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2022/4/17   普段の行い [音楽]

2022/4/17   普段の行い



金曜日の夜、きつい仕事を終えて着替えをしていた。さあ、週末は音楽三昧だ!あの曲を上げるぞ!と気合を入れてズボンをはいたのだが、やってしまった。チャックで大切な爪を裂いてしまったのだ。文字通り爪が派手に横に裂けており、無理をすると今後の爪の健康に悪そうな感じだ。実は金属製のチャックには何度もひどい目にあわされている。まあ体質的に私の爪は薄くもろいので、様々な裏技を使ってなんとか演奏に耐える状態に持って行っているのだが、かなり無理をしているので折ったり、割れたり、血が出たりすることは珍しくない。爪のことについてはそのうち書いてみようと思っているが、とにかく苦労しているのだ。そいつを日常の仕事に差し支えない範囲で長めに保ち、貴重な自由時間に音楽のために最大限活用している。そんな私なので、爪関係の問題が起きることには慣れてしまっているのだが、それでもしかし、さてこれから、と週末を楽しみしているまさにその時にこんなことが起きるなんて、、、さすがに凹んでしまう。

何とか工夫して爪を削り込み、引っかからないように工夫してみるのだが、裂いてしまった爪は人差し指、最も頻繁に使う指なのだ。どうしようもない。弾いていると爪に弦が食い込んでしまい、まるでスラップをしているような音が出てしまう、音楽にならない。ということで、私の週末の音楽生活は、昔に戻ってピックをつかうことを強いられたため、あまり実り多いものとはならなかった。そうか、爪の話はそのうち書いてみるかな、少なくともブログのネタになったのでいいとするか、うん。

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紀土 純米吟醸生 「春ノ薫風」720ml 和歌山県 平和酒造1265エン  [日本酒]

紀土 純米吟醸生 「春ノ薫風」720ml 和歌山県 平和酒造1265エン 


山田錦50%(麹)一般米55%(掛)だそうな。この値段ではありえない品質。掛け米が一般米だからできることなのだろう。それでも封を切ると山田錦のいつもの薫りが控えめにほとばしる。生酒なので深みとか奥行きとかに期待する勘違いをしなければ、新鮮で鮮烈、スバラシイお酒と思われた。うまいよこれ。山田錦を使った大吟醸の例の素晴らしい味わいとは少し違うけれど。軽い新鮮な感じを売り物にするお酒の場合は、全量山田錦を使わなくてもいいのかもしれない。こういったお酒ならば、山田錦以外にも作りたい味を出すことができる酒造好適米があるのではないだろうか? ともあれ、こんなに廉価なのに、店頭に売れ残っているのが信じられない。嬉々として一本サンプルさせていただいた。うん、、、スバラシイ!これおいしいよ。

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2022/4/20   徒然F30   空気圧 [クルマ]

2022/4/20   徒然F30   空気圧


ディーラーで整備をお願いすると、タイヤの空気もチェックしてくれる。それはたいへんありがたいのだが、いつも空気圧が260kPaに設定されてかえってくるのだ。今回の整備でもそれは同じだった。事前に設定を変えていただくようお願いしておけばよかったのだが忘れてしまった私が悪いのか。お世話になっているディーラーでは、ひょっとしてすべてのクルマを同じ設定にしているのかな?本来はタイヤと乗り方によって圧を変えることになっている筈なのだが。260kPaの設定、実は私にはこれがちょっと辛い。多人数乗せて鏡のような高速をひた走るのであればそれでいいのだが、私はの場合家人と二人でF30を楽しむことが多い。なのでもうすこし圧をおとしてタイヤのゴム的な性能を感じながら乗りたいと思うのだ。F30にはランフラットタイヤが装着されているので、パンクしても80㌔の速度で80㌔程度は走っていけるのだという。しかしその代償としてタイヤのサイドウォールが固く、それがそのまま乗り味に反映されてしまう。こういったタイヤが採用されるようになった当初は、乗り味が熟成されておらず、苦情も少なくなかったと聞いている。しかしランフラットがありふれた存在となった今、すべてのBMWはそいつを上手に履きこなし、しっとりとした乗り味を実現していると思う。少なくとも私のF30はとても上手に仕立てあげられている。いまだに乗るたびににっこりしてしまうくらいだからね。さて。

