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2021/12/15 Home improvement [雑文]

2021/12/15 Home improvement


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家の中が少しずつ傷んできたので、暇のある時に手を入れている。自分でできる範囲を超えてしまったら業者にまとめてやってもらうつもりではあるのだが、仕上がりに多少問題があったとしても自分でやれば愛着がわくというものだ。今回は、シャワーのリモコンを取り替えてみた。自宅のシャワーには、Panasonicがガス会社のためにつくったある程度Localizeされたシステムが使われており、今回交換したリモコンはその一部だ。シャワー室の外と中にそれぞれ一つずつリモコンが設定されており、浴室関係のコントロールを行っている。リモコンのボタンは私があまり好まない写真のようなもので、頻回の使用には向かない設計になっている。シャワーは毎日使うものなので、これは設計ミスなのではないか?残念だ。私の家にはベランダがあるのだが、私も家人も毎日長時間仕事で家を空けるため、洗濯物は浴室乾燥機をつかって乾かすことがほとんどだ。なので文字通り毎日使用してきた浴室乾燥のボタンがおかしくなってしまった。ボタンを押す部分はビニールで覆われているのだが、この部分がなんというか、伸びて汚らしく浮いてしまってついに穴が空いてしまい、何とも我慢できない情けない状態となっている。タイマー設定の部分も同じようになりつつあり、ボタンの機能は維持されているものの、何とも気持ちが悪い、それで取りかえることにしたわけだ。

いろいろ頑張って探してみた。カスタマーサービスが充実しているPanasonicから直接部品を購入したかったのだが、地域のガス会社と連絡を取るよう紹介され、尋ねてみたところリモコン二つと技術料で5万円!を超える請求だった、これはありえない。なので最低限、室外のリモコンのみ購入することにした。もちろん取り付けは私自身だ、難しいことではないし。おそらくネットで安くコンパチのものが買えると思うのだが、調べてみても素人の私には情報不足でどれを買ったらいいのか自身がもてなかったので、リスクを回避するためにも値段には目をつぶって購入に踏み切った。おそらく2-3千円程度が適切な価格だと思うのだが、請求はなんと1万3千円以上だった!正直あたまにくる。こういった業界はいろいろ規格を変えたりローカライズしたりして顧客を囲い込むような形を作り、例えば私のような客が欲しがるような部材を高く売ることで利益を確保しているのだろうと思われた。水道関係の業界でもそういった商習慣が残っており、同じような部品なのに多数の規格があって最終的にエンドユーザーは必要以上に高価な部品を買わされると聞いたことがあるがおそらく同じような業界の見えない構造になっているのだろう。

それで新しいパーツを買った。これは古いものと見かけが多少違うがサイズから機能からフルにコンパチということなので、当然のことだがポン付けで取り替えることができた。試運転してみたが何ら問題なくすべての機能が正常に動くことを確認できた。これで気持ちのいい朝が迎えられる。お金はかかったがとりあえず満足だ。次は畳の張り替えかな?やることはたくさんある。あと水回りもミネラルが固着してきたのでそろそろ考えないとダメかな。アメリカならすべての部材が標準化された規格で作られているため、こういう仕事はすごく簡単なんだけれど、日本はずいぶん違っている。私のような普通の人がHome Improvementを楽しもうとするとちょっとした障害のようなものがたくさん立ちはだかるようだ。あまりいいこととは言えないな。私に元気のあるうちは、この調子でやっていこうとおもう、うん。

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2021/12/16 Sun set [雑文]

2021/12/16 Sun set


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小さなプラスチックのレンズが付いた携帯についているカメラに多くを望んだりはしないが、使いようによってはそれなりの表現力を持っているように思われる。夕焼けを撮ってみたのだが、結構いい味が出ている。内容は乏しいがとりあえずアップしてみよう。
タグ:sun set
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2021/12/16  権現道 [Urayasu]

2021/12/16  権現道

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行徳にはお寺が沢山ある地域があるのだが、その中に徳川家康が鷹狩りに通ったという権現道(ごんげんみち)という道が残されている。江戸時代初期にはこの地域のメインストリートだったといわれているようだが、現在は住宅地の中にささやかにその跡が残されているのみだ。この道をたどって沢山あるお寺を訪ねてみている。なんかちょっと楽しい。



