回はプチプチつきのビニルの封筒での郵送だ。これで問題がないかというとそんなことはなく、やはり箱の方がいいようだ。今までは、ボルトとゴムチューブを添付する形でうってくれていたのだが、しかし今回はボルトもチューブも本体に装着して送ってきた。封筒に入れられているので、当然輸送中に外力を受けることになってこのボルトが少しだけ曲がってしまっているのだ。当然そうなるだろう。なのでせめてボルトを装着しないで送ってくれればいいのに、そうでなければ今まで通り箱で送ってくれさえすれば、、、と思った。想像力の問題だね。まあ梱包については感想はこんなもんだ。ちょっとがっかり、でもまあこれでもいいか、と。



Inside.jpg

















それで、PUはいつものことだが小さなプチプチの袋に入れられて送ってきた。これは以前から同じやり方で、たいへん丁寧で結構と思う。しかし、いつも添付されている手書きのメモのようなものは見当たらない。お手紙とかいいかげん疲れちゃったのかなあ?余裕がないのかなあ?あれ好きだったんだけどなあ。コストと手間を惜しんでいるのだろうなあ。その代わり、よくある感じの柔らかいサービスピックが同梱されていた。しかしピックは個人の好みがあるので使われないことも多いのではないか。実際厚みが足りないので、私もこのピックを使うことはないだろうと思われる。それはまあ置いておいて、そろそろ中身の検証に入りたい。



Top.jpg

















外見はこんな感じだ。長期保存されていた個体なのかもしれない。配線がまるくなって癖がついてしまっているんだよ。まあそれはいいか。音には関係ないからね。さて、外見から判断すると、ボルト、ゴムチューブ、PUのカバーのプラ、それからブレード部分の金属など、10年近く前に購入したものと全く同じに見える。ちゃんとしている。おそらく大量購入したものを使い続けているか、同じ仕入れ先から購入しているのだろう。ここまでは非常にいい印象だ。このPUを長く使っていけるかもしれない。期待してもいいのかもしれない。さて、それでは裏側を見てみようか、、、。



Back.jpg












これはちょっと、、、、仕上げがいまいち雑というか、ちょっと困ったな。BLのサインは当然Copyを使っている。これは当たり前だ。Billはすでに天に召されているんだからね。しかし、PUのベースの裏面に銅のシートを貼ってあるのだが、こいつの仕上げがいまいち雑で、配線の処理に関してもあまり技量の高くない人がやったように見える。プロっぽくない仕上がりなのだ。おそらくきちんと作られているのだとは思われるが、最終的な仕上がりがいまいちで、QCのレベルが以前のレベルに届いていないと言わざるを得ない。これでは趣味的なモノを所有する喜びを感じさせてくれない。手作りであることを感じさせるようなメモとかシールとかを省略してしまったのも残念だ。

こいつを手元の楽器に装着するかどうか、もう少し考えてからにしよう。FujigenのTelecaster Thinline に乗っているPUは、結構いい音するし、外見だって完璧だからね。考えどころだ。




タグ:L-48TL
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

2023/10/29   わかってないぜ [音楽]

2023/10/29   わかってないぜ



IMG_20231029_041042.jpg












久し振りにBlade Switchを購入したのだが、これは手元にあるTeleへの使用を前提とした3Positionのものだ。何も考えずにVintageと書かれたものを買ってみたところ、ご覧の通りMIMであった。MIMの品質に問題がないことも分っているし、MIMの楽器の購入を考えたことも何度かあった私だ(Road Worn のTele)。今回はしかしこれではだめだ。手持ちの国産の楽器にFenderの伝統を注入したいわけなので、ここはどうしてもMIAでなければその役割を担えない。なので、馬鹿バカしいと思いつつ、数千円を無駄にして、MIAのPure Vintageとうシリーズの物を購入した。しかたがない、やるべきことはやらないと。こうして手持ちのパーツのストックが増えていく。こういうヤツだ。
Blade Switch.jpg