そうではあるのだが、意外とこのてのタイヤは空気圧の設定の変化に敏感で、少しの圧の変化でも劇的に乗り味が変わる。私は楽しむためにこの車を手に入れたので、燃費とかはあまり考えずに乗りたい。いい状態で楽しく乗りたいのだ。なのでマニュアルに従ってまず全てのタイヤを220kPaに設定して、確か以前にも書いたのだが、5kPaずつあげていって、時間をかけて乗り味の変化を比べてみた。結果的に、いまのところ225kPaの設定がベスト、というか私の好みだ。道路の情報はしっかりお尻を通して伝わってくるし、それでも大きな入力をある程度タイヤレベルで和らげてくれる。これだ、これでいい。空気圧を225に設定するとこのクルマは本当にいい感じだ。下道でもいいし、高速でも悪くない。直線でも楽しいし、コーナーでタイヤに不満を感じることはない。以前に乗っていたクルマたちはこれほど圧の設定に敏感ではなかったように思う。なので、こちらも大好きなMakita製の空気ポンプを購入して、わずかな圧の違いを実感しつつちょこちょこと走りの変化を楽しんでいる。せっかく乗るのだから楽しく乗りたいよね。うん。

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2022/4/22   徒然F30   飛び石問題 [クルマ]

2022/4/22   徒然F30   飛び石問題



私のF30には、残念ながらウインドスクリーンに結構な傷がついている。おぼろになりつつある記憶によれば、一つ目のものは、幹線道路で大きなトレーラーが無理やり私の前に割り込んできて、その刹那、後ろのタイヤから大きな石を弾き飛ばしてつけた醜い傷だ。これは相当頭にきたが、責任の問いようがないので泣き寝入りだ。ドラレコに記録はされているが、補償させるのは調べてみるとかなり難しそうなので結局あきらめた。次に記憶しているのは、Jimnyからの飛び石の傷だ。これは私にも責任がある。話はこうだ。高速でJimnyが走っているのを見かけて、かわいいな、と“SUVの後ろは走らない”という原則を忘れた私はそのクルマにしずしずと近づいていった。Jimnyのお尻をしげしげと眺めて“いいクルマだな”などと独りごちていたところ、リヤのタイヤから結構な大きさの石が飛んできて、ウインドスクリーンのなかで一番気になる場所に傷をつけて去っていった。この時もかなり頭にきたが、原則を無視して石を飛ばしまくりながら走るSUVのすぐ後ろをわざわざ走った私も悪い。これもどうしようもない。まとめて傷をなおしてみようとディーラーに相談したところ、部分補修はできない、窓の取り換えになるとのことで、20マンの請求だった。保険を使う方法もあるが、結局その後の保険料の上昇につながるため、20マンは20マンだ。それでウインドスクリーンの傷はこれまでそのまま放置して、傷に目のピントを合わせないようにしてドライブしてきた。まあクルマは走るものなので、走っているときの傷は勲章のようなものだと考えるようにしている。今朝がた、F30で機嫌よく海沿いを流していると、またまたJimnyが走っていたのでついついふらふらとそのお尻を追っかけてしまい、その角ばったお尻を鑑賞して悦に入っていた。気づいた時にはもうおそく、Jimnyから小さな石が飛んできてぴしりとウインドスクリーンにあたった。残念ながら、この石もしっかりとかわいい傷をつけてくれた。またやってしまった、我ながら学習能力の低い人間だ。今後もまたやってしまうのだろうな、きっと。私のクルマに使われているガラスは英国製で、厚くて重くて緑がかっている。昔で言うところの“青板ガラス”のような外観で、硬度は、テスタを使ったわけではないので印象にすぎないが、あまり高くないような感じがする。今まで乗ってきたクルマは、多くの場合日本製のガラスが採用されており、薄く、軽く、透明であり、結構固いが柔軟性があって、石が当たっても弾き飛ばして傷一つつかないことがほとんどだった。やはり日本製の工業製品は優秀なのだ。

ともあれ、今乗っているF30は、ディーラーによればBMWが国内に入れた最後の世代のMT車らしいので、事情が許す限りずーーーっと乗っていくつもりだ。なので、何時にするかはわからないが、どこかのタイミングでウインドシールドを交換することになるだろう。10万キロ走破記念整備の時になるかな?