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行徳を散策していると、かなり大きくて立派なお寺に出会うことが珍しくないのだが、京都や鎌倉のお寺にお参りするときに比べると、失礼だがなんだか今一つ盛り上がりに欠ける気がする。それはどうしてなのかつらつらと考えてみたところ、やはり歴史の表舞台になった地域であるかどうかということが関係しているように思われる。勝手なものだとは思うのだが、それが率直な感想だ。それでも一つひとつのお寺を訪れる際は、そういった機会を持てることに感謝して、真剣にお参りさせていただいている。前提や損得なしに私にとってたいへんありがたいことなのだ。

タグ:行徳
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2021/12/18 坐骨神経痛 その後④ 改善の兆し [雑文]

2021/12/18 坐骨神経痛 その後④ 改善の兆し


罹患してから1か月はたっていないと思うのだが、朝から足の調子がいい。あまり痛まないし、力が入るのでとても助かる。今までの数週間は時を選ばずに強くなったり弱くなったりする疼痛が人生の一部だったのだ。永遠に続かなくってよかった。まあまたぶり返すかもしれないけれど、とりあえず健康ってステキ。なんか走れそうな気もする。嬉しくなって片足立ちをして駅のホームで靴ひもを結んでみたりした。これも問題なくできる、ありがたいなあ。しかし残念ながらまだ足の背屈が弱い。なので、歩くときに気をつけないとパタンぱたんとチャップリンのような歩き方になってしまう。ゆっくり歩けば足の調子が悪いことなど誰にも気づかれないと思うが、スピードを出して歩くとやはり不自然な感じになってしまうなあ。それでも思うさま歩けるというのはいい、嬉しいなあ。多分もう少し良くなれば走ることもできるようになるだろう。

完治する保証はどこにもないのだが、そこそこ歩けるようになって本当にうれしい。足が悪いヒトの気持ちがしみじみとわかる、ちょっとだけ大人になった自分なのだった。

タグ:坐骨神経痛
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2021/12/19    徳願寺 [Urayasu]

2021/12/19   徳願寺

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行徳まで足を運ぶ折りには、必ずこのお寺を訪ねてお参りさせてもらっている。宗派は違うのだが、なんとなく大好きな鎌倉の妙本寺と似た雰囲気なので落ち着くのだ。皆様にもこのお寺にお参りすることをお勧めしたい。いつ行っても鎌倉とは違って“密”になっているようなことはありません。

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タグ:徳願寺
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2021/12/20   常運寺 [Urayasu]

2021/12/20   常運寺

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私の好きな徳願寺のすぐ隣が常運寺である。お寺も参道もコンクリでがっちりと固めてあり、きっちりとして清潔感があるのだが今一つ風情を感じられずちょっと残念だ。

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タグ:常運寺
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2021/12/21    法華経寺 [雑文]

2021/12/21   法華経寺


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やはり法華経寺の祖師堂の屋根は、こけら葺きではなくなんだかよくわからないトタン葺きになってしまったようだ。ショックだ。

タグ:法華経寺
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一本の楽器で50年楽しめるだろうか?<長文注意、内容空虚> [雑文]

一本の楽器で50年楽しめるだろうか?<長文注意、内容空虚>


もうギターを買う行為に飽和して心が動かなくなってしまった。以前は毎日のように苦しんでいたGASの発作も、最近はほとんどおこらなくなってしまった。時間がないのでギターを作って遊ぶことも事実上定年するまではもう不可能だ。いいことなのか悪いことなのかはわからないが、これで音楽そのものに集中できるようになったと言えないこともない。ヤフオクで古いFernandesの楽器が数万で売られているのを見ると、いまだにドキドキしてしまうのは秘密だ。

エレキなら、ストラトとレスポールを持っていればもうそれで完璧だという人がいる。ES175とテレがあればいいという人もいた。ES335一本あれば何でもこなせるという説にはかなり説得力があるが、やはりPRSがいいと言われればうなずかざるを得ない。テレ一本あれば、ジャズだってロックだってなんだってできるさ、という意見を聞いたことがある。また、レスポを買おうと考えたが、一生ギターを弾く決心がついたので考え直してES175 を買ったという人もいた。飽きずにぼろぼろになるまで一本のストラトを弾き続ける人は珍しくないし、ES335を年代別に何本もそろえているような凝り方をする人もいる。

10代からギターを始めて70歳くらいでヨイヨイになるとすると、まあ50年くらい音楽を楽しむ時間があるんだろうと思う。プロではないのでその50年間を1-2本の楽器でやっていくとすると何を買えばいいのか、と、真剣に考えるのは人が聞けばまことにばかばかしい話だが、私にとってはシリアスな問題だ、というかつい最近まで深刻な問題だった。いまはもう楽器に飽和してしまったので悩むことはなくなってしまった。嘘のようだが本当だ。