Nob.jpg












それで、ノブも同時に交換することにしたので、サードパーティ製なら千円もしないのは分っているのだが、おなじようにPureVintageのもの、しかも50年代のデザインをCopyした製品をわざわざ選んだ。実売価格はなんと三千円、これはさすがにOverpricedというものだ。それでも上記したように、楽器には物語性を必要とする私なので、値段には目をつぶって滅多に買うことのないFenderGenuinePartsとやらを購入した。すると、なんということでしょう。こんどはMITの製品が送られてきてしまった。さすがにあたまにきた。お金の使い方が悪かったので罰が当たったのかもしれない。MITの製品に問題がある筈がないことは重々承知している。携帯やPCパーツなんかはむしろMITを好んで買っている私なのだ。T国の人と親しい友人になったこともあるし、女の子に仲良くしてもらったこともあるし、一緒に仕事をした人もいるのでT国のことは個人的には大好きなのだ。また、USA国内で販売しているFender純正製品も、少なくとも一部はMITなんだろうと思う。手元に届いた実際の製品は大変よくできているし、きちんとVintageらしいい雰囲気を漂わせている。何の文句もない。しかしそうであっても、私の心は満たされない。Fenderは分ってないな、と嘆かざるを得ない。


Fenderの人が、MIAとか、MIJとか、関係ありませんよ、おなじ純粋なFenderなんですよ、といいたいのはわかる。商売なんだしね。が、Fenderの楽器は本来MIAなのだから、同じ楽器が同じ値段で売られていれば、多くの人がMIAを選ぶだろうと思われる。違うだろうか。それは、Fenderは楽器だけではなく、USAの文化も一緒に売っているからだ。私はそう思う。ずっと好きだったある日本の作家は、かつて“その国のものがいい”といい、例えば車ならドイツ、ワインならフランスといった具合にモノを選びなさいと勧めていた。私はその通りだと今でも考えており、エレキならアメリカ製がいいと無条件に思い込んでいる。話が少しそれてきた。私は、FenderはブランドのImageControlに関して、かなり厳しく専門家を交えて戦略をたて、実行しているのだろうと信じる。近年たいへん大きな成功を収めていると思うのだが、販売するPartsに関しても同じようにやったらどうなのかということが言いたい。高いお金を出してMIAの楽器、たとえばCustomShopなどを購入して、使われているパーツのほとんどがアメリカ製ではなかったら残念な気持ちになる筈だ。できるだけUSAのPartsをつかってくみ上げてほしい。少なくとも生産国が他国であるとわかるような使い方は避けてほしい。たとえば私の手許にあるFCSのストラトなのだが、ペグは正確な生産国こそ分らないが、独自に調べたところではMIKであり、残念だが使い心地が我らが誇るGotoh製品に遠く及ばない。また、フレットは明らかにMIJの製品が使われており、Fenderはそのことを隠そうともしていない。やはりこれも残念だ。FCSなのだから、楽器全体が特別なものであったほしいと思ってしまうからだ。同じように考える人が多いのではないだろうか。


わざわざFenderからPartsを買った場合も、製品に対して同じような期待を持たざるを得ない。なので、昔のようにGenuinePartsを一切売らないか、生産地を含む全ての品質を、より厳しくControlするなど、具体的な対策を立ててほしい。そうすれば、今回の私のように、買い物が手元に届いてがっかりする人は減るのではないだろうか。音楽は趣味なので、こういったちいさな問題を、妥協せずに、真剣に対応してほしい。そうやって細部にこだわり、真剣に楽器に向き合っている人は少なくない筈なのだから。もちろん私もその一人だ。なので、お金儲けはもちろん大切なのだろうと思うが、もうすこしFenderにはこの問題をよく考えてほしい、とここで小声で文句を言ってみる。生産国に対する“好み”は、気軽に扱うのが難しい問題だと思うが、誤解を恐れずにいえば、それでも私は、Solid Electric Guitarの場合、MIA、MIJ、MIMの中から選んで購入したい。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