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2022/4/25   Heritage575Custom [音楽]

2022/4/25   Heritage575Custom



Wooden Briege.jpg

















ということで、最近はまたこの楽器に触れる機会が増えている。言うまでもないことだが、癖は強いが私にはもったいないくらいよくできた楽器で神のように大切に扱ってているのだが、古式ゆかしい上部だけが取り柄といった造りのGroverのペグがそろそろ怪しくなってきた。強いテンションがかからないはずの1弦のチューニングが安定しないのだ。また、ブリッジの加工が不十分、というか不適切で、スペアのパーツを購入してReplaceしたのは以前にどこかで報告した通りだ。Groverのほうは、工夫してこのまま使うことにして、問題はブリッジだ。写真を見てほしい。



これは某K国で機械生産されたと思われるローズ系の固い木材をつかって作られており、StuMacを通して手に入れた。HeritageのLenというカスタマーサポートの人に相談したところ、驚くことに“StuMacで買えるよ“とのことであった。実際に手に入れてみると、オリジナルのパーツそのものであり、たしかに同じ場所で作られたパーツであることがよく分かった。加工精度はあまり高くなく、まあそれは実用上あまり問題ではない。しかし写真を見ればわかると思うが、問題は、六弦の部分の幅が極端に狭いため、頻繁にチューニングを繰り返すとすぐに弦がブリッジにめり込んでしまうことだ。手に入れた全てのブリッジは同じ問題を共有している。つまり加工に使った機械のプログラムのミスなのだろうと思う。ともかくそれが原因でブリッジを代えることになったわけだ。用心のためにStuMacから二つ、エボニーの同形のものを一つ、また、Heritageにも無理を言って実際に販売されている楽器に使われているものを一つ分けてもらった。これだけあればブリッジに関しては一生持つというものだ。悦に入っていたのだが、その後私がこの楽器を弾きこむにつれて、楽器に張る弦をいろいろと変えていった結果、3弦がプレーンのコーティングされたラウンドワウンド弦を使うことに決めた、というか決まってしまった。1弦はなんと011という細さだ。それでもけっこういい音がするのだ。私の左手の指はあまり強くないので、長時間楽器を楽しむためには張りの弱い弦を選ぶ必要があるというのが本当のところだ。楽器に体を合わせるのはもう難しい年になったので、体に楽器を合わせるということになろうか、情けないことだけれど。



それで細めのコーティングされた弦を使っているのだが、問題は3弦のオクターブチューニングだ。あらかじめわかっていたことではあるが、高音部では3弦の音がシャープしてしまいコードを弾くとものすごく気持ちが悪いのだ。この場合の解決方法は、1)太い弦を貼って、3弦を巻き弦にする 2)木製のブリッジを削りなおして修正 3)Tune-O-Matic等の金属製のブリッジを導入 のいずれかになると思う。1)はジジイなのでしたくないし、2)をするほど根性もない。気持ち的には時間があればやってみたいけれど私にはもう時間がない。それで結局3)を選ぶしかなかった。ブリッジを木製からあろうことか金属製に代えてしまおうというのだ。全く別の楽器になってしまうことが予想される。しかしそれでもやってみるしかない。調べてみると、私の手許にあるすべての木製ブリッジの台座では、まあ同じモデルなので当然なのだが、それに撃ち込まれているスタッドの幅は76ミリであった。しかるに業界の標準であるLP用のブリッジでは、スタッドの間隔は74ミリだ。さあどうしよう。さすがにこれではごまかしがきかない。どうしてK国は業界での標準的な値を用いなかったのか。謎は深まるばかりだ。木製ブリッジの台座は、上記したように若干華奢なつくりではあるのだが、華奢であることによって木のしなりを利用してさまざまなギターのトップの曲線に合わせることができる。意図的な設計であるとすればなかなかのものだ。しかしおそらく結果的にうまくいったということなのだろうと思う。なんか適当なもんだ。台座がしっかりとした造りの場合は、楽器に合わせて台座の下部を削り出す必要があるのだが、それは技術的にもかなり難しく時間がかかる作業なので、面白そうではあるが、今の私はできれば避けたいと思うのだ。しかしスタッドの間隔がなんと2ミリも広い、、、これではどうしようもない。