エレキというカテゴリーで話をするのであれば、全世界で普遍的圧倒的に人気があるのはストラトだと思う。エレキといえば、多くの人が頭に描くのがあの形、ローズ指板とサンバーストの色合いなのではないか。少なくとも私はそうだ。次がはやりすたりはあるがレスポになるのではないだろうか。古臭いと言えば古臭いが、あの小さなだるまさんのような形に郷愁を感じる人は多いだろうし、美しく盛り上がったトップの曲線を愛する人は世界中に数えきれないほどいるはずだ。私の言うことに異論をはさむ人はさほど多くはないだろう。時代によって求められる音が違うので、ハムがいい時代があればシングルがモテル時代もある。個性は違っても、2本とも将来、もしくはすでにして、古典となることは間違いないものと思われる。それならこの2本から選べばいいのだろうか?そうとは限らないような気がする。

技術の進歩によって、たとえばソリッドでもセミアコにかなり寄せた音が出せるようになっている。本来のトーンさえよければ、ボリウムは機材によって必要なだけ出せる。出したい音は音楽のキャリアを積むにしたがって変わっていくものだが、楽器の基本がしっかりしており、ある程度以上のクオリティの出音が確保されていれば、あとはわりとどうにでもなるといっていいのではないか。つまり時代が進んで技術が進歩したおかげで楽器選択の幅が広がっていると思うのだ。ほしい音を手に入れるために、何度も楽器を買い替える必要はおそらくない。なので、特定の楽器のポテンシャルに拘泥することなく、自分にとって弾きやすい楽器、愛着を持ちやすい楽器、長く使っていけそうな楽器を、難しく考えずに選べばいいのだと思う。いい時代になったものだ。つまり、私の考えは、楽器が欲しくなった時に、経済力が許す範囲で最も気に入った楽器を買って、工夫しながらそれをしつこく使い続ければいい、ということだ。上記したように、機材が進歩したおかげでキラーKillerのギターでJazzだってできると思うし、逆にフルアコでロックすることも不可能ではないと思う。楽器を買うのは楽しいというのは別のはなしになる。

さて、楽器を買う行為には飽和してしまった最近の私は何を弾いているかというと、実はテレなのだ。ストラトのポテンシャルの高さにすっかりやられてしまい、あろうことか複数のストラトを手元に置いている私なのだが、どの楽器をメインに据えていこうか迷った末にどうしたらいいのかわからなくなってしまい、基本のキであるテレにとにもかくにも戻ってみることにしたのだ。最初に手にしたESPの楽器はすでに手元になく、WarmothやUSACGのパーツを使ってくみ上げた楽器たちも熱心な弾き手たちに次々と引き取られていった。なので最近はFender Custom ShopのNocasterレプリカをずっと弾いている。私の体形で楽器を抱えてみると、普通のジャックがついたシールドでは足にぶつかってしまうため、ジャックがエル字型でテレに使えるものをわざわざ選んで購入し、腰を痛めないように気を付けつつストラップをかけて弾くようにしている。私の楽器はNocasterレプリカなので、丸太のような太いネックがついたアッシュボディの楽器であり、細部に問題はあるものの、そこそこ選び抜いた材料が使われており、なかなかいい楽器だといって差し支えなかろう。私にしては珍しく、全く手を加えずにかわいがっている。オクターブだって合わないままで放置だ。我ながら信じられない。お恥ずかしい話だが、こいつでやはり私自身の基本のキであるJeff Beckをさらいなおしているのだ。最近手に入れた新品のTS9を通したフロントの音はなかなかのもので、中学生の頃に戻ったような気持ちになって毎日そいつらを愛でている。私の楽器には手巻きのテキスペがフロントについており、テレのフロント弱っち―問題は購入当初から解決されている。シングル故多少のノイズはのるのだが、個人的には生音でJazzを弾いていけるクオリティをもった音を紬ぎ出すせるPUだと感じている。

