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2021/1/29   Amazon Essentials [雑文]

2021/1/29   Amazon Essentials


米国では吊るしのチノやジーンズで過ごしていたのだが、町はずれのアウトレットまで車を飛ばして足を運べば、ジーンズの場合は$10以下できちんとしたものを手に入れることができた。チノの場合も運が良ければ$20ドル以下で買えたので、気に入ったものをバンバン買って、仕事でずっとはきっぱだったので裾が擦り切れると新しいものにかえていた。なので、帰国する際にはズボンをたくさん買い、荷物の間に紛れ込ませてクッション代わりにして持って帰ったものだ。在庫がたくさんあるため、実際のところ、ここ10年以上ズボンを買ったことがなかったのだが、愛する母国で似たようなものを買おうとすると、チノの場合、ブランド品は2-3万円はするように思う。それで色々調べてみた。私はRalph LaurenやDockersのものが体に合うことが分かっているので、納得のいく値段で買えないか手を変え品を変えてしつこく調べてみたわけだ。まあ当然のことだと思うが、現地でアウトレットまで足をのばさないとバーゲンレベルの廉価なものは手に入らないようだ。一度国内のユニクロで、夢のように私のお尻にフィットするチノを運よく手に入れることができたのだが、その後何度ユニクロを訪ねてみても、同じ製品は二度と手に入らなかった。同じものを買っても微妙に仕上がりやサイズが違うのだ。定番商品は全く同じものが置いてあるわけではないようだ、ユニクロの場合は。

しかしあきらめずに暇なときに探していると、某国のサイトでAmazon Essentialというくくりで廉価なチノが手に入ることが分かった。現地での評判も悪くない。試着してみることなくテキトーにWebでチノを買うなんて、なんとも米国らしくて適当でいいなと思う。そういえばL.L.Beanなんて通信販売がメインだが、かの地では”高級品”として売られており、びっくりした経験がある。脱線したので話を元に戻そう。それで、それなら国内でも、とチェックしてみると、あったあった、Amazon Essintialのチノが日本でも買えるみたいだ、これは素敵だ。どこで買っても生産国はアジアとか南米なので品物さえよければブランドは私的にはどうでもいい。私のお尻がぴったりとおさまれば言うことなしだ。値段的には数千円程度であり、まあ失敗してもいいか、とサンプルしてみたところ、タイミングが良く、私の体に合う巨人サイズが売れ残っており、ものすごくお安く購入することができた。こんなところで運を使ってしまったようだ。でもちょっと得した気分。だって米国アウトレットレベルのお値段なのだ。まあ米国では同じ値段でいわゆるブランド物がかえるわけなので、比較の対象にはならないが、いい年をした私の場合、品物の良し悪しは自分で判断できる。なので自分の体に合うチノが納得のいく価格で手に入ればそれでいいのだ。しかし今回提示された値段はいかにも安すぎる、と思った。ともあれ、チノがアマゾンから届くのを楽しみに待っている私なのだった。幸せはたくさんお金を払わなくても手に入るのかもしれない、うん。そうだといいな。


→バングラディッシュ製のチノが手に入った。私のお尻にぴったりだ。これで十分。満足、まんぞく。
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2022/1/30   Minwax Wipe on Poly [音楽]

2022/1/30   Minwax Wipe on Poly


を知っているだろうか?ポリなのだが、布でなんどかこすりつけて仕上げるという、意表を突いた使いかたをするなかなか素晴らしい塗料だ。Minwaxは米国の会社と思うのだが、基本的には家具とか床や壁などの仕上げに使うべく開発された塗料なんだと思う。米国はDIYの国だからね。筆や溶剤を使って塗装するというのはなんだか面倒くさいし汚れるし、随分気合を入れて事に当たらないとならず、ハードルが高い。しかるにWipe on Polyの場合、木部の下地さえ整っていれば、随分気軽に塗装を仕上げることができる。こいつを楽器のしあげにつかうことが米国のアマチュアルシアの間で流行っていたことがあった。というか私が活動していた10年前はそうだった。塗料の性質をよくわかっていさえすれば、塗装ブースなど大げさな用意をしなくても、ご家庭で気軽に楽器仕上げを楽しむことができるからだ。しかも意識的に薄めの仕上がりにとどめておけば、木材の本来の響きを損なうことなく木部を保護できる。塗装してから年月が経つと、おそらく紫外線の働きと思うが、だんだんいい感じに色が濃くなってまるでラッカー塗装のようだ。しかもポリなのにわずかにペトペトとした感触があり、こういった性質もラッカーを思わせて嬉しくなってしまう。まあ例のラッカー特有の刺激的でうっとりするようなにおいまではしないけれどね。実際、私も何度かこの仕上げを試してみた。目止めをするのが面倒だったので、私の場合はメープルネックの塗装に何度か使ってみたのだ。結果は上々だったと思う。

フェンダー系のメイプルネックの未塗装のものをWarmothやUSACGから買ってきて、そのまま使ってもいいのだが、万全を期して紙やすりをつかって下地を整え、そのあとWOPをぬりつけて、乾燥させて、また紙やすり。これを5回くらい繰り返し、最後にクルマ用のコンパウンドで磨き上げて完成とした。乾燥には時間がかかるが、どのネックも仕上がりは非常に良好で、まるで専門家の仕事のようだった。最初につかったネックは、タイガーとバーズアイがまじりあったような複雑な木目をしており、しかもバットのようなぶっといネックだったので売れ残り、バーゲンプライスで売り出されていたものを捕獲したことを記憶している。最終的な出来上がりは素晴らしく、複雑な木目が浮き上がったようになり、とても売れ残りのネックとは思えない出来栄えだった。あの個体は数年前に売ってしまったのだが、いまだにそれを後悔することがある。あれはまったくもっていいネックだったな。最近は木材の値段が驚くほど上がってしまい、同じような品質のネックを手に入れるためには数倍のお金を用意しないといけないようだ。ボディの塗装にWOPを使う場合、アッシュやマホガニーの場合は目止めをする必要があるので下地の準備にもうひと手間かかるわけだが、アルダーなんかの場合は木部の導管が目立たないので、細かめの紙やすりを使えばすぐに塗装に入ることができるのではないかと思う。

愛する我が国に帰ってきてからもしばらくは楽器制作活動を続けたため、WOPを手に入れようとして日本の代理店に直接相談したことがあるのだが、カスタマーサポートの若い女性からけんもほろろの扱いをうけてあきらめざるを得なかった。めちゃめちゃ高い値段でまとまった数を買ってねと言われてしまったのだ。まあ先様も商売なので仕方がない、文句はない。しかしその後、ひょんなことからWOPを合法的に手に入れることができることを知り、小躍りしてすぐに手に入れた。いまも小さな缶にはいったWOPが手元にあり、出番を待っている。溶剤が飛んでしまう前に、こいつを使うチャンスがあるといいのだが。久し振りに思いついて楽器作り関係のお話を書くことになったので、本当に久びさに実売価格を調べてみた。すると日本のAmazonではめちゃめちゃ高く、とても気軽に変えない感じのお値段がつけられていた。それでは、と思って本国のサイトを調べてみたところ、いつ入荷するかわからないという悲しいお知らせが。もう作ってないのかな?Minwaxつぶれてしまったとか?法律的な問題でもう作れないとか?なにか理由があるのだろう。だれか詳しい方、教えてください。

Come back, WOP!

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