穴を埋め、必要な間隔にあけなおしてスタッドを埋め込みなおすことも考えたが、結局安直な道を選び、使えそうなパーツを探して手に入れることにした。ブリッジそのものは日本が世界に誇るGotoh製のものを選び、そいつが使われていて台座の材料も加工精度もほどほどにみえるものを何とか見つけることができた。Scudの製品である。販売元のHoscoに連絡してみると、間違いなくGotohの製品を使ってあるということなので、おそらく何とかなるだろうとサンプルしてみた。これがもし使えない製品であっても、少なくともブリッジそのものは使うことができるはずだ。その場合はK国制のダメになったブリッジの台座を加工して使うことに決めた。ダメになったものだってオリジナルパーツは貴重なのでいまでも取っておいてあるのだ。木部に4ミリの雌ネジを切るのは簡単ではないが、わりときちんとしたドリルやタップを持っているので何とかなるだろうと思う。



話はどんどん広がっていくが、この楽器にはストラップピンが1か所しかつけられていない。なので膝の上において弾くしかないのだが、これも何とかしないといけないと最近は考えている。この宝石のような楽器に加工を施すのは気が引けるのだが、腰を悪くしたら元も子もない。こちらもGotoh製の大き目のストラップピンをつけることを考えている。ほかにもいろいろとやってみたいことがある。例えばGroverをGotohのペグに代えるとか、ピックガードを外すとか、テールピースを軽いものに変えるとか、リヤのPUを外すとか、考え出すときりがない。しかしテレ系の楽器をさんざんいじったり作ったりしてきた私は、この楽器にドリルを入れることが少し怖い。きりがないからだ。



ともあれ、ブリッジと台座はもう注文した。届くのを待つとしようか。無駄な投資になる可能性もないとは言えないが、とりあえずパーツが届くのが楽しみだ。今週の週末は、これで楽しめそうな予感。



続く
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2022/4/27   Heritage575Custom [音楽]

2022/4/27   Heritage575Custom


Steel Bridge.jpg

















意外なほど早くBriedgeが届いた。台座はエボニーと記載されているが、恐らくそうではない。仕上がりは悪くないが、塗装されているように見受けられる。最も大切なボディと接する部分の加工精度は許容範囲内で、オリジナルと同様、木材の柔軟性を生かした設計となっているので、私の楽器に加工なしで使えると判断した。本来はトップのカーブにぎりぎりまで合わせることが望ましいのだが、今回は追い込まないことにした。木部はアジア製とみた。金属部分はGotoh制なので間違いない。スタッドもブリッジに付属するGotohのものと思われる。こちらも品質が高い。


Wooden weight.jpg

















ブリッジを置き換える前に、重さを量ってみた。木製のものは26グラムとかなり軽量だ。金属製のものはずしりとした手ごたえがあり、なんと76グラム、3倍の質量だ。これで音が変わらないわけがない。いい悪いではなく好みの問題になるだろうが、この辺りはばくちのようなものだ。音の変化をあきらめて、正確なピッチを求めるわけなので、何か失うものがあるとしてもそれは受け入れるしかないわけだ。世の中そういうものだ。



Steel Weight.jpg

















ブリッジの駒?にはこまかいガイドラインのようなものが刻んであるが、駒の上面には届いていない。なので自分で弦の太さに合わせた溝を切り込む必要がある。これは私の得意技だ。きくところによれば古のGibson、Kalamazoo工場では、ブリッジの上に弦をはり、適切な感覚に広げて、弦の上からトンカチで叩いて駒にくぼみをつけていたとのこと。なんて原始的な。しかしたしかに弦の太さにぴったりと合った溝が駒に刻まれることにはなるだろう、うん。合理的と言えないことはないが野蛮だな。細かい日本人としてはそれはしたくないので、昔取った杵柄、こういった細かい加工はお手のものだ。しかし私は気づいてしまった、老眼がものすごく進んでいることに。そうか、それで最近おでこのしわが深くなっているのか、、、。まあ進んでしまった老眼はどうしようもないので、頭に括り付けるルーペのような道具を活用して視力を補った。StuMacのDanみたいでかっこいい?