数年前からテレでJazzを弾くのが流行っているようだ。テレをJazz領域で使うのはカナダのギタリストEd Bickertがおそらくはしりであり、やがて私も好んで聞いたMike Sternが、最近ではJulian Lageなんかが使っているのがよく知られていると思う。やはり私が好きなフロントをメインに使うわけだが、EdやMikeはハムに乗せ換えて演奏している。Julianの場合はオリジナルを使ったりP90を載せたりしているようだが、やはり時代が進んで技術が進むにしたがって音量を稼ぐ必要はなくなって、Julianなどは驚くべきことにToneが好きだと言ってオリジナルのシングルを二つのせたテレを古いふるいChampにつないでステージをこなすことがあるようだ。むかしClaptonがChampをつかってレコーディングをしたという伝説は皆さんも聞いたことがあると思うが、アメリカのロック系のギタリストで大きなホールでChampを使っている人を、名前は忘れてしまったが、実際に見たことがある。マジでびっくりした。PAに乗せてしまえばなんとかなるのでアンプ自体の音量は必要ない、トーンさえよければいいのだ、という好例だと思うのだがどうだろう。それにしても人の名前がなかなか思い出せないのは老化なのだろう。あきらめるしかない。

勢いに任せて指を走らせていると、頭の回転を超えて指が走り出すのでどうも話が長くなってしまう。話を戻そうと思うのだが、テレを手に入れれば、それで50年間楽しめるのだろうか、というのがここでのお話だ。私はそれは十分に可能なのではないかと思う。一定以上のクオリティのテレに限る話ではあるが。

テレは言うまでもないがエレキの原型のような楽器で、余計な機能は一切ついておらず、むしろいろいろなものが省略されているような印象を受ける。それゆえにどんなジャンルの音楽にも使える可能性があると思うのだ。しかしこの楽器は正直実に使いずらい。少なくとも私にとってはそうだ。実際、誰にとっても難しい楽器だと言ってよいのではないか。耳に突き刺さるような音がするリヤのPUは、いまだに歪ませずに上手に使う方法がわからない。誰か教えてくれ。オリジナルのままだとフロントPUが弱いのはよく知られた話で、FとRを切り替えて演奏するときはVを細かく調整する必要がある。また、FとRをミックスして使おうとするとバランスが悪くどうもいい音にならない。ブリッジが3Wayなのでイントネーションは悪いし、サスティンもあまりないし、音に深みも足りないような気がするし。ネックは太いし、ボディのよこにあるおかしな形をしたジャックは壊れやすく実に使いにくい。コントロールは最小限だしフロントとリヤのPUのVもTも共通で独立していないのでMixしたときのバランスを変えることができないし、演奏中にトグルスイッチを使うと派手な音がするし、立って演奏しようとするとバランスが悪いし、肘とおなかにボディの角が当たって長時間演奏すると実に痛いし、言いたくはないがそもそもカントリー用に開発されただけあって見かけがなんともジジくさいし、ヘッドの形など蛇の頭みたいで美しくないし、、、あげつらえばいくらでも苦情が出てくるのがテレだ。

以前にも書いたのだが、若いころに自慢のテレでKISSをやったときは仲間たちが笑ったものだった。当時持っていたESPのテレには、奮発してダンカンのPUを載せてみたのだが、今と違って選択の幅が狭く、ESPのオリジナルのPUよりビンテージよりのさらに渋い枯れた音になってしまい、当時やりたかった音楽に求められる音とはさらに遠くなってしまったように記憶している。エフェクターだって今のように選び放題ではなく、好きなだけいい感じのひずみを手に入れることなどなかなかできないことだった。しかしそれでもあきらめずにそのテレを弾き続け、レインボーやツェッペリンなどを飽きずにコピーしたものだった。22F必要な曲がでてくると必死にチョーキングしてごまかしていたあの頃が懐かしい。

そうやってロックな時代をやり過ごした私だったが、次にやってきたフュージョン(当時はこう呼んだ)の時代はさらに厳しかった。ハムがついておらず、サスティンも効かないテレキャスは、私の周囲ではテレカスとよばれ、楽器の買い替えを迫られたものだった。しかしそれでもしつこくテレを使い続けた私は、ついにJazzの入り口に。そのあたりで挫折して、音楽とは縁のない仕事をするようになった私は楽器から離れてしまった。

再開したのはかなりトウがたってから、米国の地を踏んだ時だった。当時は弾くよりも作ることに興味があり、現地でパーツを買い集めて作り上げた(制作ではなく組み上げにすぎない)最初の楽器は、やっぱりテレだった。自分でやってみればわかることなのだが、楽器をくみ上げることでその楽器に対する理解が深くなり、おのずとテレの設計のすばらしさを知ることになった。楽器は2Dではなく3Dなので、図面を見てわかった気になるのは危険だ。せめて自分でくみ上げてみなければこれを生み出すまでの苦労は理解できない。やはりLeoは音楽の神様が地上に放り投げた天才のような人なのだと思う。ホントこの楽器よくできてる。手を加えるなんで許されないと思った。しかし能天気な私は、その後テレにストラトのネックを組んで、レスポのPUを取り付けて、いい楽器ができたと喜んでいたのだ。神をも恐れぬ所業だ。その後たくさんの月日が流れ、すっかり音楽に疲れてしまった私はそれでもオリジナルの良さにめざめてしまい、結局大枚をはたいてNocasterのレプリカを手に入れて一切いじらずに今日に至っているというわけだ。

この間、ストラト、テレ、セミアコ、フルアコ、クラギ、等々たくさんの楽器を買ったり作ったりしてきたのだが、結局今手にしているのはNocasterのレプリカだ。怖くて手を出していないのはアコギだけだ。いままで自分がやってきたことをつらつらと考えてみると、いいテレ一本あれば、すべてカバーできたのではないかと思わざるを得ない。ただ、同じことをストラトでやるのとテレでやるのは要求される腕のレベルが違い、テレでかっこよく何かをやろうとすると、よく言われるようにごまかしがきかない楽器なので、より高く安定した水準のテクが必要になることは間違いない。逆に言えば、腕を上げるのには最適な楽器といえないこともない。ああ、話が拡散してしまった。いつもの私の飲み屋での会話のようになってしまった。

このように、振り返って考えると、私自身の場合、テレ一本あれば事足りる音楽人生であった。実際は無理だと思うが、音楽人生を始める際に30万くらい用意してできるだけいいテレを手に入れて、そいつを手放すことなく手を入れたり改造したりしながら弾き続ければ、結構充実して楽しい、納得のいく音楽人生を50年近く送ることができるのではないかというのが私の正直な考えだ。あ、そうだ、Fujigenのテレを買えば10万円程度で十分に高品質なテレを手に入れることができるとここで言っておきたい。最近の私は、できるだけテレだけを弾くことにして、残りの音楽人生をヨイヨイになるまで楽しみたいと切望している。


長文をお読みいただき、感謝。

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2021/12/22  トラスロッド問題 [音楽]

2021/12/22  トラスロッド問題


私はもう一生必要なだけの楽器を持っている。GADに襲われることはもうないものだと信じている、自信はないが。そう感じる前、ここ数年で何本も楽器を購入したのだが、非常に重要な問題に気が付いた。それはトラスロッド問題だ。

フェンダー系の楽器の場合、ほとんどの楽器でネックにメイプルが使われている。メイプルは目がつんだ固い木質を持つが、金属で作られた弦の張力に十分に対抗することは難しく、メイプルのみではネックをまっすぐに保つことは容易ではない。古くて上質の乾ききったネイプルでぶっといネックを作ればまあ何とかなるとは思うが、それでは快適に音楽を楽しめない楽器になってしまう。そういうわけで、ネックの中に溝を掘って金属の棒を埋め込み、全体の強度を増すよう工夫されている。溝のきり方や棒の引っ張り方はメーカーがさまざまな工夫をしているが、伝統的にフェンダー系の場合は比較的単純なつくりで、ネックを外してPUに近い方向からネジを回してネックのしなりを調整する。何がどうなっているのか言葉で説明することは容易ではないが、このマイナーなブログを読んでくださるような方に説明は不要だろう。とにかくメイプルと指板の木材とトラスロットの持つ強さと、弦がネックを引っ張る強さがバランスして楽器が成り立っているわけだ。ロッドがなければほとんどのネックは弦の張力に負けてどんどん曲がってしまうはずだ。クラギなどはマホガニー系の柔らかい木を使っているにもかかわらず、固く強い性質のエボニー指板を分厚く貼ってあるからなのか、トラスロッドを仕込まない構造になっている。弦のテンションが弱いから大丈夫なのだろう、おそらく。


驚くべきことなのだが、私が最近手に入れた楽器はすべてトラスロッドがゆるゆると言っていいほど緩んでおり、買ったその日にネックを外して調整する必要があった。これは由々しき問題で、つまり楽器店でいくら一生懸命試奏したとしても、残念ながらその楽器が持つ本来の音を聞くことはできないということだ。信じられないが本当だ。だからといって店頭で楽器をばらしてネックの調整をするわけにはいかないし、必ずその楽器を買うと約束しない限り、店員さんに調整を依頼してもおそらく嫌がられるだけだろう。さてどうしたらいいのだろうか?残念ながら今の私は最適解を持っていない。