Uo Chikyu.jpg













そして自慢のナットファイル、Uo-Chikyuを取り出しておもむろに溝を刻んだ。ゆっくりと久しぶりの作業を楽しみつつ、弦の太さに合わせて慎重に溝を刻んだが、まあこういった手仕事に慣れている私にはいくら丁寧にやっても30分もかからない。やってると進んだ老眼が悲しいけどね。このファイルはおそらく世界最高の道具だと思うので、興味がある人はぜひ手に入れてみてほしい。ちょっと買いずらいけど頑張って調べれば何とかなります。なので仕上がりは当然完璧だ。私が加工した部分で弦が切れるようなことは今後おそらくないだろう、うん。さて加工がすんだブリッジを取り付けてみるか。どんな音がするか、早く聞いてみたい。

続く

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2022/4/28   Heritage575Custom [音楽]

2022/4/28   Heritage575Custom



新旧ブリッジの台座の大きさを測定して、現在ブリッジがおかれている部分をPost itをつかってマークする。このときPost itのノリの部分を何度か体に張り付けて弱めておくことが大切。まれに塗装を痛めることがあるからね、うん。そうやって、大切なボディの表面を柔らかい布で保護してから注意深くすべての弦を緩めて外した。テイルピースがトップを叩かないように布で覆い、それからおもむろにこれまで使ってきたブリッジを外した。おつかれさまでした。またお世話になるかもしれないので大切に保管することとしたい。Replaced bridge.jpg
















実はこのブリッジ、形こそオリジナルと同じなのだが、ブリッジ部分のみエボニーを使ってある。理由は以前に書いたように、6弦の弦が載る部分が極端に薄く弱いからだ。また、溝を切る位置も微妙にずらして、ブリッジが厚くて強い部分を意図的に使うように設定した。工夫したおかげでこれまでよく働いてくれた。音が多少固い方向に変わってしまったが仕方がない。いつかまたお付き合いすることもあるかもしれない。ブリッジの部分はこんな感じになっていた。かっこいいでしょう?
Original.jpg




















それで、これまで付き合ってきたブリッジに別れをつげ、新しいものに置き換えてみた。トップとのフィットが心配されたが、満足できる仕上がりとなった。ブリッジの台座はかなりぴったりとトップに密着しており、Postitを差し込もうとしても隙間がないのでまったく入っていかなかった。満足だ。あとはオクターブ合わせだけなのだが、これがまた面倒くさい。私が手に入れたブリッジの場合、Gibsonは伝統的に駒を調整するねじをヘッド側に向けてくみこむのだそうだ。GotohのWebサイトを見ても、そういった設定になっているようだ。逆の方が調整しやすいと思うのだがここは伝統にしたがうこととしたい。それでまた弦を張りなおしてチューニング、オクターブを合わせて、、、。最初の設定では、3弦はいいのだが4弦のオクターブが正確に合わなかった。それで台座を数ミリ動かして同じことをくりかえして、、、これを3回ほど繰り返し、その後精度が高いチューナーを使って設定を追い込んで、まあ最終的に満足できる状態に持ち込むことができた。トラ目はギラギラだし、金属部分はキンキンで、木部は黒、ちょっと品が悪いような気もするが、まあいいだろう、受け入れるしかない。

Replaced.jpg



















さて、音の方はどうだろう?これはもう劇的な変化だ。まず音がクリアで音量が上がった。低音弦の輪郭がはっきりと前に出るようになり、Bassを意識的に強く弾く必要がなくなった。一言でいうと、現代的なフルアコの音に近づいたような印象だ。楽器自体のレスポンスはよくなったのだが、同時に詫び錆のような、なんというか、全体からにじみ出るような独特の枯れた雰囲気はかなり薄らいでしまった。しかしわたしはこれでいいと思う。ハイポジションで和音を弾いても濁ることがないし、弾いていて指に負担がかからない。弦のちょっとした弾力のような、指に直接感じる弾き心地も若干よくなっているような印象だ。今後弾いていくと、楽器全体のコンディションが少しずつ変化して数週間程度で落ち着くことが期待されるのだが、その時まで最終的な評価は待つべきなのだろう。



今回、久し振りに楽器を磨き上げてみて気づいたのだが、大切に弾いているのだが随分フレットが減ってしまっている。誰か信頼できるリペアマンはと知り合いになるまではこのまま何とか持たせたいな。フレットを打ち換えるとまた音が変わってしまうからなあ。知らない人に大切な楽器を任せるのは嫌なのだ。



ともあれ、今回の“改良“は成功といっていいのではないか。

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2022/04/30   家族サービスなど [雑文]

2022/04/30   家族サービスなど



割と手先が器用なので、エアコンの掃除とかトイレの修理とか、なんでも手掛ける方だ。今回は水道の蛇口、混合水栓というやつを交換したのだが、予想した通りすごく大変だった。つつましいつくりの我が家のキッチンについている蛇口はなんとドイツ製で、造りは質実剛健でたいへん結構なのだが、石灰が沈着して蛇口が回転せず、もうどうしようもない状態になってしまった。付け焼刃でその都度適当に力技で対処していたところ、蛇口がキッチンにきちんと取り付けられていない状態となってしまい、ガタガタして台所仕事が不愉快になってきたと家人が訴えるため、交換する必要に迫られた。山の神には従うのが日本男児というものだ。ふふ。蛇口自体は比較的安く売られているタイミングで手に入れることができたのだが、億劫でなかなか施工する気にならず、数か月間放置して今日に至った。しかしもう待ったなしだ。お休みだし、体調は悪くないので、一日つぶすつもりで正面から向き合った。やはり予想通りものすごく大変な作業だった。文字通り一日つぶれてしまった。

水栓の交換は、偉そうに言うつもりはないが、スペースと工具があれば大した仕事ではないと思うのだが、集合住宅故失敗は許されない。階下の住人に迷惑をかけたくはない。なので一つ一つの作業を慎重にかつ着実に行って、漏水だけは絶対に避ける必要がある。しかも拙宅は小さな集合住宅なので、キッチンはかなり狭く設定されている。その狭い空間に浄水器とかディスポーザーとかがごちゃごちゃとしつらえられており、水回りはかなり複雑な造りとなっている。失敗は許されないため、事前に何度もシンクの下に潜り込んで、作業の手順をあらかじめ想定し、必要な部材とか必要な特殊な工具とかをあらかじめ購入した。それでついにことに及んだのだが、手に入れた蛇口はバージョンアップされており、古いものと微妙に造りが違っている。もちろんよくなってはいるのだが、頭にくることに用意した工具が使えなくなったりしてマジで往生した。上記したが、作業のためのスペースはたいへん狭く、メンテのことは全く考えていないことを骨身にしみて理解した。そりゃあ狭い空間にいろいろな機能を詰め込むのは素敵だと思うが、家って人が住むところなので、掃除とか修理とかのメンテが必要だ。それなのに各社で統一されていない様々な企画で作られた金具とか、蛇口とか、ホースとか、狭い空間に叩き込むのは勘弁してほしい。この業界はよろしくない。様々な規格で部材を製造しており、各社で互換性がない、というか故意にそのようにしているんだと思われる。アメリカならこういう時は楽だ。スペースはたいていはとりあえず広いし、企画は統一されており長い間変えられていないし、必要なものはホームセンターに行けばなんだって手に入る。実際、自分で家を建てることだって不可能ではないと思う。まあお金と体力と暇は必要だけれど。ともあれ、そういった悪条件をものともせず、終日働いて何とか新しい蛇口をきっちりと取り付けることができた。やるしかなかったので何とか半日でやり終えた。パッキンの使い方を間違って微妙に水漏れしてしまい、一度だけやり直す必要があったが、それ以外は問題なく、快適なキッチンがもどってきた。数時間状況を見守って、水漏れがなければ元通りに戻そうと計画しているので、待ち時間にこれを書いているというわけだ。

私の家はそこそこ古いので、今後メンテが必要になる設備が次々と出てくると思う。しかし水回りは最も難しいキッチンをクリアできたので、今後も自分でやっていこうと考えている。次はトイレかな?Washletを掃除のしやすい、タンクがないものに代えようと思っていたりするのだが、そういったことを考えるのは楽しくないこともない。浴室乾燥機も掃除してあげたい。24時間換気のモーターとかもだ。

ともあれ、今日はさすがに疲れはててしまったので、一杯飲んで眠るとしよう。それでは、また。

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