おそらく、楽器を倉庫や店頭に保管したり展示したりしている間に木部の乾燥が進み、結果的にトラスロッドがゆるゆるになってしまったのだろう理解する。楽器を制作する際の木部の乾燥が不十分という可能性もあるが、まともな楽器なら出荷時にはきちんと調整を受けている筈なので、やはり店頭や倉庫での温度と湿度の管理がなっていない可能性が高いだろうと私は考えている。まあネックは動くのが当たり前で、販売前で弾かれていないすべての楽器がある程度そういった状況になるのは仕方がないと言えないこともない。特に高価だったり人気がなかったりして長期間保管されているような楽器は。我々愛好家は、ほとんどの場合店頭に展示されている楽器や、楽器店の倉庫に保管されている楽器を購入するわけだが、その間にここに書いてあるような様々な問題が発生する。新しい楽器に誰かがつけた傷とか嫌だよね、例えば。それが気に入らないとすれば、直接メーカーから楽器を買いつけるしかないわけだ。自分自身一度だけメーカーの直販サイトから楽器を買わせていただいたことがあった。評判のいい国産のメーカーだったため、最高の調整がなされていることを期待したのだが、期待に反して、その楽器も思い切りトラスロッドが緩んでいた。この場合、メーカーが倉庫で保管していた際に乾燥がすすんだのかもしれないし、運搬中のショックなどで木が動いたのかもしれない。手に取ったその日に、ネックをびっくりするほど大きく調整する必要があった。なので弾きながら今後時間をかけてネックを落ち着かせていく必要がある。これは楽しみでもあるが、面倒くさいと言えば面倒くさい。調整ではなく演奏が本来の目的だからね。

私が最近購入した楽器たちは、私にしては珍しくそれなりに値段がはる製品だったため、当然のことながら品質が高い、つまり個性のあるいい音がすることが期待されると思う。トラスロッドがゆるゆるでもそれなりの音がしたので購入に至ったわけで、調整後は納得のいく、”お値段以上の音”になって目出度しめでたしとなったのだが、それは私に楽器調整のある程度以上のスキルがあるからこそだ。自慢しているわけではない、ほんとホント。しかし楽器の調整に慣れていない人の場合はどうなるのだろう。トラスロッドが緩んだ状態の楽器をいくら弾いたって感動するようないい音はおそらく出てこないので、値段ばかり高くて音が悪い楽器だと評価されることになるのかもしれない。買った人が悪いと言われればそれまでではあるが。私の楽器の場合、全てのギターが調整後すぐに驚くほど音が良くなり、楽器全体がよく振動して、弾いていて気持ちのいい楽器に豹変(いわゆるジャガーチェンジ)した。運が良かっただけなのかもしれないが。話がそれてきてしまったのでこれくらいにする。

皆様も、楽器の値段や外見、パーツや木部のつくりで楽器を選ぶのはもちろんいいことなのだが、楽器を評価する前に、きちんと調整することを強くつよくお勧めしたい。もしくは、良心的なリペアマンがいるか、店員さんのスキルが高い楽器店で愛機を購入することをお勧めする。自分でやって多少の傷がついたとしても大きな問題はない。楽器が自分だけのものになるというものだ。


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Fujigen Neo Classic NTEのヘッドがSTの形に! [音楽]

Fujigen Neo Classic NTEのヘッドがSTの形に!


私が愛してやまない国産の雄、Fujigenが作っているNTEのヘッドがSTの形になってしまっている!これはなんとも悲しいことだ。コストダウンのためなのか、F社からのクレームなのか私の立場では知る由もないが、やはりTEはTEぽい、あの貧相で情けないふにょふにょしているヘッドの形であってほしいのだ。いわゆるクローシャンヘッドになってしまっては、TEの味がでないじゃあないですか。誰が何時何故?謎は深まるばかりだ。

何らかの理由で新しいテレが必要になったときは迷わずFujigenにお願いしようと思っていたのだが、これは困った。お願いすれば工場の片隅に残っているあのテレをModifyした情けない形をしているヘッドがついたネックを探して楽器を作ってくれたりするのだろうか?まあそれはむりだな、、、残念無念、これから職場で悲しく忙しい一晩をすごすわたしなのだが、ホムペなんか見なければよかったYO!


2022/1 確認が取れた。やっぱりSTモデルとネックの共通化という事らしい。生産効率の問題?まあいろいろあるのだろうが。残念無念、しかしFujigenが決めたことなので仕方がない。
タグ:FUJIGEN
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